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今の若い人はなぜ簡単に年配の作家を侮辱するのか?


AIのことで結構言われたのが「老人」だと言った侮辱です

普通歳を重ねてもそれが侮蔑の意味にはなりませんが、若い人にとっては嘲笑の材料になります



AIが出る前からその傾向はあり
年配者がコミケに参加することに対してなんとなくの不満を持っている人がいました




そもそも君ら生まれた頃からインターネットがある世代だからわからないでしょうけど


私らネットがない時代に生きてた絵師は
ほんっとうに全く、コミケしか発表の場が無かったんですよ


と思うのですが「そもそもなんでコミケに執着するんだ」と言われてしまいました


なんでっていうか、、、30年前くらいからずっとそこでしか活動してないし、絵や漫画が見てもらえる場が無かったんだよ、、、




ネットが出来てから、というかSNSが出来てから?
ネット自体が絵の活動をする場所になったみたいです


それはちょっと私には思いつきませんでした
なぜかというと


「ネットに上げてしまった画像は誰がどう使うかわからない」

「タダで見てもらうと自分は損をするのではないか?」



としか思えなかったからです


なので

「若い人はすごいなあ!度胸があるなあ!

(私は依頼をされるかイベントに出るとかがない限り怖くて自分の作品を自分から発表するのは難しかったのです
そもそも自信がないので)


きっとアピールをすることに対して損得勘定がないんだろう

奉仕の精神かな?素晴らしい
私にはちょっと無理だわ

労力をかけた絵をタダで放流してしまうなんて
今の人の価値観は違うのかもしれない」


と思っていたのですが、、、


AIが出てきて今になって


無許可で勝手に絵を使われるのはどうこう
と喚いているのを見て



あ、、、、見返りを期待しないのでも奉仕の精神でもなんでも無かったんだ?、、、

そこのリスクがあるという考え自体がなかったんだな、、、


と、ちょっとびっくりしたんですけどね




まあそこは置いといて、、、




私は若い頃に年配の作家さんにそういう侮辱的な感じ方や否定的な感情を持ったことはありません

今でももちろんそうです
尊敬をしています


絵でご飯を食べていけるというのは
絵が上手く描けるとかよりも一番難易度が高く
大変なことだと思うからです




むしろコミケに自分が憧れている雑誌に載っているプロの人が現実にいるなんて!!
と思っていました



当然なのですが田舎にはプロの絵師が居ないし見たこともなかったのです

この世界のどこかに本当に作家さんが存在するんだろうかと思っていました
同じ世界にいる人間だと思ったことがなかったんです




今はネットがあるのでネットでプロの人を見かけるのは当たり前なんでしょうか?



しかも数字というヒエラルキーがあるので
年配の作家がフォロワー数が少ないということで下に見られているのではないかしら、、、



AIが出てきたからって簡単に侮辱ができる人間に変貌するのかしら?



もしかしたら元からバカにしていたから
年配の作家がAIを使っただけで罵倒できるんじゃないかしら




ちょっと思ったんですけど
今の若い人って私とかそれ以前のプロの人あんまり知らんのでしょうね?


ネットで絵師活動をしていないと認識されないというか



今の世代の人、そもそも商業誌でプロやってる人あんまりすごいと思っていない傾向があるような、、、


もしかしたら雑誌も見ないしテレビも見ないのかも、、、?



あと思ったんですがpixivとTwitterが出来てからのこの15年間で新しいプロの作家さん私知らないんですけど
若い人は今誰を尊敬してるんでしょうね?


いや、「ネット絵師さん」じゃなくてプロの業界にいるちゃんと本業になっていて作品で食べれている漫画家やイラストレーターの人で、、、、、なんですけど




pixiv Twitter系って見てないんですよ
人が多すぎて


(というか親元にいて学生で
好きなだけ絵を描いてもいい環境だったら
誰でも当たり前に神絵師になれると思うんですけどね?
私らの時代は特にそういう自由がなかったので)




誰か教えてください
どの辺の人が盛り上がってるんですかね?



#老害
#侮辱
#SNS
#数字
#ヒエラルキー
#ネット絵師

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