デジタルウェルビーイング入門4: 8つの領域
デジタルウェルネス実践のために学ぶべき8つの領域
デジタルウェルネスラボでは、デジタルの海を安全に航海するための基本作法を学ぶプログラムづくりを進めています。現時点では、次の8つの領域について学ぶ必要があるのではないかと考えています。
基本編
デジタルの世界は、まさにカオス。一度入ると、羅針盤がないと気がつくと思ってた場所と違うということがよくおきます。そこで、人生の羅針盤として「ウェルビーイング」という軸を立て、その上でデジタルの海のこぎ方を学ぶ必要があると私たちは考えています。また、デジタルデバイスを単に拒否するのではなく、よりよく活用するための「デジタルウェルビーイング」を目指すべきだと考えています。
(基本編の内容は、ホームの「デジタルウェルネスラボが考えるデジタルウェルネス」でご紹介している内容です。)
知識編
知識編では、そのデジタルの海の様々な潮の流れや法則を学んでいきます。
だれしも、スマホやゲームを、3歳のわが子に無条件に手わたすことをためらうものです。一方で、「大人は大丈夫」なのでしょうか。最低限の情報は知っておくべきだと私たちは考えています。なぜなら、そうしたデバイスには「罠」が多く仕掛けられているからです。しかし、これまでテクノロジーは、利便性ばかり強調され(または逆に一方的に批判され)、よりよい関係性を構築するという方向性は希薄でした。
しかし、何事も相手を知ることからよい関係性は始まります。大人も、デジタルテクノロジーが私たちに与えている影響について基本知識を学ぶことは必要だと考えています。そうすることで、デジタルの海の潮の流れや様々な誘惑や障害物に気がつけるようになるでしょう。
(知識編は、現在6つの分野を想定しています。用語集にデジタルウェルネスにおいてもちいられる用語を集めていますので、のぞいてみてください。)
実践編
そして、デジタルウェルネスを習慣化するために、具体的な実践を行う必要があります。まずは、こちらの「3つの実践」を参考にされるとよいでしょう。
※ 現在これらの領域を学ぶプログラムの開発を検討しています。
※ こちらのキーワード集には、これらの領域ごとのデジタルウェルネスに関連する用語がまとめられています。
基本編
領域1.デジタルウェルネスの基本
デジタルウェルビーイングの本質:テクノロジーと人が共同して価値あるウェルビーイングな社会をつくりあうには?
デジタルウェルネスとは?:「デジタルウェルネス」は、デジタルの海で「デジタルウェルビーイング」という目標に向かう「舟のこぎ方」
デジタルウェルネスの「3つの実践」:デジタルに気づき、ウェルビーイングのための選択を行う。
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知識編
領域2.デジタル環境
アテンションエコノミーとは?
監視資本主義社会とは?
なぜ、画面を見続けてしまうのか?
ディストピア社会を超えるには?
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領域3.デジタルテクノロジーのデザイン
なぜ、テクノロジーは中毒になるのか。その背後にある設計論。
デジタルウェルビーイングのための設計論とは?
テクノロジーの身体化と能力の発揮の方向性。
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領域4.デジタルと認知能力
なぜ人はつい見続けてしてしまうのか?
なぜデジタル世界で人は過激になるのか?
認知バイアスとは?
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領域5.コミュニケーション・生産性
なぜデジタルデバイスは、リアルなコミュニケーションを阻害するのか。
ファビング、メアプレゼンス、エコーチェンバーなど、デジタルデバイスの問題を表現した新しい言葉を学ぶ。
デジタルを活用した仕事における問題点と生産性向上のポイント。
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領域6.デジタルと心身への影響
デジタルデバイスは心身にどのような影響を与えるのか?
与える影響を評価する方法は?
中毒、依存症になったらどうしたらいいのか?またその見極めは?
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領域7.デジタルシチズンシップ
デジタル文化を理解する - リアルとデジタルの世界を支配する法則の違い
監視資本主義社会と言われるデジタル環境の中で身に着けておくべき基本作法や気を付けておくべきこと。
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実践編
領域8.デジタルウェルネスの実践
8-1.ウェルビーイングという軸をたてる
マインドフルネス、森林浴、デジタルデトックスなどの意義と実践
身体的な健康のためのセルフケアの大切さなど
8-2.デジタルへの気づき
デジタルデバイスの使用状況の評価
デジタルウェルネスリテラシーを高める
デジタルミニマリズムの実践など
8-3.テクノロジーを選択的に活用する
デジタルデバイスを管理可能な状態においておくことの大切さ(各種設定からスクリーンタイムマネジメントまで)
アテンション・エコノミーの時代に、気が散ることを克服するためのテクニックを活用する
職場や家庭の物理的な空間を見直す
休憩時間を最適化し、デジタルストレスが身体に与える影響を理解する
ウェルビーイングにつながる人間関係を作るためのテクノロジーを活用する
オンライン、オフラインでソーシャルキャピタルを構築する。
テレコミュニケーションのベストプラクティス
ウェアラブルデバイスなどの活用と問題点など
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(今後、新たな展開があり次第、次の記事を書かせていただきます。)
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