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妊婦さんの必修科目にしてほしい赤ちゃんのねんねの話

こんにちは、エミリーです。

現在、天狼院書店の「「超」ライティング・ゼミ」を受講しています。そこで週に1回提出している記事をこちらにも投稿しています。

今回、8/16締め切り分の第19回の課題を投稿します。3回目の5000字、果たして今回はホームページ掲載されるのでしょうか。


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「えーん、えーん」

夜中の1時ごろまた子どもが泣き出した。
「またか……」

長女が1歳ごろの出来事だ。
ここからは夫と私の総力戦だ。

まずは、背中をトントンする。
それでもダメならお茶を飲ませる。
さらに抱っこをする。

かなり眠い。
あと数時間で仕事に行くために起きないと行けない。
辛すぎる、いつかは夜泣きが終わると聞くけど一体いつなんだろう……。

そう、当時長女の夜泣きに悩まされていた。
フルタイムで仕事をしているので、夜に起きた分昼寝をするわけにもいかない。
毎日ボンヤリした頭で仕事をしていた。

「このままじゃダメだ」
そう思い、妊婦の時にお灸でお世話になった先生に小児ハリをお願いした。

ハリと言ってもホントに刺すわけではなく、
ツボを刺激して落ち着かせる感じである。

それでも効果はなく、毎日お風呂に入りながら、
「今日も2ラウンド目が待っている……」
と絶望していたのを今でもハッキリ思い出す。

「夜泣きはいつかは終わる」という言葉通り、
いつの間にか夜泣きは終わっていた。
大変すぎて今となってはいつ終わったのかハッキリ覚えていない。

しかし、2歳ごろになると今度は別の睡眠のお悩みができた。
それは、全然寝ないのだ!

体力がついてきたのか夜の10時になっても全然寝てくれない。
薄暗い豆電球の部屋で元気に遊んでいる。
下手したらベッドから落ちて泣いたりもして、カオスだ。
自分も起きていてねかしつけないといけないが、朝起きる時間は決まっている。
睡眠時間はどんどん減っていく……。

そんな感じで長女の時は睡眠トラブルに悩まされた。


しかし、次女が生まれた時に
「このままじゃダメだ!」と強く思った。
2児の育児は想像以上に大変だ。
あんな寝不足で頭がボンヤリしている状態で仕事と育児は辛すぎる。

そこで、赤ちゃんの睡眠の関連の本を片っぱしから調べた。

そこで行き着いたのが、子どもの睡眠コンサルタントの愛波文さんの書いた『ママと赤ちゃんのぐっすり本』。

この本は私にとってバイブルのような本だ。
この本で私の生活は救われ、今も悩んだ時にページをめくっている。

このバイブルに行き着くまでに他の本2冊とSNSで役に立ったことがあるので紹介していきます。


まずは、『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド(清水悦子)』です。
この本で基本的な生活リズムを整えた3点を紹介します。

①朝7時までに起こす
太陽の光を浴びることで生活リズムを整えます。

これはなかなか大変でした。
なぜなら夜泣きで眠いので自分も起きられないからです。

でも次女の時はでも育休中とはいえ、長女の保育園があったので、
なんとか子どもたちと一緒に7時には起きました。
子どもたちを太陽の光があたる場所で遊ばせておいて朝食作りをしていました。


②昼間は活動的に過ごす
活動的と言っても赤ちゃんを連れて行ける場所というのがあまりないので、実行するのが難しかったです。
目的もなくお散歩するのが苦手なので、「コンビニまで行こう」のように用事を作ってお出かけしていました。
たまに支援センターにいくこともありました。


③イチャイチャタイム
寝る30分前にイチャイチャタイムを取るということです。
薄暗い寝室で、授乳してから寝ることにしました。
また、長女もその時に一緒に寝室に来てお話をしたり、手遊び歌をしたりしていました。
私もこれは楽しいし、仕事に復帰してからは気持ちを切り替えて寝るのに役に立っています。


この3つはかなり基礎的なことだと思いました。
「生活リズムを整えることで、生活リズムの乱れからくる夜泣きを予防する」
そんな印象でした。

次は、Youtubeやインスタライブで勉強しました。
ねんねママや小櫻若菜さんの発信内容を読んだり、聞いたりしました。
インスタライブなどで質問できるときは質問したりしました。

ここで学んだ一番大事なことは、
「活動時間」です。
これは、赤ちゃんがご機嫌に起きていられる時間のこと。

赤ちゃんの起きていられる時間はウルトラマンのタイマーのように限られています。
例えば2〜3ヶ月の赤ちゃんは、約1時間〜1時間20分しか起きていられません。
これを超えてしまうと疲れ過ぎてテンションが上がってしまい、寝ぐずりや夜泣きの可能性があります。
大人は疲れたら眠くなりますので想像しにくいですが、徹夜した後にテンションが上がり過ぎて眠りにくいのを想像したら良いかと思います。

これは目から鱗でした。
今まで機嫌が悪くなってから寝かしつけしていたのですが、それでは遅く、それまでに寝られるようにしてあげないといけなかったのです。

赤ちゃんが泣いているのはママにとって嬉しくないことです。
でも完全に眠くなるまでに寝かしつけを始めることで、グズる時間が減るので自分の精神的にも楽になりました。


次に学んだのが、『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座(ジーナ・フォード)』という本です。

この本には月齢別の1日のスケジュールが細かく記載されています。
赤ちゃんの食事や睡眠の時間はもちろんですが、ママの食事の時間まで書かれています。これはママが自分の食事をおろそかにしがちだからという配慮だそうです。
学生でいう時間割みたいなものですね。

私は次女が0歳の頃、長女の保育園の送迎があったので、このスケジュール通りに生活することが難しかったので、参考程度にしました。

ただ、その中で一番大事な考え方が、「大人が赤ちゃんの生活をコントロールする」ということでした。

コントロールというとあまり良くない言葉のように聞こえますが、
要は「出来る秘書」のように先回して準備してあげるという感じです。

お腹が空く前にご飯をあげる。
眠くなる前に寝かせてあげる。

赤ちゃんに振り回されて、赤ちゃんの機嫌次第で対応するより、
赤ちゃんの欲求を先回りして満たしてあげることでご機嫌よくいてくれる方がママにとっては気持ちが楽になるのではないでしょうか。

なので、私は先程の活動時間を参考に、現実的に可能なスケジュールを決めて生活していました。

例えば、生後7ヶ月頃はこんなスケジュールでした。

7時  起床、離乳食
8時半 長女の保育園の送り
9時  朝寝(1〜2時間)※布団で
11時  授乳
13時  ミルク
14時  昼寝(1〜2時間)※布団で
15時半 長女の保育園お迎え
16時  お風呂
18時  夕寝(15分〜30分)※抱っこ
19時  寝室でミルク・授乳
    就寝※布団で

もちろん絶対この通りに生活できるわけではないし、外出したりすることもあるので、あくまで目安・指針です。

でもこのように生活の見通しがたつと、赤ちゃんがご機嫌でいられるだけでなく、
自分も
「もう少ししたらお昼寝だからそこでコーヒーを飲みながら休憩しよう」
「今日は疲れているからお昼寝の時に一緒に寝よう」
というように考えられます。

しかし生後6ヶ月ごろ、ねんねがうまくいかなくなりました。
抱っこでしか寝ない。布団におろすと30分で起きてしまう。
「せっかく苦労して抱っこで寝かせたのに……。
すぐに起きちゃうんじゃ、自分が休んだり好きなことしたりできない!」
私は想定通りいかないし、疲れてイライラ。
睡眠時間が足りないので子どもも不機嫌となってしまいました。

ここで、私のバイブルとなった『ママと赤ちゃんのぐっすり本』の登場です。
3点紹介します。

①寝室の環境の見直し
真っ暗だと怖いかなと思い、豆電球にしていましたが、実は逆効果で真っ暗な部屋の方が良いそうです。
自分も真っ暗の方が寝やすいので、これは助かりました。
遮光カーテンなどを使う方法もありますが、
うちはルーバーという雨戸みたいなものがあるので、簡単に真っ暗にできました。
お昼寝の時も真っ暗な部屋で寝ます。

そして、安全な寝床にする。
大人のベッド2つくっつけたものに寝ていましたが、だんだん動くようになってきました。
「いつ落ちるのか」とハラハラしていたので、これを機にベッドの足を外してほぼ布団と同じような高さに低くしました。


②ねんねルーティン
毎日同じルーティンになるようにしました。
こうすることで子どもも
「これから何が起こるの?」という不安を減らすことができます。

リビングで手遊び歌で遊ぶ→抱っこで真っ暗な寝室へ→一緒に横になって、ゆりかごの歌を歌う→「ねんねの時間だよ〜」と伝える

これを昼寝でも夜でもやっています。


③ネントレ
ネントレはねんねトレーニングの略で、何かしらの方法で赤ちゃんが自分の力で寝れるようにトレーニングすること。
赤ちゃんは大人と違って睡眠が下手なのです。

ネントレという言葉は良く聞くと思います。
赤ちゃんが泣いても放っておくというイメージがあり、可哀想なので私も長女の時はやりませんでした。

実際にやっているとホントにたくさん泣くので心が折れそうになります。
でも、このまま寝不足で不機嫌なのは可哀想だし、私も辛いので、覚悟を決めてやりました。
「この方法で2週間はやる!」という覚悟がホントに大事です。
途中で変えてしまうと意味がありません。

私がやったのは「タイムメソッド」という方法でした。
赤ちゃんを起きている状態でベビーベッドや布団に置いてママは部屋を出ます。
決められた時間だけあやします。
部屋に入る間隔を少しずつ開けていくことで赤ちゃんが自力で落ち着き、寝てくれるようにガイドするというものです。

1日目には、
3分後に部屋に入ってあやす(1分以内)
→部屋をでて激しく泣いている場合、5分後に部屋に入ってあやす(1分以内)
→部屋をでて激しく泣いている場合、8分後に部屋に入ってあやす(1分以内)

2日目には、
最初が5分になり、8分、10分となります。
日によって間隔が伸びていきます。

最初の日は結果的に1時間近く泣いていましたが、日を追うごとに寝付くまでの時間が短くなっていきました。
それには自分の気持ちとの戦いでしたが、子どもが自分で寝付けるようになるとかなり楽になりました。


現在、1歳を超えてどうなったかというと、0歳11ヶ月のときに保育園に入園しました。
ホントは朝と昼の2回お昼寝をして欲しいのですが、保育園ではお昼の1回しかお昼寝がありません。
ここで夜泣きなどのトラブルにつながるかと思いましたが、長女の時のように夜泣きをすることなく、とても助かっています。
もちろん寝室の環境は整っていますし、土日は朝7時までに起こして活動時間を意識しつつ1日2回お昼寝をしています。

ネントレをして1人で寝る練習もしましたが、今では夫と私がやりやすいやり方に変えました。
一緒に暗い部屋でゴロゴロして、大人も眠ければ寝る、眠くなければ子どもが寝たら部屋から出るということにしています。

いろんな方法はありますが、自分たちが心地良いやり方をやるのが一番です。

ただ、妊婦さんにはぜひ赤ちゃんのねんねのことを知っておいてほしいなと思います。
ママにとって自分の睡眠時間がうまく取れなかったり、生活が赤ちゃん中心になってしまうのがかなりのストレスになると思います。

母親学級や産院で沐浴の仕方やミルクの作り方、おむつの代え方は学びますが、赤ちゃんの睡眠が大人と違うことは知る機会がありません。

なので、ねんねのことを知っておくと
「なんでこんなに大変なの!?」
「寝不足で辛い、自分の時間がなくて辛い」
ということが減って、赤ちゃんとの時間を楽しむことができるのではないでしょうか。

赤ちゃんとの時間はあっという間です。
大変なこともたくさんあるけど、嬉しいこともたくさんあります。
貴重な時間を楽しめるように、赤ちゃんのねんねについて学んでみませんか?

ーーー本文ここまでーーー

今回も残念ながら掲載となりませんでした。5000字は難しいです…。

でも最初は不安しかなかったのですが、5000字の文章を書くことに少しずつ慣れてきたように感じます。

また頑張ります!


ありがとうございます

エミリー

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