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わたしは、なんのために旅をするんだろう。
オーストラリア政府観光局とTABIPPOさんがタッグを組んだ「オーストラリアツーリズムゼミ」というものに参加しています。
全4回のうち、昨日で3回の講義を終えました。(昨日の講義が終わったのはニュージーランドの11日午前2時…ですが、眠気を忘れるくらい楽しかったのです。)
第1回から3回までの間、オーストラリアのワーホリのことはもちろん、これまでの自分の旅について振り返ってみました。
※オーストラリアツーリズムゼミの講義を受けて感じた「旅について」の内容です。オーストラリアについては前半ですこし触れていますが、全体としては旅についての内容となります。
わたしにとってのオーストラリアは「新しい自分と出会った場所」
オーストラリアは、「憧れの場所」。
ずっとずっと「あの青い空と海をこの目で観てみたい」と、その日を夢見ていたのだから。
23歳、ついに自身の目でその景色を臨み、自身の足でその地を踏みしめたことで、オーストラリアは「憧れの場所」から「夢がかなった場所」となりました。
もう二度と経験したくないこともあるし、苦笑いしちゃうような思い出もあります。お金が底をつきそうになってどうしようもなく途方に暮れたこともありました。
そんな苦しい気持ちや悔しい思いもいっぱいあるオーストラリアだけれど、これまでの自分ではとうてい考えられないようなことができてしまったのも事実です。
自分の殻を破って、世界観を覆して、興味がなかったことにも挑戦して…
「夢がかなった場所」であるオーストラリアは「新しい自分と出会った場所」です。
初めてのひとり旅は、涙から始まったバースデープレゼント
わたしにとって初めてのひとり旅と呼べるものは、警察学校時代に遡ります。
北海道内で就職したわたしは、連休を利用して、京都の大学に進学した高校生の頃の大親友に会いに行くつもりでした。しかし、「道外への旅行は警察学校を卒業してから」ということであえなく却下。
思ってもいなかった言葉に、その場で大号泣してしまいました。「久しぶりに大親友に会える」と期待に胸を弾ませていた19歳の少女は、まるで頭を金づちで殴られたような衝撃を受け心が空っぽになってしまったのです。あのときのショックは今でも忘れられません。
「彼女に会えないなら、この連休はここにいたってしょうがない。どこか、遠いところへ行かなきゃ」
そして、初めてひとりで旅に出ました。JRで約4時間、2泊3日の旅。
この旅で、ひとりで知らない街を歩く新鮮さがたまらなく好きになりました。パンフレットをみて行きたいところを訪れるのも、気になる看板に吸い込まれるように向かっていくのも、ぜんぶ自分の心が赴くまま。
ワクワクする方向に素直に進んでいける身軽で気軽なひとり旅というものを、大親友に会えない悔しさと引き換えに知ってしまったのです。
このひとり旅は、二十歳になった自分自身への最高のバースデープレゼントとなりました。
ひとり旅の頻度を上げたのは、会いたい気持ち
二十歳を迎えてひとり旅の魅力を知ったわたしですが、もうひとつ、だいすきなこととして外せないことがあります。
わたしについて知っている方はお察しいただけると思うのですが…、それは、浜崎あゆみさん(以下あゆちゃん)です。
あゆちゃんのおかげで今のわたしがいるというのは決して言いすぎたことではなくて、もう20年以上もあゆちゃんの歌や言葉がわたしの人生に寄り添ってくれているのです。
そんなわけで、あゆちゃんに会いに行くための旅なら、ひとりで飛行機に乗ってどこへでも行くようになりました。
あゆちゃんのコンサートを目的としながら、近くに住んでいる友人に会うことや水のある風景、ご当地グルメやのんびりとカフェで過ごすことでフルに楽しみ倒すのがわたしの旅。
あゆちゃんに会うことで、心が潤い、エネルギーが充電され、生きる力が体じゅうに漲ってきます。
友人に会うことで、思い切り笑って心がほぐされ、刺激を受け、「よし、ま頑張るか」と心が引き締まります。
水のある風景にとけこむことで、心のサビが取れて癒やされ、周りの雑音から開放され、ニュートラルになります。
美味しいものを食べることで、しあわせな気持ちいっぱいになり、自然と頬がゆるんで笑顔になります。
あゆちゃんに会いたいという気持ちが原動力となり、さらに旅が好きという気持ちも加速させてくれました。
旅の目的は「会いに行くため」
旅で出会う感情には不思議なものがあります。
自分から生まれている感情なのに、なんだか自分以外の誰かが感じたことを本で読んでいるみたいな、物語に入り込んだような感覚。
そうやって、旅に出るたび、まだ出会ったことのない新しいわたしに出会っていくのです。
だからわたしは、あゆちゃんに、お友だちに、素敵な風景に、美味しいものに、新しいわたしに。
「会いに行くため」に旅をつづけます。
with LOVE, nana
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