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宛名のない手紙

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#平成最後の夏

新しい朝、新しい日常。コーヒーマシンと救世主

日常というのは、知らない間にできあがっているものだ。フィットするものというのは、わたしにとって足音のしない、突然そこに存在するなにか。 「コーヒー好きだよね」 友人からの連絡に、もちろんと返事をした数日後に届いたのは、コーヒーマシンだった。 そもそもどうしてここまで関係が続いているのか、なんてことすらよく覚えていない。分かち合った思い出がたくさんあるわけでも、共通の何かがあるわけでもなかった。 そういえばごはんを食べにいったり、わりとしっかりとしたメールのやりとりをし