すれ違い続ける、という永遠について
精神年齢が高すぎると言われた少年たちは、もういない。自由でいいねと雑な優しさで喩えられたふたりも、知らず知らずのうちにどこかの歯車になっていた。
大して変わっていない気がしている見た目も、わりと変わっていた。あの頃、校則すれすれのスカート、黒タイツにレース、ローファーを履いたわたしたちは無敵だった。
永遠なんてない、と笑いながら物語に魅せられ続けているわたしたちは、多分ずっと永遠を探している。ただ、永遠という言葉にはどこか「ずっといっしょ」とか「となりであるく」とか、そ