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そうだ、免許を取ろう。4章

『進路変更100本ノック』

昨日も前回の記事同様、努力の結果散々な言葉を浴びせられて合宿4日目。運転教本に「疲労しているときは運転をするべきでない」と書いてあったので、昨晩は22時半に寝て5時半に起床、万全の健康コンディションを整えてきた。アスリートも身体作りが一番大事だと言ってるし、私の努力に間違いはないだろう。いつもより早めに登校して教習コースを一周。昨日の復習ポイント確認よし。

運転教習の結果は、散々だった。シュミレーションも復習もしっかりしてきたつもりだったが、「視野が狭い」「安全確認ができていない」などと昨日と同じことを注意されてしまった。ハンドルを回すたびに悔しく情けなく頭が困惑してくる自分がまた悔しい。
でも、やっと今日大事なことに気がついた。私は今まで「自分のひとさじで人を殺すかもしれない」という自覚を持たないで運転をしていた。つまり、「マジの目」になっていなかったんだ。それに気づけたのも2限目。教官から「縁石の上に大事な人が寝ていると思ってやってごらん」と言われると急に無事S字狭路を通過できたのだ。その時、運転していて初めてマジの目になる自分を実感した。それにしても人間の想像力には感心する。

そして、最後に教官から「進路変更100本ノック*でもやってきたら?」とふくみ笑いで言われた。その笑みにはダメ人間認定された者に送るそれがこめられていた。悔しい、悔しい、自分が思い通りにできない時が一番悔しく一番涙が出てくる。100本ノック、意地でもやってやるんだから。
仮免試験まで明日と明後日、私に与えられた時間はごくわずか。神様は乗り越えられない試練は与えない。

「自分を、信じなさい。
信じたら、続けなさい」(志村けん語録)


今のところ崖転げ落ち中のナナオロウですが、どうか応援ください。


最後に、今日嬉しかった出来事で締めようか。
今晩のお弁当に、シャケが入っとった。


私の人生トゥービーコンティニュー
ナナオロウ(2020/7/31 19:30手記)
つづく


*進路変更の際の後方確認→方向指示器出し→後方側方確認→進路変更という手順を100回繰り返すもの