そうだ、料理人になるのだ。3章
『決めれた』
あれから凄く凄く悩んで
決めた。
1店舗目のイタリアンにする。
第一に、私は今アルバイトしている
チニャーレが大好きだ。(名前出しちゃったけどみんな目を瞑って)
人も味も店も、大好き。嫌で離れるのではなく、大袈裟に言えばその人たちのことを信じてこれからのためにそこを離れることにした。もし、その店のシェフが独立したらそこで雇ってもらえるような力をつけておくために。少しでも好きな人達の力になれるような自分になるために、同じ世界の事、違う場所だけど経験を積みたい。
あとひとつ、私は田舎暮らしに憧れを抱いている。農業研修や免許合宿に行ってからその思いは強くなり、将来働く場所、開く店も含めて都会パターン、田舎パターン、色々なことを考え始めた。そして、そのためにはイタリアンで経験を積んだ方が後々仕事が見つけれやすい気がした。
はあ昨晩は一瞬自分を見失いそうになるくらい悩んだ。
でも良かった決めれた。まだ0.01くらいの踏み出しに過ぎないけど、これからが踏ん張り土俵開幕だ。
それにしても粘土って、なんでこんなに穏やかに没頭できるのだろう。
これからに備えて、今夜は粘土を捏ねておこう。
私の人生、トゥービーコンティニューなのだ
ナナオロウ(2020/08/22 13:30手記)