頼みごとの異文化比較

パリに住んでいると、いろんな国の人と出会う。

日々、大小、色々な頼みごとをしたり、されたりする。

えっ、、と一瞬返答に困るような、

そんなことまで頼んでくる?と日本人的常識では

思っても見なかったことを頼まれることがある。

始めは慣れなかったけれど、日本とパリの違いは

Noと言って良いこと。

ここでは嫌ならNoと言う権利が認められているから、

頼む方もとりあえず、頼んでくる。

けれど困る頼みごとはお断りしても、

それで人間関係に後々まで波風が立ったり、

縁が切れることは少ないと思う。

(ただし心地良い頼み方と、心地良い断り方を知っておくことは大切)



日本では、相手にNoと言わせるのは失礼、

相手が困ることはお願いしないのが、

暗黙の了解の大人のマナーだと感じます。

日本にいた時はこう言う日本的気の回し方を

まどろっこしく感じていましたが、

今思うと素敵な繊細さだなと思います。


この日本的礼儀作法はこちらではリスペクトされません。

とりあえずダメもとでも自分の意見を押したり、

悪気なく断るしなやかさを身につけていきたいです。



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