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vol.4「ここが私のアナザースカイ」大手外資系ITバリキャリ女子とカナダの秘密

みなさん、ごきげんよう。ななおです。

このブログでは、
\なんか人と違くて、気になる/
そんな自分らしく人生を楽しんで生きている人の秘訣(ヒミツ)を
インタビューを通して暴露していきます。

ゲスト紹介

今回のゲストはMacoさんです。
私が住んでいるシェアハウスメンバーのお友達で最近知り合いました。
自由でのびのびとされている印象でとても素敵だなと思い、様々聞いてみると’カナダ’と深い縁を持っている方でした。
どんなきっかけで’カナダ’に出会い、4回も行くほど魅了されていったのか。
Macoさんのアナザースカイ、カナダの魅力を合わせて聞いちゃいます!

Maco

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四国出身/ENFJ(主人公型)

大阪大学卒業後、
現在は、大手外資系IT企業にて、対企業に対しての働き方改革・リモートワークを推進。企業にツールを導入し、かつ人を巻き込み、動かし、モチベートさせる仕事。チェンジマネジメント資格保持。

Q.Macoさんはどんな性格ですか?
A.シンプル思考、ポジティブ、楽観主義です。

Q.元からそういう性格でしたか?
A.元々は完璧主義な性格で結構人の目を気にしていました。「有名な大学に入って、良い会社に入って、素敵な人達と出会って~」というのが回りに満ち溢れている環境でした。
たまに「帰国子女なんでしょ?」とか「親がバリバリ海外とかに行っていたからそういう思想になったのではないか?」と思われるのですが、スタートラインは超日本人です。

[学生時代]進学校で主席になるが虚しさに襲われる

Q.どんな学生時代を過ごしていましたか?
A.自分は優等生タイプで高校1年生までずっと主席でした。
めちゃくちゃストイックだったので100点以外意味がないと思っていました(笑)文武両道、何にも手を抜かない感じの中高生でした。

勉強していたのも、医者になりたい!宇宙飛行士になりたい!という大きなビジョンや夢があったわけではなく親や先生から褒められる、比較的得意だったからでした。しかし最初のテストで主席になり、次に何を目指していいか分からず、周りの期待値に答えるために勉強するという価値観で生きていたので、自分の中身が空っぽで虚しかったです。

[転機]英語のディベート大会へ出場

Q.変化できる転機はありましたか?
A.先輩の代わりに、自分がディベート大会に代打出場することになり、そこで出会った先輩に影響を与えてもらいました。

Q.どう変わりましたか?
A.その方は多くの渡米経験を持っている方だったので、英語でうまく自分の意見を言う姿に感化されました。

カナダの教材や教育方法、発達心理学、多言語教育学などを取り入れたプライベートスクールにその先輩が通っていると聞き、自分も見学に行ってみることにしました。

[出会い]プライベートスクール

Q.実際どうでしたか?
A.先生はネイティブのカナダ人と日本人で、とてもパンチの効いている、think outside the box ※1な考え方の人達でした。

先生たちは暗記中心な日本教育に対して危機感を持たれていました。
なぜなら、世の中は答えがないことの方が多いし、教科書を暗記していい成績を得たところで自分の意見がなかったら book smart ※2なだけだからです。

自分の考えや経験をもとにした実践的な方法が求められているのに、日本の教育はそこにフォーカスができていない。

とてもアグリーだなと思いました。私自身がまさにこの日本の教育という鳥籠の中に閉じ込められているなと感じて、高1の秋からスクールに通い始めることにしました。

※1 型にはまらない、既成概念にとらわれない考えをすること
※2 習った通りに勉強ができるが、実践が足りていないこと

Q.授業内容はどういうものですか?
A.世界で起こっている時事問題に対して英語でディスカッションをしたり、統計やプログラミングの考え方を身につけて数字やデータに基づいた思考の組み立てをしたり、時には表現力を養うために演劇をしたり洋楽を歌ったりしていました。

[挫折]人生の目的は何か?

Q.印象に残っている出来事を教えてください。
A.今でも覚えているのが、西洋圏の教育のベースとしてあるクリティカルシンキングのコースですね。

例えば、学校には色んな校則がありますよね、でも日本では校則(ルール)は従うもの、whyと疑問を持つことはほとんどない。一方で、海外だとなぜ金髪はダメなのか、ピアスはダメなのかなど、whyをちゃんともつ特徴があります。日本で過ごしていると、そのwhyを持つことすらなく、脳が停止してしまっていると思うんです。

考えが縛られている典型例として、私がクリティカルシンキングのコースを受けていた時に、「what's the porpose of your life?」あなたの人生の目的は何か?という問いがあったんです。

スクールにいた中学生たちは脳が柔軟でスルスルと自分はこんなことしたいとか、こんな目的でこれをやりたいと意思があるのに、私は完全に受験脳になっていたので、何も出てこず、絶望しましたね(笑)今まで授業で分からないことはなかったし、周りの人よりも遅れているという経験をしたことがなかったので、スクールの隅っこで打ちひしがれて、ぽろりと半泣きでした(笑)

それがきっかけで、「中身・芯がある人に変わるために、カナダの大学に行きたい!」と思うようになりました。

Q.実際はどうしましたか?
A.留学を軸にカナダの交換留学制度がある日本の大学を選びました。
スクールのカナダ人の先生にも結局決断するのはあなただから。と言われ、自分の人生は自分が決断しないといけないから、必要なマインドセットやスキル、考え方はちゃんと学ぼうと思ってました。

カナダへの渡航歴

①サスカチュワン/1か月(高2の冬)

見渡す限り、雪と自然と平地という大自然の中で、頭も身体も使った教育プログラムに参加しました。現地の温かなカナダ人たちと過ごした時間、広大な平地と遮るものが何もない大きな青空は今でも鮮明に覚えています。
ここで完璧主義の凝り固まった思想から柔軟な考えに変化していきました。自分の生き方、進路に大きく影響を与えてくれる人達と出会いました。
人生で初めて見たオーロラは本当に綺麗で感動しました。

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②バンクーバー/1年間(大学3年生秋~4年生秋)

サスカチュワンとは対照的ですが、大都市バンクーバーにずっと行きたかったんですよね。名門ブリティッシュコロンビア大学(UBC)で生物学と心理学を勉強していました。ずっと目標にしてきたカナダの大学で勉学やボランティアなどの経験ができただけでなく、7年たった今でも連絡をとりあったり、クイックに zoomで近況報告をしあえるような友達と出会えたことが人生の財産になっています。卒業後に大学院に進むか、就職をするか色々考えていましたが、私は研究者タイプではなくジェネラリストだと感じたので、一旦社会に出てみてまた自分に必要なスキルや学びたいことが明確になったら、また海外の大学院に戻ってきたいなぁと思ってますね。

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③プリンスエドワード島/トロント/モントリオール(大学4年10月頃)

就活が終わって社会人になる前に、カナダ東海岸(プリンスエドワード島、トロント、モントリオール)に行きました。プリンスエドワード島は赤毛のアンの舞台になった島で、その島にいるだけで癒されるような、文字通り幸せを感じる島でしたね。自転車を借りて一日中サイクリングをして宿からかなり離れた海岸線に着いたのがもう日が暮れて夜になりかけていて、このまま自転車で帰るのは体力的にも時間的にもきついね・・・と途方にくれていたところ、2人分の自転車も乗せられるくらい大きいタクシーが海岸線にとまっていて(運転手は呑気に音楽聞いて寝てました笑)、その瞬間本当にありがとう神様!って思いました(笑)

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そんな経験をした後、トロントに住んでいたカナダ人の友達に会いに旅行に行きました。トロントやモントリオールは大都市で少し疲れたので、プリンスエドワード島と順番を逆にした方がよかったなと思いましたね。

④バンクーバー/1か月(社会人リモートワーク生活)

アメリカに出張があり、そのついでに夏季休暇とリモートワークを組み合わせて、バンクーバーに留学していた時に大の仲良しになったカナダ人の友達の家に1か月滞在してから日本に帰ってきました。学生時代を色々思い返しながら、本当に初心に帰ったような毎日で、社会人になってからライフワークバランス過去最高に良かった忘れられない夏でした!私がUBC留学時代に、バンクーバーの観光地や有名スポットは行き尽くしていたので、現地人っぽい local activity をたくさん体験しました。

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Q.何度も行きたくなるくらい好きなわけはなんですか?
A.進路に悩んでいた時にキッカケを与えてくれた国だからです。経緯があることがやはり大きいですね。そして人も大好きです。具体的には、カナダ人は、フレンドリー・思考がオープン・波長が合う・温かみがあるなと思っています。

これからの人生

Q.これからはどういう生き方をしたいですか?
A.日本、海外に関わらず場所にこだわらない生き方をしていきたいです。
もし家庭をもって子供ができたら、海外の教育を受けさせたいなと思います。今までの経験や語学力を生かして、自分らしく「自由な」人生を歩んでいきたいなと思います。

まとめ

優秀な経歴をお持ちのMacoさんですが、その背景には虚しさや挫折の経験を乗り越えてきた過去があり、その転換点にはいつもカナダとの関わりがあったということを教えていただきました!

Macoさんのお話を聞く中で人はいかようにも変化できるんだなということを感じました。そして人を動かす思考やその思考を作りだす環境の大切さを改めて痛感しました。

私もカナダの大自然に触れたくなったので、その時はMacoさんに現地を案内してもらおうと決意しました!w

Macoさん、インタビューさせてくださり誠にありがとうございました。


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