ナナオキ

剣と魔法の世界でも異世界転生でもないけど、いつかどこかで読んだようなファンタジー小説と…

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剣と魔法の世界でも異世界転生でもないけど、いつかどこかで読んだようなファンタジー小説と下手くそなイラスト綴ります。長編の予定です。普段も文字を扱う仕事をしていますが、こちらでの小説は自制心なく好きなように書き綴っています。 お時間あるとき、時間つぶしにでもご一読ください。七緒希

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  • ■再掲版■ファンタジー小説「オボステルラ」第一章「鳥が来た」

    ファンタジー小説「オボステルラ」第一章「鳥が来た」、再掲版です。文章をやや校正してやや読みやすくしていると共に、挿絵の数を増やしています。

  • ナナオキの写真日記的な記事

    時折投稿する、写真日記的な記事をまとめました

  • ファンタジー小説「オボステルラ」第四章「狼煙の先に」

    ファンタジー小説「オボステルラ」第四章「狼煙の先に」です。

  • 連載小説【ファンタジー小説 オボステルラ】挿絵まとめ

    個人的に一覧ですぐ見られる状態にしたいという目的で、 挿絵だけの一覧ページをつくりました。 改めて並べてみると、リカルドさんの髪の長さが毎回違う…。 多少の成長の跡は見られる気がします。 生暖かくご覧くださいませ。

  • ファンタジー小説「オボステルラ」第三章「消えた少年」

    ファンタジー小説「オボステルラ」第三章「消えた少年」です。

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連載小説「オボステルラ」 各話まとめ

ファンタジー小説連載「オボステルラ」目次です。 オボステルラ第一章「鳥が来た」■1話「北の村のゴナン」 ■2話「旅人リカルド」 ■3話「”お屋敷”へ」 ■4話「リカルドの作戦」 ■5話「彼方星の下で」 ■6話「掘り起こす」 ■7〜9話「少しの棘」 7 8 9 ■10〜12話「そして」 10 11 12 ■13〜15話「鳥が来て」 13  14 15  ■16〜19話「ゴナンの人生」 16  17  18  19  第二章「新しい街で」■1〜4話「

    • ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 7話「少しの棘」(3)

      << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 7話「少しの棘」(3)  1日かけて、なんとか落とされた石の全てを上げることができた。結局はその程度のささやかな妨害だったのだ。一行は家へと戻り、リカルドはテントを一旦片付けて荷造りし、見張りのためにゴナンと共に再び穴の方へと向かう。ミィも着いてきたがり、母ユーイがなだめるのに大変だった。  穴に再び着いたのは、もう随分、日も傾いた頃。 「せっかくだから、テントの立て方を教えようか?」  リカルドの申し出に、ゴ

      • 【写真日記的な】どれだけ忙しくても寄り道は怠りません

        こんにちは!ナナオキです! ファンタジー小説「オボステルラ」第五章鋭意執筆中です! ぜひ、ご一読くださいませ! 第五章スタートまでに忘れられないよう、第一章をリバイバル上映中です(笑)。当初描いてなかった挿絵を描き足しつつ。 第1話はこちらです! さて、9月は本業が忙しい忙しいといいながらもわりとnoteは更新している気がしますが、まあそんなものです。 で、仕事ではどこそこ出かけて回る日々が続いていますが、遠方に出た日は意地でも寄り道をするのがナナオキの仕事の流儀…!

        • ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 7話「少しの棘」(2)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 7話「少しの棘」(2)  「だいぶはかどったなあ」  昼になり、休憩のために上ってきたゴナンとリカルドの2人。確かにリカルドも調子がよかったように思う。ゴナンは腕をさすった。リカルドとの話が楽しかったのもあるが……。 「なんだか、今日はいつもより涼しかったんだよね、穴の中。それで疲れにくかったのかも」 「え、そうだった?」  リカルドは驚く。彼は長袖を着ていたから気付かなかったのかもしれない。リカルドはアドル

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        連載小説「オボステルラ」 各話まとめ

        • ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 7話「少しの棘」(3)

        • 【写真日記的な】どれだけ忙しくても寄り道は怠りません

        • ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 7話「少しの棘」(2)

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          11本
        • 連載小説【ファンタジー小説 オボステルラ】挿絵まとめ
          6本
        • ファンタジー小説「オボステルラ」第四章「狼煙の先に」
          110本
        • ファンタジー小説「オボステルラ」第三章「消えた少年」
          108本
        • ファンタジー小説「オボステルラ」第二章「新しい街で」
          59本

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          【写真日記的な】満月ではない中秋の名月だよとか言われると、つい撮っちゃう

          こんばんは! ナナオキです。 中秋の名月、雲一つないいい天気! そして、「満月じゃない中秋の名月なんですよ〜」などとニュースなどで煽られると、うちの防湿庫で長年熟睡している望遠レンズをついつい取り出してしまいました。 まずは、いつものFUJIFILM X-S10で挑戦! タムロンのちょい安望遠レンズ(Canon EF マウント)をアダプターで装着! なんだこの、レンズとボディとのバランスの悪さ(笑)。 うーん、どうしてもぼけちゃうけど、まあ、いいんじゃない? でもや

          【写真日記的な】満月ではない中秋の名月だよとか言われると、つい撮っちゃう

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 7話「少しの棘」(1)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 7話「少しの棘」(1)  掘り始めてから10日余り。  穴は深さ5メートルを越え、上からは底の方が見えづらくなってきていた。  壁に沿って螺旋状に作った石段を上り下りしながら、土を掘り掻き出していく。壁を固める集めた石も足りなくなってきたが、これは他の村人達が手伝ってくれた。占い師のお告げ(アドルフ創作の)では、井戸を掘るのがゴナン達兄弟であればいい、ということだからだ。どうせならば、村人全員で掘りましょう、など

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 7話「少しの棘」(1)

          世代的にはドリフ大爆笑と言うよりも、加トちゃんけんちゃんご機嫌テレビをガッツリ観ていたかんじなので、今日、テレビで総集編?みたいのあってて、めっちゃわらった。やっぱおもろいな。探偵のやつ、大好きだった。

          世代的にはドリフ大爆笑と言うよりも、加トちゃんけんちゃんご機嫌テレビをガッツリ観ていたかんじなので、今日、テレビで総集編?みたいのあってて、めっちゃわらった。やっぱおもろいな。探偵のやつ、大好きだった。

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 6話「掘り起こす」(2)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 6話「掘り起こす」(2)  夜、南の空には彼方星。相変わらず雲一つ無い。  その空と星の下、テントの外でリカルドとアドルフが、今日の出来事について語り合っている。ゴナンもその横で話を聞いていた。今日はお酒は飲まないようだ。 「…学術的な裏付けや論理的な説明よりも、占いの方が信じられるんですね」 「まあ、こんなものですよ、この村では」  原因がある事象は理解しようとしないが、原因がわからない不思議な事象には理解

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 6話「掘り起こす」(2)

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 6話「掘り起こす」(1)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 6話「掘り起こす」(1)  翌朝、ミィを除く兄弟達とリカルドが、掘削予定地に集まった。いよいよ井戸掘りのスタートだ。掘削ポイントの脇には、兄3人がこの2週間で集めたたくさんの石が積んである。 「まずは、このくらいの大きさの穴を掘っていきます」  と、リカルドが直径3mほどの円を描く。 「少し掘り進んだら、穴の縁を石で固定して、崩れるのを防ぎながら掘り進めましょう。穴の直径はどんどん小さくなっていって構いません」

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 6話「掘り起こす」(1)

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 5話「彼方星の下で」(2)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 5話「彼方星の下で」(2)  夜。この家では、とてもささやかではあるけども、晩餐の時を過ごすのが定番になっていた。干ばつが訪れる前のように。少しの食事をして、各々が思い思いにひとしきり語り合う。  いよいよ翌日から、井戸掘りを本格的にスタートする計画だ。それぞれが寝床に向かう中、またしても気分が高揚したリカルドはこっそり外に出て、件の酒小瓶を開いた。  あの日以来、2回目。今日もまた彼方星がよく見える。 「ああ

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 5話「彼方星の下で」(2)

          今日は海の近くでお仕事。夏休み感あるけど、もう9月中旬…。そして、屋外であれこれ仕事した時間は合わせて1時間弱なのに、なんかぐったりだるくて夏バテみたいになった…。暑い…。大丈夫か、地球…!

          今日は海の近くでお仕事。夏休み感あるけど、もう9月中旬…。そして、屋外であれこれ仕事した時間は合わせて1時間弱なのに、なんかぐったりだるくて夏バテみたいになった…。暑い…。大丈夫か、地球…!

          こちらのおみ足も待ち受けにしてみたよ! セピアモードが格好いい…! ふふふふふ。

          こちらのおみ足も待ち受けにしてみたよ! セピアモードが格好いい…! ふふふふふ。

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 5話「彼方星の下で」(1)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 登場人物 5話「彼方星の下で」(1)  その日の午後から、一同は動き始めた。  長兄・次男・三男の体力組は、集落の方へ水を届けた後、リカルドの計画に沿って押し車を使って石を集めに行った。  リカルドはアドルフとゴナンを伴って、現地調査へと赴く。 「俺はこっちにいても役に立たないから、石運びの方を手伝うよ」とゴナンは渋ったが、ゴナンの体が心配だった2人は無理矢理引っ張った。  そうしてゴナン達がやって来たのは、泉よりも少

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 5話「彼方星の下で」(1)

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 4話「リカルドの作戦」(3)

          << 前話  || 話一覧 ||  次話 >> 4話「リカルドの作戦」(3)  翌朝。  いつもならミィを除く兄弟達は、食材や水を手に入れにほうぼうに出かけるところだが、もちろん今日はその必要はなかった。その代わりリカルドが「ちょっと相談をしたい」と兄弟を奥に集めた。ゴナンも珍しく早くに目覚めて、その輪の中に入っている。母とミィは、土間で食事の準備だ。 「僕は鳥の研究をしているとお話ししましたが、そもそもは自然環境や地質学を専門としているんです。昨日、ユートリア卿のお宅

          ■再掲■ 連載小説「オボステルラ」 【第一章 鳥が来た】 4話「リカルドの作戦」(3)

          【閑話休題】ファンアートいただいて、ニヤニヤしてしまう

          こんにちは! ナナオキです!! ファンタジー小説「オボステルラ」、現在、第五章を鋭意執筆中です。 ぜひ、第四章まで、読んでみてくださいね! さて、先日、いつもご愛読いただいているミズノさまが、 「オボステルラ」登場人物のファンアートを描いてくださいました。 しかも、登場人物の手と腕! すごい! ミズノさんは、とても手の描写が生々しく(良い意味です!)素晴らしくて、いつもごまかしごまかし描いている私の挿絵の手と比べてすごいなあ私の挿絵の手だけかいてほしいなどときゃっき

          【閑話休題】ファンアートいただいて、ニヤニヤしてしまう

          連載小説【ファンタジー小説 オボステルラ】挿絵まとめ(第四章-10話〜17話、番外編3)

          小説はこちらから! 第四章まとめマガジン 第四章「狼煙の先に」挿絵集-1(10話〜17話、番外編3) #小説 #オリジナル小説 #ファンタジー小説 #いつか見た夢 #いつか夢見た物語 #連載小説 #長編小説 #長編連載小説 #オボステルラ #イラスト #私の作品紹介 #眠れない夜に

          連載小説【ファンタジー小説 オボステルラ】挿絵まとめ(第四章-10話〜17話、番外編3)