日本未上陸マイコン Arduino Nano ESP32 を触ったよ
2023年7月に登場したArduino Nano ESP32、技適の関係で2023年8月時点では日本はまだ未発売だけど、ボクは中国で入手したNano ESP32を実際に触ってみたよ。ここでは、AVR版のArduino NanoとESP32の違い、Arduino IDEでESP32向けのプログラムを作成するまでの手順、Arduino IoT CloudでNano ESP32を使う方法について、ボクが調べたことをまとめているよ。
こんにちは!ボク、ななな。M5StackやArduinoのようなワンボードマイコンが大好きで、ものづくりが好きなみんなの後押しをするためのコンテンツを提供しているよ。他にも知りたいことがあったらTwitter (X) で教えてね→@nananauno
Arduino Nano ESP32ってなに?
ファームファクター(基板の寸法やピンの位置と数)はAVR版のArduino Nanoと同じにしたまま、マイコンを従来のAVRマイコンからEspressif社のESP32-S3に置き換えたものだよ。今までArduinoのバリエーションとして、Wi-FiやBluetoothのモジュールのみEspressif社のチップを使用したことはあったけど、メインのマイコンがEspressif社のチップになるのは初めてだよ。
👇にいくつか特徴を挙げておくけど、最大の特徴はやっぱりコストパフォーマンスかな。AVR版よりも安い値段で性能が高くてWi-FiやBluetoothが使えるよ。
AVRよりも性能が大幅にアップかつ価格がAVRより安い
追加のシールド無しでWi-FiとBluetoothが使える
HID対応(USBマウスやキーボードのように振る舞うことができるよ)
MicroPython対応
この後でも少し詳しく書いているけど、Nano ESP32を使用する上での注意点もいくつかあるよ。
有料部分では、Nano ESP32で動くサンプルコードと、Arduino IoT Cloud用のサンプルコードも見ることができるよ。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?