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フェミ男
1990年代に流行した「フェミ男(ふぇみお)」。
今でいう草食系男子のような中世的な男性のことを「フェミ男」と呼び、男性からは、「気持ち悪い」「ナヨナヨしてる」など不評な意見もありましたが、一部の男性や当時の女性たちから絶大な人気を誇っていました。
フェミ男の代表格といえばいしだ壱成さん。
細い体に小動物のような目、小さい顔が人気で、1995年に放送されたドラマ「未成年」でも、小さめのTシャツやボーダーシャツを着ていました。
いしだ壱成さんの真似をする男性もたくさんいて、街は小さめのTシャツを着た男性で溢れていました。
かくいう私も、そんな男性の一人で、当時はコムサイズムのTシャツをピチピチで着てみました。
いしだ壱成さんと同じくらい人気のあったのが武田真治さん。
今では筋肉ムキムキの体でサックスを吹く姿がお馴染みになっていますが、当時は中世的で謎めいた雰囲気が人気でした。
1994年に放送されたドラマ「南くんの恋人」も人気があり、当時中学生だった私も夢中になって見ていました。
気が付けば世の中から姿を消し、今となっては死語となったフェミ男。
フェミ男が姿を消したのっていつ頃だろう?と考えていた私の脳裏を掠めたのが、マンバことヤマンバギャルでした。
細いカラダにピチピチのTシャツを纏った華奢なボディのフェミ男は、全身をこんがり焼いたヤマンバメイクの過激派女子によって殲滅されたのかもしれない…と思うと、なんだかクスッと笑えてくるのでした。