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スタートアップが全国でイベントを開催する理由って?「nanaるday」から広がる“共創”のコミュニティ

nana musicは、「nana」ユーザーがリアルの場に集い、歌を楽しむイベント「nanaるday」を開催しています。参加者全員での合唱や即興コラボなど、「nana」の要素がぎゅっと詰まったこのイベント。

「nanaるday」は、そもそもどのようなきっかけで始まり、これからどのように展開しようとしているのでしょうか?マーケティングユニット長でありnanaるdayのプロデューサーでもある小泉に聞いてきました!

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ーー「nanaるday」とはどんなイベントなのか、知らない方のために簡単な説明をお願いします!

「nanaるday」は、全国のnanaユーザーが集まって、“歌ってつながる”公式イベントです。参加者は毎回25人くらい、カフェやレストランが会場になることが多いですね。

当日は、1人1曲ずつ歌ってもらい、歓談する時間を挟んでから、もう一度1人ずつ歌を披露します。2回目は他の参加者と一緒に歌うのもOKなので、“リアルコラボ”をする人も多いですね。

イベントの始めと終わりには参加者全員で合唱します!最初の緊張している歌声と、最後に打ち解けた後の歌声で、ボリュームがまったく違うんですよ(笑)

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(8月に行われた「nanaるday名古屋」の様子)

ーー「nanaるday」が始まったきっかけは何だったのでしょう?

過去2回、「nanaフェス」というオフラインイベントを開催しました。会場のメインステージでは、有名ユーザーがライブを繰り広げ、ミニライブや音楽レッスン、声劇(「nana」で公開されている脚本を声で演じる劇)のブースも楽しめる大がかりなイベントです。

ユーザーからは大変好評で「全国でやってほしい」と言われていたのですが、なかなかコスト的に厳しくてですね...。「nana」のメインユーザーの年齢を考えると、チケット代は1000円以上に設定したくありませんでした。でもそうなると拡大していくための利益が確保できないというジレンマがあったんです。

また、nanaフェス自体の面白さは疑う余地がないのですが、「nana」らしさってもっとワチャワチャしている感じのイメージで(笑)、それを表現したリアルイベントが別にあっても良いかと思っていました。それに場所も東京だけって「nana」っぽくないなと。nanaフェスとは異なるイベントで、よりnanaらしいイベントがやってみたいと思っていました。

そんな中すでに個人でイベントをやっているユーザーさんから全国でイベントをやる提案が届き、提案にあったような小さい規模のイベントなら開催頻度を上げられるのではと考え、「nanaるday」のアイディアを膨らませていったんです。

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ーーより多くの人にリアルの場での「nana」を楽しんでもらおうとしたんですね!

そうですね!加えて「nanaフェス」よりも身近なイベントをつくれるのではないかという期待もありました。

「nana」は有名な人の歌を聴く場ではなく、上手い下手も関係なく誰もが自分を表現し、音を重ねる場です。その場にいる全員が参加する“ワチャワチャ感”を再現するには、規模を抑えたイベントのほうが適していると考えました。

「nanaるday」が広まることは、「Everyone is a Co-Creator」という僕たちのビジョンを実現するためにも必要だと考えています。

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ーーなるほど!実際に始めてみて参加者の様子や反響はいかがでしたか?

みなさん自由に遊んでくれていますね。当日初めて会ったユーザーさんとのリアルコラボにはじまり、複数人での声劇(nanaで公開されている脚本を声で演じる劇)や、ヒューマンビートボックスと歌のコラボなど、いろんな表現をする人が出てくる。nanaのユーザーさんってすごいなと思いました(笑)

あと参加者全員、他の人の歌や声劇を聴いている時間もすごく楽しそうなんです。カラオケだと自分の順番以外はひたすら無表情で曲を選んでいる人とかいるじゃないですか(笑)ああいう雰囲気がない。やっぱり「nana」とカラオケは違うんだなと改めて感じましたね。

ーーみんなで音を楽しむ空気があるんですね!やはり人前で歌うのが好き、あるいはそこそこ慣れている参加者の方が多いんですか?

いえ!アンケートで来た理由を聞いてみると、「人前で歌ってみたかった」という回答も多いです。周囲が「nana」ユーザーばかりという安心感もあって、一歩踏み出せているんじゃないかなと思います。その安心できる雰囲気の提供こそが公式コンテンツの役割でもあるので大切にしていきたいですね。

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ーー今後も開催が続々と決まっていますが、「nanaるday」をこれからどう進化させていきたいですか?

やはり現状だと関東圏での開催中心になっているので、どんどん全国に拡大していきたいです。そのためにコスト削減やオペレーションの簡略化に取り組んでいるところです。

また、社内では「nanaるday」を開催したカフェやレストランをユーザーコミュニティの拠点にできないかと話し合っています。その店に行けばいつでもnanaユーザーと会えて、自然とコラボも始まるみたいな。“共創”できる場を全国にどんどん広げていきたいです。

あとは「nanaるday」を参考にして、非公式のイベントを企画するユーザーさんがもっと増えていったらいいなと思いますね。

ーーえ!「nanaるday」の参加者が減ったらどうしようという心配はないんですか?

「nanaるday」を始める前から、非公式でイベントを企画されているユーザーさんはたくさんいましたからね。もし他のイベントが増えて立ち行かなくなったら、別の企画を考えればいいと思っています(笑)

何よりnana musicの役割は「nana」という“箱”を提供すること。僕含め、社員はみんな、ユーザーが自由に遊んでいるのをずっと応援していたいんですよ。「nanaるday」はそのためのいち手段でしかない。ユーザーが多種多様な遊びをつくってくれたら最高です。

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コミュニティの安心感やユーザーが遊びを生み出す余白など、「nanaるday」にはアプリの「nana」の楽しさがしっかりと反映されていました。

一秒でも早くすべての都道府県を制覇するべく、小泉率いるマーケティングユニット一丸となって頑張っています!

後半では毎回大盛り上がりの「nanaるday」の場づくりについて詳しく探っていきます。お楽しみに!

◎「nanaな人々」では、今後も、nana musicで働くメンバーを紹介していきます。お楽しみに!

◎nana musicではエンジニアを積極採用中です!

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