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開発から“手作業”をなくしたい。社内一の勉強家エンジニアによる終わりなき実験

nana musicで働く多彩な人たちの素顔に迫るシリーズ「nanaな人々」。今回登場するのは、サーバーサイドエンジニアの佐藤です。

彼は、本業の傍ら、技術ブログの執筆やイベント登壇など、アウトプットを欠かさない勉強家。入社のきっかけやnana musicで挑戦したい目標に始まり、社内のみんなでやりたいことまで(?)、話題はどんどん広がっていきました。

わからないことを調べて実験する。その繰り返しが楽しい

──佐藤さんといえば、ブログの執筆やイベントの登壇など、業務外でも沢山アウトプットしてる印象です!

ありがとうございます。元々ハマりやすい性格なんだと思います。わからないことを調べて、実験して、その結果をアウトプットして。その繰り返しが楽しいんですよね。

(佐藤さんが定期更新しているブログ。カレーが好きだから『IT CURRY BLOG』なのだそう)

──まさにエンジニアって感じです...!nana musicに入る前は、どんな仕事に携わってきたんですか?

新卒では受託開発と自社開発、両方を行う企業でシステムエンジニアとして働いていました。その後、SIerに転職して、DevOps(開発と運用が協力して行うソフトウェア開発の手法)の推進や、インフラエンジニアなど、幅広く担当しました。

どちらの会社も割と堅めの社風で、ジーンズは駄目でした。スーツを着るのはあまり好きではなかったので、今みたいなカジュアルな服装できるのは嬉しいですね。

技術への理解と熱意に惹かれ、スタートアップへ

──幅広い仕事が担当できていたのに転職を考え始めたんですよね。その中で、どうしてnana musicに関心を持ったんですか?

働いてきた会社は、どちらの会社も受託開発がメインだったこともあり、「いかに先方の要望に応えるか」に頭を使うことがほとんどでした。だから、主体的にプロダクトを良くしていこう、という働きかけが難しくて。徐々に自社サービスをやっている会社に行きたい気持ちが募っていました。

若いうちに柔軟な組織で働いてみたいという気持ちもありました。Wantedlyに登録して、送られてくるスカウトのなかから、関心のある企業を片っ端から受けていったんです。

──なるほど!そのうちの一社がnana musicだったんですね。

そうなんです。いろんな会社を受けていくと、組織のノリが少し合わないなとか、サービスに共感できないなとか、あんまり技術を評価してくれなさそうだな、とか合わないことも多くて(笑)次第に候補が絞られていったんですよね。そこで、残ったのがnana musicでした。

──nana musicは佐藤さんの厳しい基準をクリアできたんですね!

何だか恐縮です(笑)単純にフィーリングが合ったのだと思います。nana musicは、フランクさと真面目さのバランスが、僕にとってちょうどよかった。

初めて面談で話したのは”組長”こと近藤さんで、一見少し強面なのですが、とてもフレンドリーに接してくれたんです。nana musicのエンジニアチームの課題を共有してくれて、「自発的に考えて動ける人がほしい」と話してくれました。

それに対して、僕自身も素直に意見を伝え、ディスカッションのような形で面談が進みました。近藤さんの技術に対する深い理解や、「nana」に対する熱意を感じ、この組織に貢献したいと強く感じましたね。

──入社したら一緒に働くことになる人との会話が大きく影響したんですね。

そうですね。僕は、ギスギスした環境が苦手なので、そういう雰囲気の人がいないかは面接する中で、結構チェックしていました。

働く人以外に、「nana」というプロダクト自体に魅力を感じたのも理由の一つですね。以前から、友人のTwitterで「『nana』で投稿しました」というツイートを見かけたことはあって。面接前に、改めてインストールして使ってみて、あたたかい雰囲気のある良いアプリだなと感じました。自分は積極的に投稿するタイプではないので聴く方が多いんですけどね。

“終わりのない”作業、だからこそ感じられるやりがい

──いわゆる“聴きnana派”ですね!入社してから担当している仕事について改めて教えてもらえますか?

AWSでのサーバー構築や運用です。これまで手作業で行っていた処理をいかに自動化するか。その空いた時間で古いコードを見直してさらに処理にかかるコストを削減して、という感じです。

開発って手動でやるのが一番危ないんですよね。機械に任せればミスも減り、どのような処理をしたのかも記録されるので、トラブルが起きた場合の修正もしやすい。自動化やコスト削減は、終わりのない作業ですが、試行錯誤するのはやっぱり楽しいです。

──終わりのない作業を「楽しい」と言い切れるのが素敵です...!

どれだけ追求しても尽きることがなくて、飽きない。だから技術が好きなんですよね。nana musicのエンジニアチームは少数精鋭で、1人に与えられる裁量も大きい。そのなかで思う存分、実験を繰り返して技術を磨いていける、貴重な環境だなと思います。

それに、自動化すればするほど自分の時間が空いて、他のことをできるようになる。それが気持ち良いですね。開発に限らず「この作業必要?」とか「この時間ムダなのでは?」って思いながら仕事をするのは辛いですから。

(「楽しそうに仕事をしている感じの表情で!」と伝えたの図)

──確かに「これ無駄なのでは...?」ってなるのは辛いですよね。

そうなんですよ。前職のときは管理部的な仕事も一部になっていたので、会議の改善にも取り組んでいました。nana musicは必要な話をしたらスッと終わる空気があっていいですよね。前職との違いを感じました。
nana musicは守りに入らない“若さ”がある

──確かにダラダラしない空気はありますね。他にも、入社してから違いを感じたポイントってありますか?

みんなとにかく若いですね(笑)年齢だけでなく、姿勢も。安易に守りに入らないし、新しいものをどんどん吸収しようとする。その雰囲気は良いなと思ってます。

あと、音楽好きの人が多くて、休憩中に楽器を弾いているのも素敵だなと思います。近藤さんもよく音楽室(nana music社内にある、音響設備の整った多目的スペース)でギターを弾いていて...何を弾いてるのかはまだ聴けてないんですけど。

──わたしも気になります...!

今度ちょっと聞いてみますね(笑)近藤さんだけでなく、どんどん雑談はしていきたいですよね。業務上のコミュニケーションだけだと話しづらくなって、結果的に生産性が下がってしまうと思うので。

(nana musicの“音楽室”。楽器を弾いたり卓球で遊んだり、真面目な会議もできる多目的スペース)

──確かに雑談はどんどんしていきたいですね!他に、これからnana musicで挑戦したいことはありますか?

将来的にですが、物理的なデバイスも開発してみたいですね。例えばスーツのようなものを身につけると体の動きや呼吸を感知して、歌い方をアドバイスしてもらえるとか。そういう実験ができたら面白そうだな、と。元々ガジェット系のブログを書いていたこともあるので、色々想像してます(笑)

──ガジェット関連のブログも書いていたんですか!

数年前は毎月数十個くらいスマホを買ってました。格安SIMにハマっていた時期は、各社の通信速度を調べてまとめて...。今の技術ブログよりも全然アクセスがありましたね(笑)

スマホやオーディオ、自作パソコン、ゲームとか、どれもハマると時間を忘れて、調べ尽くしたいタイプなんです。その結果を人に伝えられたときに「よっしゃ!」って、達成感が湧いてくる。

──だから忙しくてもアウトプットを欠かさないんですね。

そうですね。それに、継続してアウトプットしていると、そこから別の仕事につながることもあります。例えば、ブログを続けていたおかげで、「Ansible」というオープンソースツールの技術書の執筆に携わることもできました。

──それはすごい...!

エンジニアになる前はジャーナリストに憧れていたので、一周回って夢が叶ったようでとても嬉しかったですね。これからもnana musicの仕事にしっかり取り組みつつ、積極的に発信も続けていきたいと思います。

──わたしも頑張ってアウトプットしようと改めて感じました...!今日はありがとうございました!

(デスクには「ANSIBLE」のグッズが置かれていました)

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「何でもハマりやすい性格なんですよね」と笑顔で語る佐藤。その溢れ出る好奇心と探究心を、nana musicでどのように発揮してくれるのか、今から楽しみです。

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