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昨日見た夢の話

人の夢の話なんかちっとも面白くないと思うがちょっと懐かしい気持ちにもなったので、書こうと思う。


高校生の頃、とっても熱を上げていたアーティストがいた。
plastic treeというバンドである。
いまだに彼らの曲をカラオケで歌うと旦那が喜んでくれる。わたしたちの青春にはビジュアル系バンドブームがあったのだ。


彼らをビジュアル系と呼ぶと怒る方もいるかもしれないが、とにかくボーカルの有村竜太朗様は美麗なのだ。ビジュアルが美しいのは良きことだ。ルックスはアドバンテージ。さっしーもそう言ってたのだから間違いない。


そんな有村竜太朗様がなんの前触れもなく、わたしなんかの夢に現れた。
どうやらわたしのしつこいアプローチによって、渋々ながら交際が始まったところであった。
書いていて思うが、芸能人とか有名人の方はこんなふうに夢の中で好き勝手にされるのか…大変だなと心底思った。


夢の中でのわたしは泥酔している。
何故。現実でもそんなになるほど飲んでないと言うのに夢の中では憧れの彼氏を横目にへべれけである。泥酔スタートで上手くいく恋愛なんてあまり聞いたことがない。


有村氏も、最初の頃は呆れた感じで付き合ってくれていたものの、酔って暴言を吐き散らかすわたしに超高速で愛想を尽き、あっという間にふられ、ついには着拒されたところで目が覚めた。


なんだろう、この虚無感と共に湧き上がるときめきのようなものは…


夢に出てきた有名人の方を勝手に好きになる。そう言う人は絶対多いと思う。わたしは典型的なそのタイプの人間である。
有村竜太朗様のことはたしかに好きだったけれど、昨日までは山崎賢人やら横浜流星やらほかの名だたるイケメンに浮気をしていたのだ。

旦那にこの夢の話を自慢しようと思ったのだが、話した途端に着拒されるような気がして、ソシャゲでのお友達の男子に実はこんなこと夢見たんだよねっ!と朝っぱらから確実にいらないであろう情報を発信したところ、かえってきた言葉は『欲求不満なんだね』であった。ドイヒー。


有村竜太朗様、およびファンの皆様。
決してそう言うつもりはないのだが、先に謝っておきたい。もやりとした気持ちを胸に寝ようと思う。眠りに落ちるまで、この気持ちはなんなのかを自分なりに考えてみるつもりだ。

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