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カレイチ博物館で歴史を省みる
アンタルヤで、カレイチ博物館という、旧市街にある新しい博物館に行った。
チケットを買って、まず驚いた。入場料に外国人用別料金を設定していない!!(基本的に遺跡や博物館は国が管理しているところだと外国人用価格適用。たぶんこの博物館は個人経営だからそれは自由なのかも)一人150円くらいだった。
もうこの時点で好感度めちゃくちゃ高い。
展示内容は、「20世紀のトルコに生きていた人々」をテーマに、当時の家の中を再現した部屋や行商人たちをモデルにした人形など。
個人的に一番の推しポイントはこの人形たち。表情がどれも個性的でとても面白かった!
家の中の展示は、歴史的背景を考えさせられた。一夫多妻制と黒人の家政婦。性別だったり出身地で格差が生まれる社会というのは、本当にごく最近まで続いていたのだ。
わたしは、こういう人の歴史を知るたびに、思う。歴史というのは、省みるためにある。誰か有名な個人を褒め称えるためじゃなく。
過去の人々の悲しみや苦しみを知って学ぶこと。それ以上に、行動に移さなければいけない。
意味のない悲しみ・苦しみを再生産させてはならない。