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爆破
確固たるものが無い。それは非常に厄介ではあるけれど、傷つかずに済む。
居心地のいい自室で時が過ぎるのを待っている時、この場所がこの世から消え去ったら私はどうするのだろうと考えた。
きっと近所の図書館やカフェチェーンなんかに入り浸るだろう。
のうのうと生きている自分に嫌気は差しているけれど、動き出すための力にはまだ足りない。
誰か涙が出るほど俺を罵ってくれないか。なんて思ってしまう。
曲を書いてはどこにも出さず、歌っては下手くそで「こんなん誰が聴くんや」とやる前から諦めてしまう。
恥ずかしながらふと泣けてくるときがある。
文章もぐちゃぐちゃになってきた。周りはインターンに行く人や行かない人。世間ではインターンは行かなきゃダメだよ!なんて言われている。結局決めるのは自分なのに、極狭い輪のいたちごっこを胸中で延々と続けている。
光がない。
爆破したいと思える対象が見つからない。苦しい。
参った。非常に。