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単発労働で得られるもの、失うもの

※下書きを、やっと今日完成。

7.13(土)
午後からライブの当日スタッフのバイトに行ってきた。
必要最低限のお金を得るために、効率よく稼ぎたい。
だから4月から、単発の仕事ばかりしている。

自分の今の時間と、若さのおかげで持っているこの体力を使って、
1時間1,100円。
私が住む地域からしたらそれなりの時給だ。
一日働いて一万円くらい。
それでも遠い場所まで行って、帰ってくる頃には疲れ果ててお風呂に入るために動くことも億劫。
効率の良い稼ぎ方かもしれないけれど、自分の心と体にはとても負担をかけている。
結局コスパが良いのか悪いのか。
でもまあ、得られるもの① 日給7,000~10,000円


「そこの女の子5人来て―」
チーフさんに呼ばれて指示を受けたとおりにやっていれば、お金がもらえる。
この時、自分はピクミンになっているんだと思いながら動く。

自分の命の一部を安売りしていると感じることもある。
ここでは私の命、1時間1,100円。
こんなもんじゃない、と思っている。
早く、この働き方から離れたい。
そう。だから、
失うもの① 今の自分の時間と体力


だけど、そんな働き方が面白かったりもする。
その場限りで一緒に働く人達の中には、
終始表情が曇っていて、一瞬でも彼の笑顔を見られたら…と思う人もいる。
どう動いたら良いか、どう人に助けてもらうと良いか、アドバイスをくれる先輩もいる。
チームワークが上手くいかず業務が思う通りに進んでいないと、
焦りを怒りという槍で突き刺すようにこちらにキレてくる人もいる。
そんな人達と関わって、いろんな人のタイプ、作業スピードに自分のキャラを合わせる。

いろんな人に出会って、人間のタイプを自分の図鑑に登録していく。
いろんな現場で自分を対応させて、カメレオンのように擬態できる色を増やしていく。
自分の中ではこんなイメージ。
これが面白い。これは、得られるものかな。
得られるもの② 人間タイプ図鑑のコンテンツ
得られるもの③ 自分の適応可能カラー


ここまで言語化してみて、意外と自分にとって得られるものもあるんだって思った。
そして、意外とこの働き方を楽しんでいる自分がいることを知った。

働くこと自体は辛い。
だけど、そこにいる人や自分に目を向けると、自分にとっては面白い。
本当に、「捉え方」なんだと思う。

だけどやっぱり、物足りない。
自分自身が持っているものを表現することで価値を届けられること。
これが私にとって最上級の喜びになる。
今はそう思う。
これを自分は、実現する。
何もない自分に焦る。だけど。
今は形にするための、準備期間なんだと思う。


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