今日を終わらせることが許せない
寝れない。
寝たいけど、
やっぱりたくさん考えることがあって。
体を床に預けながら、考え事をしてみる。
どうしていつ来るか分からない地震が
来ることに怯えながら、
私たちは今の幸せを求めるんだろう。
どうして、生きているだけで
社会への貢献を求められるのだろう。
どうして、自分の当たり前を
人に押し付けてしまうのだろう。
なんて人は寂しがりやで、
不安定なのだろう。
何かを愛していたいし、
愛されたい気持ちもある。
その暖かさも、冷たさも、儚さも知っている。
愛して、愛されることに
人は何を求めるのだろう。
…
まばたきを繰り返す、
瞼が目玉を覆う時間が長くなる。
だめ。
まだ起きていないと。
8月8日は、46分前に終わったはずなのに、
その事実を許せない。
今日よ、終わらないでくれ。
明日も起きて、正解のない世界の中で、
もがき続けるのだろう。
たぶんどうせ、起きてから寝るまで、
いろいろなことを考え続けるのだろう。
それでも生きるために、
明日も起きないと。
進まないと。
焦りと不安とわくわくと、
少しばかりの頭痛。
明日、目を覚ますことはできるのだろうか。
目を閉じることが、怖い。
まだ、今日を終われない。
おやすみなんて、言いたくない。
オチのない、ただの今の記録。