安曇野での暮らし 〜移住前〜
移住のきっかけ
「シフトを減らしたい」
と店長に相談を受けた2020年9月下旬。
当時はコロナ禍で、オーガニックカフェのホールスタッフとして週3-4回ほど勤務していた。
このまま東京で掛け持ちを探しても、自分の成長が現状維持になる…と想像した。
前から地方で暮らすことに憧れていて、これは移住しようという導きなのかもと前向きに捉えた。
悩んだ移住先
ぼんやりと、四国か長野県で悩んでいた。
四国
【魅力点】
行ったことがないけど、海が穏やかで、芸術が盛んなイメージ。
柑橘やオリーブなど農作物も豊富。
【不安点】
車の免許が無いので移動手段が不安。
生まれ育った東京から遠い。
知り合いがほぼいない。
長野
【魅力点】
幼少期から大学時代にかけて白馬や上高地、美ヶ原高原、菅平高原等に行って、空気が美味しくて自然が美しかった記憶。
東京から近くて帰りやすい。
電車が走行しているからなんとかなりそう。
【不安点】
雪や氷点下の寒さに慣れていない。
知り合いが全くいない。
休憩中に、かつて東北に旦那様の仕事の異動で暮らした経験があるスタッフさんとお話をして、移住しよう!と決意できた。
なぜ安曇野に決めたのか
ちょうどその頃、お客さんやスタッフの会話から"安曇野"という土地の名前をよく見聞きした。
私自身、子どもの絵を水彩画にされたいわさきちひろさんの作品が大好きで、東京・上井草の美術館には度々訪ねている。
安曇野だったら、もし辛くなったら北安曇郡松川村にあるちひろ美術館に行けるし、やりたいことが全部叶うと思えた。
【やりたいこと】
・美味しい水でコーヒーを淹れたい
・乗馬がしたい(馬が好きだから)
・畑で野菜を育てたい
・大自然の中で暮らしたい
物件探しで初めての安曇野へ
10月下旬に1泊2日でパートナーと高速バスに乗って初めての安曇野に胸が高まった。
いざ安曇野の土地をバスから眺めると、山が空を遮る壁のように圧迫感があった。
都会でいう高層ビルのような感覚があり、初日は頭がくらくらしてしまった。
市街地にある大手の不動産屋さんで物件を紹介していただき、内見させていただいた。
アパートはどこもしっくり来なくて…どこにも契約せずに終わった。
二日目は少し観光もしたら、不思議と山の景色にも慣れて心地よく感じた。
自分の中では安曇野で暮らすイメージを膨らませることができた。
オンラインで見つけたアパート
どうにか住居を見つけたい!と思い、東京に戻ってからも物件情報を見続けた。
ここならいいかもと思えるアパートを見つけた。
・最寄り駅まで徒歩20分以内
・日当たり良好
・窓から北アルプスが見える
・夫婦で暮らせる広さ
・スーパーが近い
・市役所、郵便局、銀行まで自転車で行ける
オンライン内見をさせていただき、大丈夫と信じて契約をした。
こうして、安曇野に移住することが未来に決まった。
生まれ育ち東京の私と、赤道を跨いだインドネシア・カリマンタン島で生まれ育ったパートナーとの新たな場所での暮らしは挑戦でもあった。
真冬の季節、
2021年1月上旬に移住をした。