見出し画像

猫と共にしあわせに暮らすin札幌

幼い頃からぼんやりと抱いていた夢
「保護猫カフェをつくりたい」
今年ついに叶えます……!


1.自己紹介


・2000年生まれ 24歳
・動物の専門学校卒業
・新卒で地方公務員(事務職)となり4年目
・今年の3月に退職し、保護猫カフェをOPENするため準備中


幼稚園の頃の夢はお花屋さん。物心ついた頃は獣医師。その後は、動物に関わる仕事がしたいとずっと思っていました。

わたしが生まれる前から、母は猫と生活していました。阪神淡路大震災で保護され、譲渡会で出会った猫です。生まれた時から猫と過ごしていたため、わたしにとって猫は日常に当たり前にいる存在でした。

最初に獣医師になりたいと思ったのは、その猫のかかりつけの獣医さんがかっこよかったからです。わたしも猫を救う人になりたいと思い、小学校の卒業文集で将来の夢は「獣医師」と書いたことを覚えています。
高校でも獣医師になるか迷っていましたが、6年間大学に通って、動物の命を任される仕事が自分にできるのか。悩んだ末、その人生に進む決断はできませんでした。

高校卒業後は、動物の飼育員になるため専門学校に進学しました。地元の動物園に就職したいと思っていましたが、その夢は叶わず……
なら、夢の一つだった保護猫カフェを開業するために資金を貯めようと思い、公務員になりました。

事務職のため、飼育で毎日動いていた身としては少し窮屈さを感じます。
この仕事を選んだ理由は、お給料が安定していてお金を貯めやすいと思ったのと、両親が公務員で働き方のイメージがしやすかったためです。
当時は、何年後に開業するといった具体的なことは決めていませんでした。お金が貯まったら退職したいな、なんなら職場環境も良く、仕事を続けられそうだったら定年まで働くのも良いかな、くらいの考えでした。

2.退職を決める

敷かれたレールの上では無いですが、親が歩んできた道をまるで追いかけているような、未来が想像出来て安心安全な道を歩んでいました。
しかし、資金が貯まってくるにつれて、開業し自由に働きたいという思いが高まってきたため、4年という短い期間でしたが退職を決めました。

こちらのnoteでも退職を決意したときの気持ちについて記載しています👇


3.開業へ向けての活動

公務員として働きながらも、開業に向けて少しずつ準備をしていました。時間はたくさんあったので、のんびり進めていました。

勉強、資格取得

・FP3級
これは開業に直接関係ありませんが、将来お金で困りたくないと思い、基礎知識を身につけるため資格を取得しました。社会人になりたてのわたしにとっては、範囲も広いし、初めて触れる内容もあるしで勉強に身が入らなかったことを覚えています。中断しながらも、「せっかく勉強したなら資格取っとくか!」の気持ちで乗り切りました。

・日商簿記3級
開業するなら、自分のお店の経営状況の把握や、確定申告等に役立つかなと思い資格を取得しました。これは勉強しておいてよかったです。準備の段階でも役立っています。2級もひと通り勉強しましたが、勉強時間が足りず試験は合格できませんでした。仕事で必要な資格ではないため、とりあえず再受験はしないつもりです。
わからないことが出てきた時の調べ方などが、身に付いていれば良いと思っています。

・食品衛生責任者
去年の10月にオンラインで受講し取得しました。忙しくなる前にとっておこうと思っていたので、一安心です。

・動物取扱責任者
動物を扱う業種の場合、施設ごとに1名以上設置しなければなりません。わたしは半年間の雇用による実務経験がないため、なることができませんが、一緒にカフェをやる予定の彼氏が要件を満たしてくれています。

・ベーグルとコーヒーの勉強
カフェではベーグルとコーヒーをメインで提供予定です。お菓子作りは好きですが、ベーグルは22歳で初めて作ったので、基礎から勉強し、たくさん作ってみています。

かぼちゃベーグル。ほんのり甘みがあって美味しい。


コーヒーはずっと苦手でした。実は今もブラックはイベントなどの試飲サイズが限界です。ラテは最近やっと美味しく飲むことができるようになりました。
カフェを名乗る以上、コーヒーもある程度のものを提供したいので、本で勉強したり、カフェのスクールに参加したりしています。家庭用ですが、エスプレッソマシーンでラテアートの練習も行っています。

ラテアートスクールに参加したときの写真。手前は彼氏で、奥がわたし。

・猫の勉強
お店を始めるためには、責任を持って猫の命を預かることができる、猫のプロでないといけないと思っています。
なので、改めて勉強しなおそうと思い3月に「ねこ検定 中級・上級」を受験します。
学生のときに愛玩動物飼養管理士は取得しましたが、カフェのお客様や取引相手からより信用してもらうために合格したいです。

・そのほか
主に書籍での勉強ですが、開業の流れや、個人事業主の事務処理、電子帳簿保存法について、マーケティングなど……スキマ時間に勉強していました。

保護猫シェルターでボランティア

保護猫シェルターでお掃除のボランティアをしています。実際に人慣れしていない猫のお世話をしたり、多くの猫がいる中での掃除や体調管理の方法を学んだりしています。人脈づくりのためにもこのボランティア活動は大切です。
平日は仕事、休日も予定があり時間が作れないこともありますが、退職後は可能な限り毎日のように通いたいと思っています。

5.保護猫カフェのコンセプト

わたしが作りたい保護猫カフェのコンセプトですが、まだ一言にまとめられていません。ただ、主軸は決まっています。

・日常を猫と共に過ごす
・混み具合を気にせずに、自分の時間を満喫できる
・同年代の若者にも、保護猫を身近に感じてもらう

保護猫カフェなので猫の譲渡も行う予定ですが、譲渡数を増やすことより、譲渡に力を入れている行政・民間団体と、保護猫を飼ってみたいけどハードルが高いと思っている方を繋ぐ役割になりたいと思っています。

コンセプトを考えるにあたっては、感情の深掘りを大切にしました。

体験からコンセプトを明確に

「日常を猫と過ごす」
札幌にある猫カフェ、保護猫カフェは猫との触れ合いや遊び、里親探しをメインとしているところが多く、猫とのんびり過ごせる場所を作りたいと思ったことがきっかけです。
事情があって猫と生活できない方も、コーヒーを飲んだり、勉強したり、本を読んだり、編み物をしたり、日常を猫のいる空間で過ごして欲しいと思っています。
また、猫を飼ってみたいと思っている方に、猫との生活をイメージしてもらえる環境を作りたいです。

「混み具合を気にせずに、自分の時間を満喫できる」
通常のカフェでは、混雑を気にして想定よりゆっくりできずに退店したり、長時間いるけど追加オーダーした方が良いかなと考えて落ち着かなかったり、といった経験をしたことがある方も多いと思います。わたしも気にしてしまいます。
わたしの保護猫カフェは利用時間に応じて料金をいただくシステムにします。「この時間や場所にお金を払っている」と思うことで、上に書いたモヤモヤは無くなるのではないでしょうか。
集中して自分の好きなことを、好きなだけしていただきたいと思っています。

「同年代の若者にも、保護猫を身近に感じてもらう」
ここがわたしが最も力を入れたいと思っているポイントです。
猫を飼いたいと思っていても、保護猫を引き取るための要件が厳しそうと思っていたり、いきなり施設に行くのも緊張すると感じている若者が多いと思います。
そのため、ふらっと気軽に立ち寄れる保護猫カフェを目指しています。

わたしが今一緒に暮らしている猫は、保護猫シェルターから引き取らせていただいた猫です。また別の機会に詳しく書こうと思いますが、引き取るまでの期間でちょっと勇気が必要だなと感じたことや、不安に思ったことがありました。人手不足で多忙なことも十分理解できますが、施設側の都合だけで動いているようなイメージです。
フローを明確にし、誰でもアプローチしやすい方法を定めていれば、今以上に引き取られる猫も増えそうなのになとちょっと残念に思っています。
特に若者に保護猫について知ってもらい、猫を迎えるときの選択肢の一つとしてもらうために、気持ちのハードルを下げてもらうための活動をしたいです。

長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
現在は店舗名を決めて、好きなイラストレーターさんにロゴの依頼をしているところです。物件探しも本格的に始めます。一歩ずつ開業に近づいていて、毎日がワクワクです☺︎
あくまで開業はスタートライン。自分のお店で猫と共にしあわせに暮らす人を増やしていくという夢を叶えていきたいです。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集