感情はあとからついてくる
年の瀬に東京の彼氏氏のところに行ってきた。
私は彼氏のことを”彼氏氏”とネット上で、親友と話す時は”しゅきピ”と呼ぶ。
交際が始まってまた3ヶ月ちょっと。
東京に行くためにきっちり仕事を納めをし、前泊し朝早い飛行機に備えた。
緊張していたのか、飛行機の中で1時間ぐらいしか寝ていないような気がする。
いつもは飛行機に乗った瞬間に爆睡で、着陸10分前ぐらいに起きる。
目が冴えていた状態は東京に着いても変わらなかった。
彼氏氏が迎えにきてくれ、そのまま彼氏氏の家に行った。
ここで、感情がついてこないことに気づく。
イメージしていたお出迎えとは違い(自分の感情が違っていた)、あれ?
と疑問に思う。疲れているのかなと思い気にしないでした。
けれど以前のように感情がすごく昂ることもなく、落ち着いていた。
6日間いたが、楽しくなかったとか、嫌だったとかではない。
ただ、ありのままの自分でいたら、感情が安定していた。
滞在中の親友にも会ったが感情に変化はなかった。
年始ギリギリまで東京に滞在をし、地元に戻ってきた。
仕事が始まり、やることを一つ一つ片付けていった。
その時、不意に東京で過ごした日々を思い出して、頬が緩んだ。
やっと楽しかったなと実感し始めた。
どうしてここまで時間がかかったのか考えてみた。
以前は東京に行くこと自体が非日常で気取っていた。
東京で過ごす日々はキラキラしたものと思い込んでいたのかもしれない。そして、感覚が以前より敏感でなくなったことも影響していると思う。
以前はすごく敏感で色々なものを感じやすく疲れやすかった。
今は感じ方が変わって、いい意味で鈍感になった。割り切ることも覚えた。
東京にいた時は、以前と感じ方が違うことに対して、違和感を覚えたけれど、戻ってきてちゃんと思い出せることに安心した。
忘れてもいないし、感情がなくなったわけでもない。
自分が成長しただけだった。
これじゃなきゃと思うこともあるけど、これじゃなきゃという思いから外れることがいいことも知った。
違うことをしてみると新しいことを発見することが多かった。
新しい発見と、自分の成長を感じた日々だった。
ちゃんと感情はあとからやってきた。
そんな年末年始だった。
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