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ビル・ゲイツ:次なるパンデミックについて語る
本記事は、ブランドン・ビッグス氏の動画を解説しています。
*もしブランドン牧師を知らない方は、こちらの記事をお読みください。
ブランドン牧師の過去の発言(動画)を順番に遡って検証しています。最新の発言は、マガジン「最新のつぶやき」をご覧ください。
前回、ブランドン牧師は「The View」におけるビル・ゲイツ氏の「新たなパンデミック」に関する発言を引用しました。その詳しい内容について今回は取り上げます。
公式動画:Bill Gates Reacts To Elon Musk’s Influence On Trump Presidency | The View
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ビル・ゲイツ、テクノロジーと世界の未来を語る
マイクロソフト共同創業者であり慈善家のビル・ゲイツは、コンピューター革命を牽引し、現在は自身の莫大な資産の大部分を世界的な支援活動に寄付することを計画している。彼は現在、自身の歩みを振り返る回顧録『ソースコード』を発表し、その内容について語るために、テレビ番組『The View』に初めて出演した。
政治とテクノロジー業界の変化
番組の冒頭、ゲイツは現代のテクノロジー業界の富豪たちが政治的に右派へとシフトしており、副大統領よりも影響力を持っているように見えることについて問われた。彼は「そうしたクラブがあるわけではなく、私たちは個々の存在だ」と述べ、自身は世界的な健康問題に注力していることを強調した。そして、政権交代によって現在進行中の重要な取り組みが中断されないことを願っていると述べた。
また、トランプ政権発足直前に行われた3時間にわたる夕食会についても触れ、特にHIVやポリオといった世界的な健康問題について話し合ったことを明かした。彼は、20世紀末には毎年1000万人以上の子どもが亡くなっていたが、現在では500万人以下に減少しており、これはHIV治療薬やマラリア対策の蚊帳、ワクチンの普及などによる成果だと述べた。そして、トランプ氏に対し、さらなるイノベーションの推進を促したという。
イーロン・マスクの政治的影響力について
番組では、ゲイツが以前、イーロン・マスクの政治的影響力を「異常」と評したことについても質問があった。彼は、マスクの民間企業での取り組みは革新的で素晴らしいとしながらも、多くのビジネスリーダーが政府に関わる際に、既存の制度の重要性を理解せずに変えようとすることに懸念を示した。
特に、**米国国際開発庁(USAID)**とのパートナーシップについて言及し、「栄養改善やワクチン普及のために素晴らしい人々が働いているのに、彼らが適切に支援されないと、何百万人もの命が失われる可能性がある」と警鐘を鳴らした。また、米国が海外援助に費やす予算は実際には1%未満であるのに、多くの人が5%あるいは2%と誤解していることを指摘し、わずかな予算でも多くの命が救われていることを強調した。
COVID-19と次のパンデミック
ビル&メリンダ・ゲイツ財団は世界最大のワクチン支援団体であり、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン開発に重要な役割を果たした。しかし、その影響で、彼は根拠のない陰謀論の標的となった。特に、反ワクチン活動家の**ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)**からも攻撃を受けているが、ゲイツは「FDA(米国食品医薬品局)やNIH(米国国立衛生研究所)といった信頼できる機関がワクチンの安全性を判断する」として、科学者たちが適切に支援されることを願っていると語った。
また、パンデミックは予測可能なものであり、COVID-19が最後ではないとも述べた。次のパンデミックはより深刻なものになる可能性があり、政府は市民のために事前に備えておくべきだと強調した。COVID-19によって何百万人もの命が失われたが、ワクチンの開発と普及が大きな役割を果たしたとし、トランプ政権のリーダーシップもその迅速なワクチン展開に寄与したと評価した。さらに、HIV治療の進展についてもトランプ氏に話したことを明かし、「次のパンデミックに備えることが最優先課題だ」と述べた。
AIと中国の技術競争
最近、中国のAIモデルがアメリカの技術を凌ぐ可能性があるとの報道があり、これについても質問があった。ゲイツは、アメリカは依然としてAI分野で優位に立っているものの、中国の技術革新力を過小評価すべきではないと述べた。特に、科学研究や製品コストの削減において中国は優れた成果を上げていると指摘し、「米国の企業、特にOpenAIなどは今後キャッチアップし、さらに進化するだろう」と予測した。
また、AIの進化が教育や医療分野において多くの恩恵をもたらすことにも期待を寄せており、AIの進歩はゼロサムゲームではなく、全ての国がその恩恵を受けるべきだと述べた。特に、貧しい国々でもAI技術が活用されることに希望を抱いているという。
SNSとメディアの影響
最後に、ゲイツはSNSに関する話題にも触れた。最近Twitter(現X)での投稿が減っているが、一方でTikTokに新たにアカウントを開設した理由について質問された。彼は、「本を売るためなら何でもやる」と冗談を交えながらも、ソーシャルメディアの影響力を認識していることを示した。
また、Meta(旧Facebook)がファクトチェックを廃止したことにも懸念を示し、SNSが誤情報の拡散に与える影響についても言及した。特に、科学や医療分野の情報が誤って伝えられることが、人々の健康や政策決定に悪影響を及ぼすことを憂慮しているようだった。
まとめ
ビル・ゲイツは、世界的な健康問題、ワクチン開発、パンデミック対策、AIの未来、そしてSNSの影響力について多岐にわたる視点を示した。彼は、トランプ政権とも協力しながら公衆衛生の進展に尽力しており、次なるパンデミックへの備えを最優先課題としている。また、AI技術の進化や中国との競争について楽観的な見方を持ちつつも、科学の発展をすべての国が共有できる世界を目指している。
あとがき
ビル・ゲイツ氏は、次のパンデミックに備えるべきだと発言しています。しかし、前回のブランドン牧師が指摘した「黒死病のような」といった発言は見つけられませんでした。
もし読者の方で、ビル・ゲイツ氏が黒死病に関連する単語(plague, black death…etc)を発言した動画をご存じの方は、コメントを頂けると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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