(10)人外にモテすぎる僕
1‘
〇「ぅ…ぅぅ…」
“ポタポタッ…”
未央奈「あれ〜?鳴かなくなっちゃった」
〇〇の太ももには何本ものナイフが突き刺さっている。
2‘
〇「ど…うし…て…」
未央奈「どうして?君は“甘淫”の持ち主でしょ?」
〇「あま…い…ん?」
未央奈「君のフェロモンのことだよ」
3‘
〇「そ…れで…?」
未央奈「そういうことwあははははははは!!!!!!!」
高笑いしてる。
未央奈「そろそろ飽きてきたし、バイバイだね?」
そう言うと、鉈を振り上げる。
4‘
未央奈「バイバ〜イw」
鉈を振り下げようとすると…
“ドゴンンンンンンン!!!!!!”
倉庫のシャッターが吹き飛ぶ。
5‘
麻衣「〇〇っ!!!!」
奈々未「〇〇!」
未央奈「っ…!?」
〇「……」
6‘
ぐったりしてる〇〇。
麻衣「〇〇…?」
奈々未「隣にいるのは?」
未央奈「悪趣味ね、私に化けるなんて」
7‘
未央奈?「あーあ、来ちゃったかw」
奈々未「〇〇!」
未央奈?「そんなに怒んないでよ〜、まだ死んでないからさ〜」
未央奈?は変身を解く。
奈々未「あんた何者?」
8‘
小百合「私は井上小百合、種族は…【髑髏人族】のデーモンリッチだよ、それにしてもなんでバレたかな?」
未央奈「私よ」
小百合「なぜあなたが?あなたはこの子を殺そうとしていたじゃない」
未央奈「確かに私はそいつを殺そうとしたけどな、殺すなら痛ぶるつもりもないし、まして私と偽って殺そうとしてる奴の手助けをする気もない!!」
9‘
小百合「はぁ…」
麻衣「許さない…」
尋常じゃない殺気を放っている麻衣。
奈々未「ま、麻衣?」
10‘
麻衣「許さないー!!!!!」
奈々未「まずいっ!!落ち着きなさい!!」
麻衣「ワォオオオオオオオンンンン!!!!!!」
麻衣が遠吠えをあげると、麻衣の姿が変わっていく。
11‘
麻衣「フゥゥゥ!!!」
未央奈「こ、これは?!」
小百合「へぇ〜、これが人狼族の“堕ち人“ね」
麻衣「コロス…カレヲキズツケタモノハスベテコロス!!!!!!!」
12‘
小百合の前から一瞬で姿を消す。
小百合「なっ!?はやい!!」
麻衣「ガアアアアアァアアア!!!」
鋭利に尖った爪で攻撃をする麻衣。
13‘
小百合「っ…これは分が悪いですね、残念ですが撤退です」
小百合から黒い煙が出る。
麻衣「ニガサナイ!!!!」
黒煙に突っ込む麻衣。
14‘
奈々未「麻衣!」
未央奈「その前に彼を助けたほうがいい!」
奈々未「そ、そうね」
〇〇に近づく奈々未達。
奈々未「大丈夫!?」
〇「なな…みさん」
15‘
奈々未「こんな…ひどい」
未央奈「早く病院に連れて行かないと、大量出血で死ぬぞ!」
奈々未「〇〇、ごめん!ナイフを抜くよ」
“ブシュ!…ブジュッ!”
“カラン…カラン”
16‘
〇「ぐっ…」
麻衣「ガアアアアアアアアアア!!!!!」
黒煙から麻衣が小百合の腕を持って出てくる。
奈々未「くっ…あれは理性を失っているわね」
未央奈「どうする?あれじゃ、私たちにも襲いかかってくるぞ…」
17‘
〇「僕を…麻衣…さ…ん…のところに…」
未央奈「無茶だ…死ぬぞ」
〇「お願い…します…」
奈々未「わかったわ」
18‘
〇〇を立たせる奈々未。
ゆっくりと〇〇に肩を貸しながら、麻衣の所に歩いていく。
麻衣「ガアァアアアァアアアア!!!!!」
“ゴガン!ドガン!”
〇「麻衣…さん…」
19‘
“ガシャン!バキ!”
〇「麻衣さん!!」
麻衣「ガァアアア…」
動きが止まる麻衣。
〇「僕は…大丈夫ですから…帰りましょ…」
20‘
麻衣「〇〇…」
元の姿に戻る麻衣。
〇「元に戻った…よか…た…」バタンッ
奈々未「〇〇!?」
麻衣「〇…〇…」バタンッ
21‘
麻衣も倒れる。
未央奈「はぁ・…この女は私が家まで連れていく、あんたはそいつを病院に連れて行け」
奈々未「ありがとう…」
未央奈「ふんっ…」
奈々未は急いで病院に向かった。
22‘
To be continued
23‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
ありがとう!