うちの奥さんとの出会いです
これは僕と妻の美波との出会った頃の話
確か…僕が高校2年生の時かな…
○「はぁ…学校だるいな…」
学校に行く為にいつも通りの道を歩いていた。
クリリン「おい!そこの!」
○「ぼ、僕ですか!?」
クリリン「おう!ちょっとばかし金かしてくんねぇか?」
ー
○「お金持ってません!」
クリリン「嘘つけ!さっき飲み物の買ってただろ!!」
うっ…さっきの見られてた…
くっ!
○「あ、あれが最後です!!」
クリリン「じゃあ飛んでみろ」
○「はい!」
“ピョンピョン!チャリンチャリン!”
ー
クリリン「あるじゃねぇか!!舐めやがって!!」
僕を殴ろうとする不良。
僕は咄嗟に目を瞑る…が、いつまで経っても痛みが襲ってこない
目を開けると…
クリリン「いててててっ!!」
?「ダセェことしてんじゃねぇよ」
不良の腕を捻り上げている女性がいた。
ー
クリリン「あんたは!梅澤美波!!ひっ!」
不良は女性の名前を言って逃げていく。
美波「なんだ?あいつ…」
○「あの!」
美波「あ?んだよ」
○「ありがとうございました!!」
頭を下げてお礼を言う。
ー
美波「あたしが怖くねぇのかよ」
○「怖いですけど」
美波「あ゛ぁ?」
○「ひっ!すみません!」
美波「怖いなら逃げればいいじゃねぇか」
○「でも助けてもらったのに逃げるのは変じゃないですか??」
美波「っ…お前、名前は?」
ー
○「寺田〇〇って言います」
美波「〇〇か…あたしは梅澤美波って言うんだ!連絡先よこせ」
○「れ、連絡先ですか?」
美波「あ?嫌なのかよ」
○「いえ!家族以外で女性と連絡先交換するのは初めてで…梅澤さん、綺麗だし…」
美波「っっ!!い、いいから交換するぞ!」
ー
○「はい!」
連絡先を交換した2人。
美波「来週の土曜日予定あるか…?」
○「土曜日は…ないですけど?」
美波「なら出かけるぞ!」
○「いいですけど…」
美波「渋谷のハチ公前集合な!」
○「わかりました」
僕と梅澤さんが出かけることが決まった。
ー
ー土曜日ー
待ち合わせの30分前に到着…
○「緊張してきた」
“ツンツン”
誰かが僕の肩を突いてきた。
○「はい?なんでしょ…か…っ!?」
美波「お、おはよ…早いな…」
振り向くとそこには私服姿の梅澤さんが居た。
ー
美波「どうだ?普段こんなの着ないから変じゃないか?」
僕は我に帰る。
○「いえ!凄く可愛いです!!あっ…」
美波「そうか…よかった」ボソッ
○「ん?何か言いましたか?」
美波「いや!なんでもねぇ!行くぞ!」
○「はい…?」
梅澤さんについて行く
ー
○「あの…」
美波「あ?っゴホンッ!どうした?」
○「どこに行くんですか?」
美波「この先に美味しいパンケーキ屋さんがあるんだ」
○「そうなんですね」
話をしながら歩いていると目的のお店に着く。
ー
美波「ここだ」
お店に入る2人。
美波「あたしはこの生クリームパンケーキにするぞ」
○「僕はバナナパンケーキにします」
僕達はパンケーキがくるまでお互いの話をした。
意外と話しやすい梅澤さんに僕は少し惹かれていた。
ー
美波「ん〜!これうまい!!」
○「僕のパンケーキも美味しいです」
美波「少しくれ!」
○「いいですよ」
僕はパンケーキを切り分けて梅澤さんのお皿に乗っける。
ー
美波「モグモグ…こっちもうまいな!」
○「よかったです…あ、梅澤さん…動かないでください」
僕は腰を上げて梅澤さんに近づく。
美波「えっ…!?」
○「よし!パンケーキついてましたよ」
美波「あ…あぁ!ありがとう(心:キスされるかと思った///)」
ー
それから僕達は色々な所に行き、今日を楽しんだ。
○「そろそろ時間ですね」
美波「あぁ…」
あぁ…このまま帰りたくないなぁ…
○&美波「「あの!!」」
2人同時に喋り出す。
ー
美波「〇〇からいいぞ」
○「はい…ふぅ…梅澤美波さん!」
美波「はい!」
○「好きです!僕と付き合って下さい!!」
美波「ふぇ…?」
ー
○「今日一日、梅澤さんと遊んで貴女を知って好きになりました!いや…多分貴女に助けられた日に…梅澤さん…美波さんを見た時に一目惚れしてたんだと思います!」
美波「あたしはレディースだぞ?」
○「知ってます」
美波「喧嘩もするぞ?」
ー
○「美波さんが人を傷付けるのは嫌ですけど…美波さんが傷付くのはもっと嫌です」
美波「あたしは口悪いし…」
○「それも含めて好きです」
美波「本当にあたしでいいのか?」
○「僕ではダメですか?」
美波「質問を質問で返すのはずりぃ…」
○「ふふっ…すみません」
ー
美波「しょうがないから付き合ってやる!」
○「やった!」ぎゅっ
僕は嬉しさのあまりに美波さんを抱き寄せてしまった。
美波「なっ///」
こうして僕と美波さんは恋人同士になった。
ー
ー現在ー
○「ふふっ…」
美波「急に笑ってどうしたの?」
○「美波と出会った時の事を思い出していたんだ」
美波「もぅ///やめてよぉ〜///」
○「美波、僕を助けてくれてありがとね?」
美波「っ…うん!」
あの時に僕が不良に絡まれなかったら…
ー
○「今日のお昼ご飯どうしようか?」
美波「え〜、作ってくれるの?」
あの時、美波と連絡先を聞かれなかったら…
○「パンケーキ作る?生クリームいっぱいの」
美波「うん!」
ー
美波に告白しなかったら…僕達の今はなかったね
○「美波に出会えてよかった」
美波「…??みなも〇〇に出会えてよかったよ?」
○「ふふっ、よ〜し!パンケーキ2枚追加だ!」
美波「え!やったー!
これからもよろしくね?美波