(5)人外にモテすぎる僕
1‘
あの拉致から数ヶ月
あれからはそういった気配はない。
一応、日奈さんが言ってた通りに、
1人で行動するのは極力控えた。
2‘
具体的には、飛鳥さんや与田ちゃん
飛鳥さんのご友人の一実さん
彼女は蛇人族の【ラミア】
下半身をヘビにすることができて、
よく絡みついてくる。
3‘
一実「ふふっ…今日も可愛いね…?〇〇くんは💕」
⚪︎「そ、そんなことは…」
飛鳥「ちょっと、ずー!絡みつきすぎ!」
⚪︎「飛鳥さんもネクタイ外さないでぇ…」
誰も来ない、部室で2人に挟まれてる〇〇。
4‘
一実「えぇ〜、いいじゃんねぇ?〇〇くん💕」
“チロチロ”
下を伸ばして、〇〇の頬を舐める。
⚪︎「あひぃ!?は、はい!///」
飛鳥「〇〇もデレつかない!!」
5‘
一実「あっすー、ヤキモチ?」
飛鳥「ち、違う!」
一実「安心して?蛇人族は一夫多妻なんて、普通だから!」
飛鳥「それは亜人はほとんどがそうでしょうよ」
⚪︎「そうなんですか?」
6‘
一実「そうだよ?亜人は基本的に個体数が少ないから、近親相姦はもちろん、一夫多妻の種族が多いよ?」
飛鳥「近親相姦は大分種族が限られるけどね?」
⚪︎「たとえば?」
一実「ん〜、豚人族のオークでしょ、兎人族のラビットとか」
飛鳥「この2種は性欲の割に、極端に生殖能力が低いから、一部の亜人からはセフレとして重宝されてるわね」
7‘
⚪︎「意外ですね…オークやラビットって性欲はもちろん、繁殖能力が高いと思ってました!」
一実「繁殖能力が高いのは人間族・人狼族・幻人族だね」
⚪︎「人間族もですか?」
飛鳥「そりゃそうでしょ?だって、この世界の人口のほとんどが人間なんだから」
8‘
⚪︎「それもそっか…」
急に始まった、亜人講座。
⚪︎「それで、幻人族とは?」
小説やアニメでも、そんな種族は聞いたことない
9‘
飛鳥「幻人族はほとんど、存在しないと言われてるわ」
⚪︎「繁殖能力が高いのに?」
一実「良いところに気づいたね〜」
飛鳥「幻人族って、実は種族じゃないのよ」
⚪︎「種族じゃない?」
10‘
一実「そうだよ〜、種族の中には稀に特異種が生まれるの」
⚪︎「特異種…」
一実「たとえば、夢魔族は本来は森人族と同じように人間を見下しがちなのよ、だけど特異種は人間を見下さない傾向にあるの」
⚪︎「それが、幻人族?」
飛鳥「違うわよ、幻人族はその特異種から奇跡的なレベルで生まれるのが、幻人族なの」
11‘
一実「確か、森人族の中で2500年前に生まれたらしいね、確か…エンシェントエルフって種よ」
⚪︎「でも、数は少ないんですよね?繁殖能力が高いのに」
飛鳥「幻人族は寿命が長いの、だから繁殖能力は高いのに、性欲は低いのよ」
⚪︎「すれば一発ホームランだけど、まずその行為への意欲が湧きにくいってことですね?」
一実「そういうこと〜」
12‘
ふむふむ…亜人の世界も色々あるんだな…
一実「まぁ、話は戻して、蛇人族は多重婚アリだから💕」
⚪︎「あはは…」
一実「吸血鬼族もそうでしょ?」
飛鳥「ぅ…まぁそうだけど…」
13‘
一実「なら2人で楽しみましょう💕」
飛鳥「そうね…」
⚪︎「ふ、2人とも…?」
〇〇に近づく2人。
2人「ふふふふふふ💕💕💕」
しっぽりと搾り取られる〇〇だった。
ちなみに蛇は数時間にも及ぶ交尾をする。
14‘
〜〜〜〜〜
15‘
⚪︎「すぅすぅ…」
“ぽわ〜ん”
部屋が光に包まれる。
純奈「ふふ…可愛い寝顔…」
⚪︎「う〜ん…すぅすぅ…」
16‘
純奈「私の可愛い子…あの日の誓いの為に…君を必ず守るよ…」
“ぽわ〜ん”
謎の女は光に包まれて、消える。
果たして、この謎の女は何者なのか…
17‘
To be continued
ありがとう!