清楚クール系を装ってるが明らかな好意を隠しきれない義姉
1‘
僕、白石〇〇
半年前に新しい家族が出来ました。
事の経緯は父がある日、
2人の女性を連れてきた。
2‘
1人は物凄く美人、三白眼が特徴的な目で、
優しそうにこちらを見ながら微笑んでくる。
名前は橋本奈々未さん
僕の義母になる人。
3‘
その隣には物凄く顔が小さくて、
目がクリクリとしてる可愛らしい女性。
見た目は清楚でクールって感じ。
ただ、奈々未さんと違って、冷たい印象。
全然目が合わない、お義姉ちゃん。
4‘
奈々未「これから〇〇くんのお義母さんになる、奈々未です、無理にお義母さんって呼ばなくても大丈夫だからね?」
〇「いえ!よろしくお願いします!お義母さん!」
奈々未「ふふ、麻王さんが言ってた通り、優しい子なんだね?」
"ナデナデ"
〇「は、恥ずかしいですよぉ///ぼ、僕はこれでも18歳なので///」
5‘
奈々未「…麻王さん」
麻王「どうした?」
奈々未「〇〇くんを貰ってもいいかしら?可愛いすぎだわ」
麻王「なっ!奈々未には俺がいるだろぉー!」
奈々未「ふふ、冗談よ」
6‘
麻王「奈々未ぃ〜!」
楽しそうにイチャついてる2人。
そういうのは子供がいないところでやってくれよ
飛鳥「私、部屋に行くから」
そういうとリビングから出ていってしまう、
お義姉ちゃん。
7‘
飛鳥「……」
"ぼふっ"
ベッドに身体を預ける飛鳥。
飛鳥「…(心:可愛いいぃぃぃよおおぉぉぉ💕)
8‘
そう、この義姉…
母が結婚する前に見せてもらった
義弟の写真を見てから義弟が大好きなのだ。
でも恥ずかしさからクールぶってしまう。
9‘
飛鳥「どうやって接すればいいのよぉ〜」
悶々としてる飛鳥
飛鳥「なるべく好意がバレないようにしないと」
そんな飛鳥の思いは叶わず、とういうか
好意を隠しきれないのは目に見えてる。
10‘
〜〜〜〜〜
11‘
僕に義姉ができてから1ヶ月が経った。
相変わらず、クール系を装ってるが
正直、僕の事が好きだと思う。
冷たくしようとしてるんだけど、節々に好意が出ちゃってる。
12‘
例えば…この前、お義姉ちゃんの部屋の前を通ったら…
飛鳥「ま…くn…s…き…」
なんか喋り声が聞こえてくる。
最初はあまり聞こえなかったけど、
だめだと思いつつも、ドアに耳を押し当てて聞いてみたら
13‘
飛鳥「今日の〇〇くんも可愛かったよぉ〜💕なんでこんなにも可愛いのぉ〜💕」
そ、そんなこと思ってくれていたんだ…
正直嬉しい。
このことがきっかけでお義姉ちゃんの言動を観察してみた。
14‘
〜〜〜〜〜
15‘
〇「ふっふ〜ん」
今日から両親が出張の為、晩御飯を作っている。
お皿に料理を盛り付けていると、2階からお義姉ちゃんが降りてくる。
飛鳥「あれ…お母さん達は?」
〇「今日から出張らしいです」
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飛鳥「ふ〜ん、そうなんだ…(心:今日から〇〇くんと2人きり!?💕どうしよぉ💕)」
顔が少しニヤけてるお義姉ちゃん。
〇「ご飯できたから食べましょ?」
飛鳥「うん(心:エプロン姿も可愛い💕)」
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〇〇をガン見してる飛鳥。
〇「(心:すごいみられてる…てか今日の服装も清楚系で可愛いな〜)」
飛鳥「もぐもぐ…(心:美味しい💕それにしても〇〇くんの唇、プルプッルしてるな💕食べたい💕)」
無言のまま食事が終わり、〇〇はお皿洗いをしてる。
18‘
〇「ブンブン♪ブンブン♪インフルエンサー♪」
歌を歌いながらお皿洗いをする。
飛鳥「手伝う」
どうやらお義姉ちゃんが手伝ってくれるようだ。
〇「じゃあ、お皿を拭いてください」
飛鳥「わかった」
19‘
〇「はい」
僕は洗ったお皿をお義姉ちゃんに渡す。
飛鳥「ん…」
短い返事をするだけのお義姉ちゃん。
でも僕との距離が近い。
20‘
肩が当たるくらいだ。
横をチラッと見るとどことなく嬉しそうなお義姉ちゃん。
本人はクールぶっているが好意が隠しきれてない。
そんなお義姉ちゃんが可愛い。
21‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
ありがとう!