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(3)弱さとは罪か?

1‘

“ガタガタ”

〇「……(心:今電車に乗ってますっと…)」

美彩にラインをする。

“了解”

2‘

すぐに美彩から返信がくる。

3‘

“次は乃木町〜、乃木町〜”

〇「久々に来たな〜」

少し街並みが変わってる気がする。

〇「半年ぶりかな?」

4‘

そうだ、美彩さんにラインしないと

今乃木町に着きましたっと

“ピロン”

“了解”

5‘

またもすぐに返信が返ってくる。

歩くこと10分でお目当てのお店に着く。

〇「着いた、ラインしないと」

ラインを送って店内に入店する。

6‘

“カランコロン”

なんの本を買おうかな…

これもいいな…

なるべく長くて、面白そうな本がいいな…

頻繁に家から出れたらなんでもいいんだけど…

7‘

瑛紗「いいのありましたか?」

店員さんが話しかけてくる。

〇「あ、いえ」

瑛紗「可愛らしいチョーカーですね?」

8‘

〇「あ、これですか?あはは…」

瑛紗「お話を戻しますが、いいのありましたか?」

〇「かなり長くて、面白そうな本とかありますか?」

瑛紗「そうですね〜、ラノベ系とか読まれますか?」

9‘

〇「ラノベ系はあまり読まないですね、でも読んでみようかなとは思ってます」

瑛紗「それでしたら、おすすめの異世界転生系のラノベがありまして」

〇「タイトルはなんですか?」

瑛紗「タイトルは【異世界召喚されたら女性主体の王国でハーレム剣聖になりました】です」

〇「じゃあそれで」

10‘

瑛紗「お買い上げありがとうございまーす!」

レジに向かって、本を購入する。

瑛紗「ありがとうございました!」

本を受け取って、本屋をでる。

11‘

〇「今、本屋さんを出ましたっと…」

ラインを送る。

“了解だよ、気をつけて帰ってきてね”

〇「はい、気をつけますっと…」

12‘

返信をすると駅に歩き出す。

〇「そういえば、高校生の時によくここにきたな…」

なぁちゃんは元気かな?

なんて考えてたら知らない道にいた。

13‘

〇「あれ?ここはどこだ?」

見たことない道の為、現在地がわからなくなった。

〇「誰かに道を聞かないと…ぁ、あそこのお店で聞こう」

目線の先には小さなお店があった。

14‘

“カランカラン”

?「あ、いらっしゃませ〜」

〇「あ、あの…」

?「体験希望の方ですか?」

15‘

〇「体験?」

?「ここはお料理教室なんです」

〇「そうなんですね、僕、道に迷っちゃって…」

?「あら、それはそれは、どこに行かれたいのですか?」

16‘

〇「駅です」

?「それでしたら丁度、駅に用事があるので一緒に行かれますか?」

〇「いいんですか?」

?「もちろんです」

〇「じゃあ、お願いします」

17‘

?「はい、あ、そう言えば自己紹介がまだでしたね?私は鈴木絢音と申します」

〇「ぼ、僕は齋藤〇〇です!」

絢音「齋藤さんですね、よろしくお願いします」

〇「お、お願いします!」

18‘

絢音「それでは戸締りをしてくるので外で待っていてください

〇「わかりました」

言われた通りに外で待つ、〇〇。

絢音「お待たせしました、それでは行きましょう」

〇「はい」

19‘

To be continued

20‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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にゃにゃみ@妄ツイ師
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