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(6)異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました〜season2〜
1‘
レンカ「あと何kmですか?」
ミサ「ん…200kmってところね」
〇「マイ、荷物は大丈夫か?」
マイ「うん…大丈夫…」
2‘
あれから数日…レンカは盾の扱いが上達し、前衛でタンクの役割になった。
盾も手盾から少し大きめの盾に変更。
マイは大事な薬草だったり食料を持つサポーターとしての役割になった
ミサ「そろそろどこかで食料を調達しないとダメね」
〇「そうだな、なぜだかここらへんは普通の動物がいない」
3‘
マイ「ここから数km先にウエストフィルドゥ王国・スベルン領があるみたい…」
レンカ「ならそこで食料と衣服を調達できるね!」
ミサ「そうね、そろそろお風呂に入りたいわ」
数日、水浴びのみの4人。
〇「ならそこに向かうか」
行き先が決まった〇〇一行はスベルン領へ
4‘
〜〜〜〜〜
5‘
〇「ここが砂漠の街…スベルン領…」
レンカ「それよりもなんでフードをかぶっているんですか?」
ミサ「この国はどうやら亜人種を嫌っているらしいのよ」
〇「亜人種?」
マイ「亜人種ってのはミサさんみたいに人族とは違った部位がある人種のことを言うの…」
6‘
ミサ「そう言うこと、私達エルフはまだいい方で、獣人とかは奴隷になってるみたい」
〇「獣人?(心:あの時代では森人族以外、見たことないが…)」
里奈『やっほー、生駒ちゃんだよ〜』
急に〇〇の脳内に生駒の声がする。
〇「…(心:これはどういうことだ?)」
7‘
里奈『これは君の脳内に話しかけてるよ〜、仕組みは僕のスキルに由来するものだね』
〇「…(心:それでなんのようだ?)」
里奈『君の疑問に答えようっと思ってねぇ〜、未来で森人族以外の亜人種を見ない理由を』
〇「…(心:教えてくれ)」
里奈『見たことがないんじゃなくて、血が薄まってしまったってのが正しいね』
8‘
〇「…(心:つまりは混血はいても純血がいないってことか?)」
里奈『正解ー!森人族は人族と離れて、森で暮らしているから未来でも純血が多数存在するけど、他の亜人種は積極的に人族と共に暮らしたり、あとは亜人差別に迫害されて、殺されたりで純血がいなくなったのさ』
〇「…(心:そういうことか、わかった、ありがとう)」
里奈『いえいえ〜、お役に立てたなら光栄だよ、さてと私はこれにて失礼するよ』
〇「…(心:わかった!)」
里奈『それとこれは何度もできることじゃないから悪しからず〜』
9‘
ミサ「〇〇?〇〇!!」
〇「ん…悪い、なんだ?」
ミサ「スベルン領に入るわよ!」
〇「そうか」
ミサ「大丈夫?」
〇「あぁ、大丈夫だ」
10‘
〇〇一行はスベルン領に入る。
レンカ「うわぁ〜、すごい!人がいっぱい!」
ミサ「あんまり大きな声ではしゃいで、目立ってはダメよ」
レンカ「あ!そうだった…」
マイ「まずは大衆浴場に向かった方がいいかも…一応水浴びしたりしてるけど、お湯の方が汚れが落ちるから…」
11‘
〇「それもそうだな…ミサはどうする?大衆浴場には行けないだろ?」
ミサ「それなら大丈夫よ!さっき門兵に聞いたら夫婦用の浴場もあるらしいの」
〇「夫婦用?」
ミサ「そう!そこなら個室だし、耳を出しても大丈夫だわ!」
レンカ「待ってください!夫婦ってまさか?」
12‘
ミサ「ええ、私と〇〇よ!」
レンカ「だ、ダメですよ!本当の夫婦じゃないのに!」
ミサ「大丈夫よ?〇〇は襲わないと思うし」
レンカ「そういう問題ではないです!未婚の男女が裸を見せ合うなんて…」
顔を赤くするレンカ。
13‘
マイ「レンカ、〇〇さんなら大丈夫だよ」
〇「まぁ入る時に目隠しすれば問題ないだろう」
レンカ「〇〇さんがいうなら…」
ミサ「よし!早速行くわよ!汗と汚れを流したいわ!」
浴場に向かう4人。
14‘
〜〜〜〜〜
15‘
ー宿屋ー
〇「悪いが路銀が少ないから同じ部屋だ」
マイ「私は構わないよ…」
ミサ「問題なし」
レンカ「だ、大丈夫です!!」
16‘
〇「それにしても、このスベルン領は獣人の奴隷が多いな…」
ミサ「しかも女子供がね…」
レンカ「坂王国では奴隷が禁止だったので、初めて見ました」
マイ「私も…」
17‘
〇「それにしても胸糞が悪い…」
少し殺気が漏れ出す。
ミサ「ま、まぁ!私達にできることはないわ」
レンカ「そ、そうですね」
マイ「う、うん」
〇「…それもそうだな」
18‘
ミサ「今日は寝ましょ?早朝にこの街を出ましょう」
レンカ「ふぁ〜、そうですね」
マイ「そうだね…」
〇「そうしよう」
そうだ…今の俺には何もできない…
19‘
〜〜〜〜〜
20‘
“ドンドン!!”
\扉を開けろ!!/
〇「何事だ?」
ミサ「…この感じ…この街の兵士ね…」
〇「ミサは2人を起こして、支度をしてくれ」
ミサ「わかったわ」
21‘
〇「何事か!!」
扉の向こうの兵士に問いかける。
兵士1「ここに亜人を匿ってると通報があった!!この街では亜人は奴隷堕ちが決定している!速やかに差し出せ!!」
〇「…確かに亜人はいる!しかし俺の妻だ!引き渡せない!俺達は旅人だ!すぐに出ていく!」
兵士1「旅人だろうがこの街に入れば例外じゃない!!速やかに差し出せ!!!!」
22‘
〇「断ると言ったら?」
兵士1「この扉を蹴破って、お前達を処刑する!!」
ミサ「ま、〇〇?ここは従った方が…」
〇「断る!!」
兵士1「なっ!正気か!?」
23‘
〇「ここにいる者は俺の大切な妻だ!妻を引き渡すことはできない!!」
ミサ「〇〇…あなたはお人好しよ…」
〇「お前ら準備できたか?」
レンカ「で、できました!」
24‘
マイ「うん」
〇「俺が合図したら窓からとびだせ!」
レンカ「2階から!?」
マイ「だ、大丈夫!下には藁が積み上がってたはず」
25‘
ミサ「〇〇は!!」
〇「俺はこいつらと少し遊んでから逃げる!裏門に集合だ!いいな!」
ミサ「わかったわ!」
レンカ「え!?でも!!」
〇「俺は大丈夫だからいけ!いいか!振り返るなよ!」
26‘
マイ「き、気をつけて!」
〇「あぁ、わかってる!いまだ!いけ!」
“ドン!“
扉を蹴破ったと同時に合図を出す〇〇。
27‘
ミサ「いくわよ!」
レンカ「はい!」
マイ「はい!」
飛び出す3人。
28‘
兵士1「なっ!」
〇「悪いが少し俺と遊んでもらうぞ!」
兵士1「やっちまえ!!」
〇「こい!!」
29‘
To be continued
30‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
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