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(1)弱さとは罪か?

1‘

美彩「あははは、やっときますよ」

部長「ありがとう!助かるよ!」

美彩「いえいえ」

書類をもらって自分のデスクに戻る。

2‘

“カタカタ”

ふぅ…そろそろ帰ろっかな…

部長「おっ、もう帰るのかね?」

美彩「はい、その予定ですよ」

3‘

部長「んー、申し訳ないんだけど…」

書類をデスクに置く部長

美彩「これって…」

部長「悪いんだけど、僕、これから用事があって帰らなければならないんだ、代わりにやってくれないかな?」

4‘

美彩「わかりました!」

部長「悪いね」

美彩「いえいえ!助け合いですから!」

部長「よろしく頼むよ」

5‘

はぁ…残業確定か…

仕方ない…

ちゃっちゃと終わらせますか

美彩「今は17時…19時には帰れるかな」

6‘

〜〜〜〜〜

7‘

き、今日は帰ってくるの遅いな…

“ガチャ”

美彩「ただいま〜」

〇「お、おかえり」

8‘

美彩「今日も“いい子”にしてた?」

抱きしめながら聞いてくる。

〇「う、うん」

美彩「そう、よかった」

9‘

僕は齋藤〇〇(23)

それからこの人は恋人の衛藤美彩(31)さん

バリバリのキャリアウーマン

出会ったのは僕が本屋さんでバイトしてた時

10‘

資格取得の為に必要な本を買いに来たのが始まり。

どうやら美彩さんは僕に一目惚れしてくれたらしく

何度もお店に足を運んではアプローチをしてくれた。

最初こそ、断っていたのだが熱意に負けて、お付き合いすることに。

11‘

美彩「〇〇?聞いてる?」

〇「ぁ、ごめんなさい…」

美彩「私の話きてなかったんだ?」

〇「ぁ…いや…」

美彩「ん?」

12‘

〇「ごめんなさい…聞いてませんでした…」

美彩「はぁ…ご飯食べたら寝室で待ってなさい」

〇「は、はい…」

美彩「食事を用意してちょうだい」

13‘

〇「わかりました」

すぐに料理の準備をして食事をする。

美彩「……」モグモグ

〇「……」モグモグ

14‘

気まずい雰囲気が流れる。

美彩「ごちそうさま、お風呂に入ってくるわ」

〇「は、はい」

リビングから出ていく美彩。

15‘

〜〜〜〜〜

16‘

“ガチャ”

美彩「……」

寝室に入ってくる美彩。

〇「っ…///」

17‘

寝室では全裸姿でベッドに正座してる〇〇がいる。

美彩「……」

〇〇の目の前に立つ、美彩。

美彩「どうしてこうなったかわかるよね?」

18‘

〇「は、はい…」

美彩「ならどうしてこうなったの?」

〇「ぼ、僕が美彩さんの話を聞いていなかったからです…」

美彩「どうして聞いてなかったの?」

〇「考え事してて…」

19‘

“バチン!!”

〇「っ…!!」

頬を叩かれる。

美彩「いつもなんて言ってる?」

20‘

〇「美彩さんの話を聞き漏らさない…」

美彩「だよね?なのにどうして?」

〇「ごめんなさい…」

“ドゴっ!”

〇「ゴホッ?!」

21‘

今度はお腹を殴られる。

美彩「そんなことを聞いてるんじゃないの、約束したのにどうして聞き漏らしたのかを聞いてるの」

〇「それは…考え事して…」

“バキッ”

腕を殴る。

22‘

〇「うぅっ…」

美彩「はぁ…今日は疲れたわ…ここまでね…罰としてそのままソファーで寝なさい」

〇「わ、わかりました…」

〇〇は裸のまま寝室から出ていく。

23‘

〜〜〜〜〜

24‘

〇「……(心:明日になれば元の優しい美彩さんに戻る…それに今回の事は僕が悪い…)」

そんなことを考えながらソファーに寝転ぶ。

〇「明日は早めに起きて…弁当を…」

眠りつく〇〇。

25‘

To be continued

26‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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