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(1)異世界召喚されたら女性主体の王国でハーレム剣聖になりました〜season2〜

1‘
?1「ふぅ!今日の農作業はここまでね!」
?2「これだけ収穫出来れば、あの子達も沢山食べれるね!」
?1「それにしても今年は不作ね…」
?2「うちはまだいいけど、他は全然ね…」
2‘
?1「これが続くと、みんなが飢えちゃう…」
?2「ま、まぁ!今は先のことより、家に帰って、あの子達にご飯を作らなきゃ!」
?1「うん、そうだね!行こう!レンカ」
レンカ「帰ろう!マイ姉!」
3‘
〜〜〜〜〜
4‘
“ヒュン”
〇「ここは…」
森の中に現れる〇〇。
〇「…過去に来れたのか…ぐっ…どうやらこの時代は大気中の魔素が濃いみたいだな…そのおかげで死の呪いの進行が止まってる…だけど全身の激痛がひどい…」
5‘
〇〇は森の中を歩き回ること数時間。
〇「うっ…もう…」
“どさっ”
倒れてしまう〇〇。
6‘
“ガサガサ”
?「だ、大丈夫ですか?」
〇「君は…」
ここで〇〇の意識が途切れた。
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
?2「この人、大丈夫?“マイ“姉」
マイ「う〜ん…どうかな…“レンカ“が連れてきたから悪い人じゃないと思うけど…」
レンカ「そうじゃなくて!この人の傷のことだよ!」
マイ「う〜ん、私は医者じゃないし、わからないわよ」
レンカ「そう…だよね」
9‘
マイ「ま、まぁ!明日には隣町からお医者さんが来てくれるから、見てもらいましょう!」
レンカ「うん!そうだね!」
マイ「…(心:それにしてもこの傷…素人目から見ても、異常よ…)」
2人は明日の医者を待つことにした。
10‘
〜〜〜〜〜
11‘
医者「う〜ん…これは呪いな類ですね」
マイ「呪い?ケガじゃないですか?」
医者「刺し傷は怪我だから治せるけど、この呪いは死の呪いだからそれを解呪はできないの」
レンカ「そんな…」
医者「ごめんね、私では助けられないんだ」
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その場が暗くなる。
〇「いゃ…あなたのせいじゃない」
マイ「お、起きたの?」
〇「ぁあ…」
マイ達を見ても驚かない〇〇。
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医者「一応聞いておきますけど、その呪いは?」
〇「…呪いってよく分かったな?」
医者「これでも元王宮治療師だったんですよ」
〇「そうだったのか…気にしないでくれ」
レンカ「え!?そうだったんですか!?」
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マイ「すごい!!」
医者「わかりました、私は他にも回るところがあるから失礼しますね」
レンカ「ありがとうございました!」
立ち去る医者。
〇「なぁ、君たちに聞きたいことがあるんだ」
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マイ「聞きたいこと?」
レンカ「なんですか?」
〇「君達はスキルを知ってるかい?」
マイ「そりゃ…」
レンカ「この世界で知らない人はいないと思いますけど」
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〇「なら話は早い、君達のスキルを教えてくれないか?」
マイ「っ…」
レンカ「そ、それは…」
〇「ん?どうした?」
マイ「私は…私たちはスキルがないの」
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〇「スキルがない?(心:そんなことがあり得るのか?)」
レンカ「正しくはスキルの能力がわからないんです」
〇「悪いが、詳しく教えてくれ」
マイ「はい…」
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〜〜〜〜〜
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〇「そうか…スキル名がわかるのに能力がわからないと…覚醒してないのか?…ならスキル名を教えてくれないか?」
マイ「ぇ…まぁいいけど…私のスキル名は『統率者』だよ」
レンカ「私は『護る者』です」
〇「ん〜、名前的にはそのまんまだけど」
マイ「でも発動した気配もないし、能力もわからない」
20‘
〇「そうか…」
レンカ「そ、そうだ!ご飯を作らないと!」
マイ「そ、そうね!」
2人は空気を変えるべく話を逸らした。
21‘
〇「自己紹介がまだだったな、俺は黒石〇〇だ」
マイ「私はマイ!」
レンカ「私はレンカ!よろしくね!」
〇「俺も手伝うよ」
マイ「え!寝てなきゃ!」
〇「今は動いてた方がいい」
22‘
マイ「それなら手伝ってもらおうかな」
レンカ「なら始めよう!」
3人は調理を始める。
〇「それにしても結構な量を作るんだな?」
23‘
マイ「この村、全員で20人くらいしかいなくて、しかも大人が私とレンカしかいないの…だから私とレンカで子供達の面倒を見てるの」
〇「他の大人は?」
レンカ「魔物に殺された…」
〇「…そうか」
マイ「今日は大きな大根と人参が取れたからシチューにしよう!」
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レンカ「いいね!」
〇「そうだな」
マイ「レンカは人参と大根を切って」
レンカ「了解!」
調理が進み、完成する。
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〜〜〜〜〜
26‘
村の子供達にご飯を配ってから自身達も食事をした。
それから皿洗いをした後に、子供達を寝かせる。
〇「ふぅ…マイ達も大変だな」
〇〇は1人、外で黄昏ていた。
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レンカ「寝ないんですか?」
〇「君か…」
レンカ「〇〇さんは何者ですか?」
〇「単刀直入だな」
レンカ「マイ姉は優しすぎるから、聞けないと思って」
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〇「レンカは姉思いなんだな?…詳しくは教えられない…でも、すごく遠い国から来たんだ」
レンカ「それはその呪いのことで?」
〇「あぁ、そうだ」
レンカ「そっか…」
29‘
少しの時間、2人の間に沈黙が生まれる。
〇「さぁ、寝よう」
レンカ「うん…」
2人は家の中に入った。
30‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。

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にゃにゃみ@妄ツイ師
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