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(14)人外にモテすぎる僕

1‘

〇「そんなことがあったんですね」

奈々未「えぇ、色々な亜人が助けてくれたの」

〇「皆さんにはお礼をしなければいけませんね」

麻衣「それにしてもよかった!」

2‘

〇「ご心配おかけしました」

麻衣「気にしないで!」

奈々未「とりあえず、まだ安静にしてなきゃダメよ?」

〇「はい、わかりました」

3‘

〜〜〜〜〜

4‘

ー夜中の3時ー

〇「……」

“ポワンァア”

〇「いらっしゃいです」

純奈「まだ寝てないと…」

5‘

〇「夜風に当たりたくて…」

純奈「…守れなくてごめんなさい」

頭を下げる純奈。

〇「頭を上げてください…あれは誰のせいでもありません」

純奈「でも…守るって…」

6‘

〇「僕、眠っている時に夢を見たんです」

純奈の方を向かずに、満月を見上げる〇〇。

〇「夢の中で、ある少女に出会いました…僕はその子に会ったことがないのにでも見覚えがある…」

純奈「……」

〇「僕は両親の事故の前の記憶が曖昧なんです…お医者さんが言うには両親が死んだショックだろうって…」

7‘

満月を見上げるのをやめて、純奈の方を見る。

純奈「っ…」

〇「思い出したんです…事故に遭ったのは両親だけではなくて、僕達“兄妹”もだって」

純奈「っ!?」

〇「やっぱり知っていたんですね、僕に妹がいるって」

純奈「うん…知ってた…」

8‘

〇「別に責めているわけじゃないんです…」

また満月を見上げる〇〇。

〇「僕は…何者なんですかね…」

純奈「………」

〇「…そろそろ僕は休みます」

9‘

純奈「そ、そうした方がいい…」

〇「では僕は失礼します」

純奈「うん、おやすみ」

〇「おやすみなさい」

10‘

〜〜〜〜〜

11‘

日奈「あの子は目覚めたって」

深川「よかった…あの子に何かあったら“あの人“に顔向けできないからね」

日奈「あの子に真実を教えてあげないの?」

深川「まだその時じゃないと思うの…」

12‘

日奈「でも…」

深川「わかってる…いつかは知らなきゃいけない事だってことは…でも知ってしまったら今以上に大変なことになる」

日奈「そうですね…まだ…ゆっくりと」

深川「……」

13‘

〜〜〜〜〜

14‘

〇「おはようございます!」

奈々未「何してるの?」

〇「何って…朝ごはんを作ってます!」

麻衣「安静にしてなきゃダメでしょ〜!」

〇「あははは、もう回復したので大丈夫ですよ」

15‘

奈々未「だけど!」

〇「まぁまぁ!出来上がったので食べましょ?」

麻衣「ご飯っ!!」

奈々未「はぁ…」

3人は朝ごはんを食べることに。

16‘

〜〜〜〜〜

17‘

?1「いた…」

?2「これで我らは!」

?1「そうね…これで再建できる、でも今じゃないわ」

?2「そうですね…必ず、お迎えに参ります…我らが“王”よ…」

18‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

ありがとう!