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(9)ザンビ〜if〜

1‘

奈々未「この子が…」

深川「甲斐聖…ちゃん?」

一実「聖ちゃんっていうか」

麻衣「う〜ん、与田ちゃんだよね?」

2‘

聖「こ、ここは…」

楓「ここはフリージア学園だよ」

聖「私がザンビになって、どのくらい経った?」

楓「1年…」

3‘

聖「1年?!」

驚く、聖。

⚪︎「まずは自己紹介からだね?僕は緋坂〇〇だよ」

聖「〇〇さん…」

4‘

それから順番に自己紹介をしていき、

今の現状を説明した。

聖「そっか…」

“ぎゅっ”

楓「聖…?」

5‘

聖「頑張ったね?1人で」

楓「ううん、それが私の罪だから…」

聖「〇〇さん」

⚪︎「はい」

聖「楓を1人にしないでくれてありがとうございます!」

6‘

⚪︎「俺は楓ちゃんに助けられたから…」

楓「…助けてなんか…」

聖「それでもです!あと…」

耳を赤くして、もじもじし始める聖。

7‘

⚪︎「どうしたの?」

聖「い、いえ!あんなに強く後ろから抱きしめられたのが初めてで!」

恥ずかしそうに、大きな声で言う聖。

七瀬「強く?」

8‘

麻衣「後ろから?」

奈々未「抱きしめた?」

聖「それはそれは強く熱烈に」

頬に手を当てる聖。

9‘

⚪︎「あれは動きを封じる為に羽交締めにしただけですよ!」

楓「名前も呼び捨てにしてたね?」

⚪︎「あれは甲斐さんを呼び戻す為に読んだだけだよ!」

聖「聖でいいですよ!」

⚪︎「わかったよ」

10‘

奈々未「さてと冗談はさておき、今後の活動を見直していきましょう」

⚪︎「今後の見直し?」

奈々未「この学園はかなり広いよね?」

⚪︎「そうですね」

11‘

聖「この学園は中心から1.5キロの正方形に作られてます」

奈々未「今はザンビ達の侵入はないけど、いつ侵入されるかわからない、だけど戦闘訓練が間に合ってないから今は正門と裏門だけに防衛班を設置してる状況よ」

深川「それに人数が増えてきたことによって、食料と衣服、燃料の減りが早いの」

現状の問題点をホワイトボードに書き出していく。

12‘

⚪︎「こうやって、書き出すと課題が多いですね」

七瀬「今、未央奈が機械に強い子達を連れて、整備室で作業してるけど、それも限界があるやんね」

⚪︎「やはり乃木坂メンバー以外の人を招き入れるしか…」

一実「…男性じゃない人がいいな…」

聖「…楓」

13‘

楓「ん?」

聖「あそこには行ってみた?」

楓「あそこ?」

聖「藤崎さんの家」

14‘

楓「っ!?そっか!」

⚪︎「説明してくれるかな?」

楓「フリージア学園の後輩に、藤崎麻里奈って子がいるんだけど、その子の実家は大金持ちで色々な物を収集してるって言ってたの」

聖「それにお母さんは元整備士だったらしいです」

15‘

奈々未「必要な物資はそれで確保できるかもしれないわね」

⚪︎「でも、藤崎さんのお母さんが生きてる保証はないですね、生きていたとしても、家にいるか…」

聖「確か地下シェルターがあるのでもしかしたら…」

一実「……行ってみるしかないね」

16‘

奈々未「これで、整備士問題も解決できるかもしれないわね」

深川「それと今後は乃木坂メンバー以外(女性のみ)も受け入れるにあたって、この学園を避難所として名前とリーダーを決めたいなって思ってるの」

七瀬「名前はフリージア避難所でええんやないの?」

楓「安直すぎる…」

17‘

⚪︎「乃木坂神楽乙女団…」

聖「乃木坂神楽乙女団?」

⚪︎「聖ちゃんを元に戻す時に楓ちゃんが歌っていた歌がどこか祝詞みたいだなって…それに元々ここにいるメンバーは乃木坂46にゆかりのある人々なので」

奈々未「それでいいんじゃない?」

18‘

麻衣「私も賛成!」

深川「リーダーはどうする?」

未央奈「〇〇でいいんじゃないですか?」

未央奈達が職員室に入ってくる。

聖「実乃梨!!」

19‘

楓「聖、その人はさっき言ったPW現象の1人で実乃梨じゃなくて、未央奈さんっていうの」

聖「そうなんだ…」

未央奈「ごめんね?」

聖「い、いえ!」

20‘

⚪︎「俺がリーダー?奈々未さんか楓ちゃんの方がいいんじゃないかな?」

楓「私も〇〇さんでいいと思う」

奈々未「そうね」

⚪︎「でも…」

21‘

七瀬「〇〇が適任やと思うで」

⚪︎「わかりました、精一杯頑張ります!」

一実「手助けするから一緒に頑張ろう!」

今後の方針と活動名が決まった。

22‘

To be continued

23‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

ありがとう!