背の高いあの子は年下彼女
1‘
ふぁ〜
〇「眠い…」
僕の名前は与田〇〇
社会人10年目
2‘
“あの女の子、ちっさい〜”
“ねぇ、かわいいね〜”
まぁ聞いての通り、僕は低身長(150cm)
そして童顔(女顔)なので年下に見られがち。
3‘
〇「むぅ…(心:僕は29歳だぞ!)」
そんな僕は人を待っている。
その人とは彼女である。
彼女の名前は梅澤美波。
4‘
会社の後輩だ。
もうすぐ来るはずなんだけど…
\お待たせしました〜!/
少し遠くから声がする。
5‘
美波「はぁはぁ…すみません!遅れました!」
〇「ううん、僕も今来た所だし、5分前だから遅刻じゃないよ」
美波「ありがとうございます!」
この子が彼女の美波ちゃん。
6‘
美波「今日も可愛らしいですね!」
それは男性に言う言葉じゃないな
〇「ありがとう、美波ちゃんも可愛いよ!」
美波「えへへ、ありがとうございます!じゃあいきましょうか!」
〇「そうだね!」
7‘
僕達は目的のお店に歩き出す。
〇「今日のお料理教室、楽しみだね!」
ウキウキしてる〇〇。
美波「そうですね!(心:楽しそうな〇〇さん、可愛い)」
8‘
目的地に着く。
“カランコロン”
絢音「いらっしゃいませ〜」
〇「予約していた与田です!」
9‘
絢音「与田様ですね、準備はできていますのでこちらへ」
お店の奥に案内される。
絢音「それでこちらにあるエプロンとバンダナをお付けください」
〇「はい!」
美波「はい!」
10‘
絢音「それではまずは手洗いをしていただいて、包丁をお持ちください」
美波「こ、こうですか?」
〇「うん、その持ち方で大丈夫だよ」
絢音「それでは野菜を切ってみましょう!」
11‘
美波「ひゃ!」
〇「大丈夫!?」
美波「わわあわあわ!」
〇「お、落ち着いて!」
料理未経験の美波は慌てている。
12‘
〜〜〜〜〜
13‘
絢音「こ、これで完成です」
美波「…」ショボーン
〇「お、美味しそうですね!」
美波のはあきらかに焦げている。
14‘
〇「じゃあ食べよっか!はい!」
自身が作った料理を美波に渡す。
美波「え?」
〇「自分で作ったのをパートナーにって話でしょ?」
15‘
美波「でも…」
自身の料理を見る。
〇「表面が焦げているだけで、中は大丈夫じゃないかな」
“ぱくっ!”
〇「モグモグ」
16‘
美波「どうですか?」
〇「うん!美味しいよ!」
美波「本当ですか?!やったぁ」
絢音「ふふ(心:かっこいい彼氏さんですね)」
17‘
〜〜〜〜〜
18‘
〇「おいしかったよ〜」
美波「〇〇さんのは絶品でした!!」
〇「ふふ、ありがとうね」
美波「そうだ!そこのコーヒー屋さんでコーヒー買ってきますね!」
〇「わかったよ!そこのベンチで座ってるね!」
19‘
ふぅ…結構焦げてたな〜
まぁ初めてにしては上出来だと思う。
僕の時はかなり焦がしてしまったからな〜
男「お姉さん〜」
〇「……」
20‘
男「お姉さんってば〜」
〇〇に話しかける男。
〇「ん?」
男「お姉さん、1人?」
21‘
〇「…いえ、連れがいます」
男「男?女?」
〇「女性です」
男「ならさ!3人でホテル行こうよ!気持ちよくさせるから!」
いきなりホテル誘うとか、やばぁ…
22‘
しかも連れがいるっていってるのに…
これは美波ちゃんが来る前に立ち去ってもらわないと
〇「遠慮しておきます」
男「えぇ〜、いいじゃ〜ん!ねぇ?行こうぜ!」
〇「本当に遠慮しておきますから」
23‘
男「もぉ〜、わっかんないかな〜」
そういうと僕の腕を掴んで来る男性。
〇「や、やめてください!」
美波「何してんの?」
24‘
後ろから声がする。
男「あぁ?誰だ?」
美波「その彼女だけど?」
男「はぁ?レズかよ」
美波「それで、その手何?」
25‘
〇〇の腕を掴んでる手に目線をやる。
男「ホテルに誘ってやってんのに来ないから!」
美波「はぁ?初対面でホテル誘うとかキモ」
“クスクス”
美波の言葉に野次馬が笑い出す。
26‘
男「う、うるさい!俺はこれで何人も成功させてきたんだ!」
〇「あの〜?」
男「あ゛?」
〇「多分嘘じゃないかな?だって不快でしかないですし…」
男「テメェ!!」
27‘
美波「あんたしつこいと警察を呼ぶよ?」
“あの女の人、かっこいい!”
“私、女だけどあの人になら抱かれたい…”
男「くっ!でか女が!ふざけるな〜!!!」
美波に殴りかかる男。
28‘
“パシッ”
男の拳を受け止める〇〇。
〇「あんまり調子に乗るのも大概にせぇよ?」
男「え…」
〇「女に手をあげるなんて頭おかしいんか?あ゛ぁ?それになんか勘違いしてるけど、““俺”“は男だし、“”美波“”はでか女じゃなくて、高身長だ!言葉には気をつけろよ?」
29‘
男「は、はい…」
〇〇の迫力に腰を抜かす男。
“ぇ…男?…それにこわっ…”
〇「美波ちゃん、大丈夫?」
美波の方を振り向く〇〇。
30‘
美波「は、はい!」
〇「よかったぁ〜」
笑顔の〇〇。
美波「はい!(心:笑顔が可愛い!!)」
31‘
〇「じゃあいこっか?」
美波「そうですね!」
〇「ふふ(心:可愛いなぁ〜)」
僕の彼女は高身長で年下彼女。
32‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
ありがとう!