「15年間誘拐されていた少女」最終話
1‘
あの事件から2年後…
俺は心理カウンセラーを辞めた。
それは専業主夫になるために。
え?結婚したのかって?
そう、俺は2年前に結婚した。
2‘
相手が誰かって?
それは飛鳥です
釈放された日、皆が酔い潰れた後に
飛鳥は1人、ベランダで黄昏ていた。
俺が近づくと飛鳥は振り返り、俺の名前を呼んだ…
3‘
飛鳥「〇〇さん…貴方の残りの時間をください」
○「…なんで俺なんだ」
飛鳥「私は麻衣さんと〇〇さんのおかげでここにいる」
○「そのことで俺を慕ってくれているなら…」
飛鳥「もちろん、それだけじゃないよ」
4‘
○「俺でいいのか?」
飛鳥「〇〇さんじゃないと嫌です」
○「飛鳥…結婚しよ」
飛鳥「はい…💕」
5‘
_____
6‘
俺は飛鳥と話し合って、心理カウンセラーを辞めて
飛鳥が心理カウンセラーになった。
今もたまに捜査協力はしているが危ない事件は受けない
これも飛鳥と決めたことだ。
7‘
飛鳥「ただいま、〇〇さん」
○「おかえり、飛鳥」
“ぎゅっ💕”
飛鳥「疲れた…」
○「お疲れ様」
飛鳥を抱きしめる。
8‘
○「ご飯はできるよ、先にお風呂に入る?」
飛鳥「先にご飯にしようかな」
○「わかった、用意するよ」
飛鳥「ありがと」
9‘
2人でご飯を食べた後、お風呂に入り
今日の飛鳥の話を聞く。
飛鳥は自分の体験を活かして未成年専門で
カウンセリングをしている。
10‘
子供は大人より多感な為、気難しいとのこと
飛鳥「あ、そういえば患者の男の子に告白されちゃった」
○「そうなの?」
飛鳥「うん、愛してるって」
○「今の子供はすごいな…」
11‘
飛鳥「やきもち…やかないの?」
○「やかないよ」
飛鳥「そうなんだ…」
○「俺の病気をわかってるだろ?飛鳥の感情を読み取れること」
飛鳥「読み取ったの?」
○「いいや、読み取ってないよ」
12‘
飛鳥「読み取ってないのに心配じゃないの?」
○「飛鳥がその男の子に行かないかって事?」
飛鳥「まぁ…うん」
○「そんなの読みとんなくても行かないことぐらいわかるよ」
飛鳥「すごい自信だね」
○「まぁな」
13‘
飛鳥「ふふっ」
○「ふふっ」
2人は額を付け合って笑っている。
○「寝るか」
飛鳥「そうだね」
14‘
_____
15‘
○「姉さん…俺は危ない事件はやらないって…」
麻衣「ごめん!本当にごめん!でもそんなに危なくないから!」
○「はぁ…何をすればいいの?」
麻衣「誘拐された女の子を探して欲しいの!」
○「…わかった」
16‘
麻衣「ありがとう!これが現場に落ちていた被害者のハンカチ!」
○「ふぅ…」
目を閉じる〇〇。
○『ここは…私は…』
〇〇がハンカチから感情を感じ取った。
○「こっちだ」
麻衣達は〇〇の案内である地下倉庫の入り口に辿り着いた。
17‘
○「開けるよ…」
“ギィ…ギィぃ…”
〇〇達は中に入る。
階段を下り、下につくと
〇〇達が見つけたのは…
18‘
さくら「……お兄ちゃんだれぇ?」
○「さくらちゃんだね?もう大丈夫」
誘拐された少女がいた…
19‘
end
ありがとう!