まお嬢は迷探偵?
1‘
茉央「犯人はあなたです!」
小百合「わ、私!?どうして!」
茉央「あなたは被害者と同じストラップを持っています!」
小百合「…へ?」
2‘
⚪︎「お嬢様…」
茉央「みなまで言わないで!わかっているわ…」
この方は五百城コーポレーションのお嬢様
ある日、突然探偵をするといい
今に至る。
3‘
しかし、ご覧の通りなのです
巷では迷探偵と呼ばれているそうです。
⚪︎「はぁ…お嬢様…おそらくそうではないかと…」
茉央「え…?」
4‘
⚪︎「ゴニョゴニョ」
茉央「っ!そういうことね!」
少々、私の方で助言をすると理解してくれるので、
推理力が全くないという訳ではないということです。
5‘
〜〜〜〜〜
6‘
茉央「今日も無事に解決したわね!」
⚪︎「左様ですね」
茉央「紅茶を入れてちょうだい!」
⚪︎「承知致しました」
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
茉央「そうだ、次の依頼は?」
⚪︎「そうですね…今のところはないですね」
茉央「あら、そうなのね」
⚪︎「それより、この前の依頼者を怪我させた時の慰謝料の請求書が来ております」
茉央「あれはあの人が私のお尻を触ったから!」
9‘
⚪︎「えぇ…なので、痴漢として、訴えない代わりに慰謝料は治療費のみです」
茉央「そうなのね」
⚪︎「それと、旦那様からお見合いのお話が…」
茉央「断っておいてちょうだい」
10‘
⚪︎「しかし…」
茉央「断っておいて」
⚪︎「…承知致しました」
茉央「私はまだ、貴方と一緒に探偵業をしていたいわ」
11‘
⚪︎「恐悦至極に存じます」
“ぷるるるっ”
⚪︎「はい、こちら五百城探偵事務所です、はい、はい…わかりました、すぐに向かいます」
“ガチャ”
12‘
⚪︎「お嬢様、ご依頼にございます」
茉央「行くわよ!」
⚪︎「車を回して参ります」
茉央「わかったわ!」
13‘
〜〜〜〜〜
14‘
⚪︎「ここでございます」
茉央「わかったわ!それで内容は?」
⚪︎「はい、もう少しで依頼者が参ります」
“ガチャ”
?「待たせて申し訳ない!」
15‘
⚪︎「いえいえ、こちらも今しがた着いたばかりです」
奈々未「それはよかった、私は警視庁乃木坂警察署刑事第一課の橋本奈々未です」
⚪︎「ご丁寧にありがとうございます、私は五百城家が執事、姫川〇〇と申します…そして、こちらにおわす御方は…」
茉央「私は五百城家、次期当主の五百城茉央よ!」
16‘
奈々未「よろしく」
⚪︎「それでは今回のご依頼内容をお願いします」
奈々未「そうね、説明するわ」
橋本様から今回の依頼内容を聞く。
17‘
〜〜〜〜〜
18‘
⚪︎「了解しました」
茉央「ふふっふ!私はもう解決したわよ!」
奈々未「もう?なんの捜査もしてないけど…」
⚪︎「お嬢様?」
茉央「こんなの簡単よ!これは他殺よ!」
19‘
奈々未「…ん?」
茉央「誰かに殺されたのよ!」
奈々未「それはさっき話したじゃない」
違います…お嬢様…
20‘
これは、犯人などいない…
ただの自殺です…
警察は遺書がないことや、
争った痕跡があったとして
他殺と考えているようですが…
21‘
奈々未「私は他殺だと思ってないの」
⚪︎「おっしゃる通りです」
茉央「〇〇?」
⚪︎「これはただの自殺です」
22‘
奈々未「どうしてそう思うの?」
⚪︎「簡単です…まず争った痕跡ですが、これは自殺した方が1人で暴れたのでしょ…」
それから私は橋本様に推測をお伝えした。
⚪︎「ということです、再度調べればわかるかと」
23‘
奈々未「助かったわ」
⚪︎「いえいえ、、これは全てお嬢様が考えていたことを代弁したまでですので」
茉央「そ、そうね!私の代わりによく言ってくれたわ!」
奈々未「…そういうことにしておくわ」
24‘
⚪︎「では、ご依頼は達成でよろしいでしょうか?」
奈々未「もちろんよ、ありがとう」
茉央「また困ったら依頼してきなさい!」
奈々未「そうさせてもらうわ」
25‘
⚪︎「それでは失礼します」
この場から去る〇〇達。
奈々未「あれが迷探偵とその助手執事ね…ふっ…いいコンビね」
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To be continued
27‘
この作品はフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品内での表現・行動なので実際に行っても、
一切の責任は取りかねますのでご了承ください。