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(13)人外にモテすぎる僕

1‘

麻衣「ダークエルフ以外の素材は集まったね」

奈々未「最後の素材が問題だけど…」

麻衣「それが一番、問題だよね」

奈々未「と、とりあえず!何日も素材を煮込まないといけないらしいから私は調合を始めるわ!」

2‘

麻衣「じゃあ、私は色んな人に知り合いにダークエルフがいないか聞き回ってくるよ!」

2人は別行動をすることに。

〇「……」

奈々未「絶対に助けるから」

麻衣「だね!」

3‘

〜〜〜〜〜

4‘

〇「ここは?」

何もない空間

上も下もどこを見ても真っ白

僕はなんとなく歩きはじめる。

5‘

〇「本当に何もないな…」

歩けど、歩けど、何もない。

前に進んでるのか、わからなくなる

30分歩いただろうか?目線の先に黒い点が見える。

6‘

〇「あれは…人?」

近づいていくと人?見たいなものがみえる。

?「どうも、初めまして」

〇「初めまして…」

7‘

黒い椅子に座ってる幼い少女?が話しかけてくる。

〇「君は?」

?「おっと、人に名前を聞く前に、自分が名乗るべきじゃない?」

〇「ぁ、ごめんなさい、僕は秋元〇〇です」

8‘

彩「私は…彩って名乗っておくね」

〇「彩…さん」

彩「彩でいいよ!」

〇「じゃあ、彩ちゃん、ここはどこか聞いていい?」

9‘

彩「う〜ん、ここはお兄さんの精神の中です」

〇「僕の精神?でもそれはおかしくないかな?」

彩「どうして?」

〇「僕の精神世界なら僕が君を知らないはずがない」

彩「えへへ、さすがだね!でも半分正解で、半分不正解だよ」

10‘

半分正解で、半分不正解?

彩「ここは確かに、お兄さんの精神世界であってるよ!お兄さんは井上小百合っていう髑髏人族にナイフで太ももを何度も刺されたの」

〇「…そうだったね」

彩「それで、ずっと眠ってるからここはお兄さんの精神世界ってこと!」

〇「そういうことなんだね、じゃあもう半分は?」

11‘

彩「私はお兄さんと会ったことあるよ!」

〇「え?」

彩「まぁ覚えてないのも仕方ないけどね〜」

僕は彩ちゃんと会ったことがある?

12‘

彩「まぁ覚えてないのも仕方がないけどね〜」

〇「どこで…うっ!頭がっ!」

頭を抑える、〇〇。

彩「大丈夫、ゆっくりと深呼吸して」

13‘

言われた通りに深呼吸すると、少し楽になった。

彩「多分、思い出せないからそのままで大丈夫」

少し悲しそうにする彩。

〇「あ…やちゃん…」

14‘

彩「そろそろ起きなきゃね?」

僕の額に人差し指を当てる。

〇「え…どういう…」

次の瞬間、目の前が真っ暗になる。

15‘

〜〜〜〜〜

16‘

“〇…!〇〇!”

〇「う…ん」

麻衣「〇〇っ!」

起きると自分の部屋だった。

17‘

奈々未「よかった…」

僕を囲うように座っている2人。

〇「…ご迷惑をおかけしました」

奈々未「本当よ」

18‘

麻衣「うわぉ〜ん!!(涙)」

2人のおかげで目覚めた〇〇。

奈々未「薬が効いてよかった」

特に変化がなく、正常のようだ。

19‘

〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜

20‘

麻衣「ただいま…」

奈々未「やっぱりダメだったのね」

麻衣「うん…」

“ピンポーン”

21‘

奈々未「誰かきた?」

麻衣「クンクン…この匂い…あの未央奈とかいう、ダークエルフだ」

奈々未「なぜ?」

麻衣「わかんない」

とりあえず、2人は玄関に向かった。

22‘

未央奈「遅いじゃない」

奈々未「なんのよう?」

未央奈「ダークエルフの耳が必要って聞いて」

麻衣「それを誰から?」

23‘

未央奈「それは言えないが、ダークエルフの耳を提供してやる」

奈々未「…あなたにメリットがないわ」

未央奈「本当ならほっといた方が殺す手間が省けるが、今回hこちらにも事情があるからな」

麻衣「…お願いします!」

頭を下げる麻衣。

24‘

未央奈「気にしなくていい、あの男は私が必ず殺すからな」

そういうと鉈を取り出して、自身の耳の先端を斬る。

未央奈「これが材料になるはずだ」

奈々未「感謝するわ」

未央奈「しなくていい…」

そういうと帰っていく未央奈。

25‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

ありがとう!