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(5)異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました〜season2〜

1‘
レンカ「なにこれ…」
〇「これはひどいなぁ…」
村が焼け野原になっている。
ミサ「あそこに人が!!」
3人は急いで、その人に向かう。
2‘
レンカ「…マイ姉!!」
そこにいたのは息を引き取った子供を抱いて、座り込んでいるマイがいた。
〇「マイ!なにがあった!」
マイ「ぁ…〇〇さん…レンカ…」
子供を抱いているマイの目に光が灯っていなかった。
3‘
ミサ「私は森人族のミサ!何があったの?」
マイ「盗賊団がきて…村に火を放ったの…それで子供達が焼け死んで…火から逃げられたところを盗賊団に殺された…」
〇「あの盗賊団が?お頭と呼ばれていたやつは殺したはずだが?」
マイ「どうやらあの盗賊団は複数の盗賊団で構成されているらしくて、その盗賊団を束ねる大頭がいるらしいの…」
〇「そいつらがここに来たんだな?」
4‘
マイ「うん…うぅっ…守れなかった…子供達を…」
涙を流すマイ。
レンカ「マイ姉…」
〇「ミサ…」
5‘
ミサ「何?」
〇「子供達を弔いたい…村の中心に運びたいから手伝ってくれ」
ミサ「わかったわ…」
レンカ「わ、私も」
〇「いや、レンカはマイといてやってくれ」
6‘
レンカ「あ、はい…子供達をお願いします!」
〇「俺はあっちを探す、ミサはあちらを頼む」
ミサ「了解したわ」
二手に分かれる。
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
〇「これで全員か?確認してくれ」
レンカ「はい…全員です…」
〇「この国は火葬か?土葬か?水葬か?」
ミサ「確かこの村は坂王国の国土だったわね、坂王国は火葬だったはずよ」
〇「そうか…」
9
日本刀ー村雨ーを抜く〇〇。
〇「2人共、最後の挨拶はいいか?」
マイ「はい…」
レンカ「はい」
ミサ「何を?」
10‘
〇「<死後の魂に安らぎと幸福を…>武器スキル『弔いの炎』…」
“ボッ!”
刀から白色の炎が出る、その炎で子供達を火葬する。
〇「安らかにな…」
11‘
レンカ「うぅっ…」
マイ「……」
ミサ「幸福あれ…」
4人は子供達を見送る。
12‘
〜〜〜〜〜
13‘
〇「俺達はここから北北西に向かう、マイとレンカはくるか?」
荷物を持つ〇〇。
レンカ「マイ姉?」
マイ「……」
〇「はぁ…正直俺は君たちを放っておけない…だから来てくれると助かるんだが」
14‘
レンカ「マイ姉?〇〇さんに着いていこう?ここにいてもまた盗賊に襲われるだけと思うの、それにここにいたら思い出しちゃうでしょ?」
マイ「…どこでもいい…ここじゃない所なら」
〇「わかった…なら一緒にいこう」
ミサ「〇〇…あなたってお人好しね」
15‘
〇「そんなんじゃないさ」
レンカ「私は無事な荷物を用意してきますね!マイ姉を見ててください」
〇「わかった、30分後に村門の前でいいか?」
レンカ「はい!」
16‘
〜〜〜〜〜
17‘
〇「よし、行く準備ができたな?」
ミサ「私は準備完了よ」
レンカ「私も完了です!!」
マイ「私も…大丈夫…」
18‘
〇「マイ、大丈夫…じゃないよな?でも着いてくるは君の為でもあるんだ、わかるな?」
マイ「うん…わかってる…こんな私を連れて行ってくれてありがとう…」
〇「なら行くか」
村を出て歩き出す〇〇一行。
19‘
ミサ「そういえばちゃんと自己紹介してなかったわね?私はエルフ国・精霊の森出身、ハウ・リップ・トゥのミサ(30)よ」
レンカ「私は坂王国・東の村出身、ホワイトのレンカ(20)!」
マイ「同じくホワイトのマイ(24)…」
〇「俺は黒石〇〇(40)だ」
20‘
ミサ「40?そんなに年取ってるの?」
レンカ「嘘…30代かと思ってました…」
〇「そうか?それよりも君達が自己紹介した時に言っていた名前の前の口上はなんだ?」
ミサ「知らないの?」
〇「あぁ」
21‘
レンカ「〇〇さんの国では言わないんですか?」
〇「そうだな」
ミサ「そうね、まずはどこの国なのかを言って、自身の出身を言うの」
〇「その後のやつは?」
レンカ「その後のやつは場所の名前ですね!先ほどの村の名前がホワイトです!」
22‘
〇「そうなのか(心:未来では個人に苗字があるから言わなくなったのか…)」
ミサ「それにしてもあなたは何も知らないのね?」
〇「俺の国では各個人に苗字…ファミリーネームがあるからな」
レンカ「へぇ〜、そうなんですね」
マイ「ねぇ…」
23‘
〇「どうした?」
マイ「これからどこに行くの…?」
〇「そういえばマイには言ってなかったな?ここから800kmくらいの所に忘却の遺跡があるらしいんだが、そこに行くんだ」
マイ「…わかった」
〇「ミサ、君のスキルを聞いてもいいか?パーティーを組むなら知っていて損はないと思うんだ」
24‘
ミサ「それもそうね、まずは森人族固有スキル『森人の知恵』ね」
※『森人の知恵』ー薬草や毒草を見分けることができるー
〇「便利だな」
ミサ「あとは条件スキルの『大精霊の加護』と武器スキルの『聖矢の導き』ね」
※『精霊の加護』ー精霊の力を借りられるー
『聖矢の導き』ー聖属性の矢が降り注ぐー
25‘
ミサ「こんなもんね」
〇「ありがとう」
レンカ「私達はスキルが使えません」
ミサ「使えない?」
マイ「はい…」
26‘
ミサ「あなたは使えるわよね?」
〇「使えるが、呪いの影響で制限されている」
ミサ「はぁ…わかったわ、なら2人は後衛で盾を持ってもらうわ」
そういうと小さな手盾を渡す。
レンカ「は、はい!」
27‘
マイ「わかりました」
ミサ「〇〇は無理しない程度に前衛をしてちょうだい」
〇「わかった」
ミサ「私は中衛ね、と言っても私は剣士でもあるから道中は先頭を歩くわ」
28‘
〇「わかった、それでいこう、ミサには負担をかけるが」
ポジションを決めた〇〇一行。
ミサ「気にしなくていいわ、夫婦だもの」
レンカ「ふぁ!?」
〇「それは冗談だろ?」
ミサ「ふふ、そうだったわね」
29‘
To be continued
30‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。

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にゃにゃみ@妄ツイ師
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