「15年間誘拐されていた少女」9話

1‘

ｰ取調室ｰ

七瀬「それでは取調べを始めます、今回、貴方の取り調べを担当します、西野七瀬です

怜奈「記録担当の山崎怜奈です」

七瀬「貴方には黙秘権と弁護士を呼ぶ権利があります」

怜奈「コンプライアンス保護の為、録画・録音をさせていただきます」

2‘

〇〇の取り調べが開始される。

七瀬「貴方はなぜ逮捕されたかわかりますか？」

○「…いいえ」

七瀬「貴方は小川彩さん、誘拐の現行犯で逮捕されました」

○「……」

3‘

七瀬「その他に7名の女小児連続誘拐事件の容疑がかかっています」

○「……」

七瀬「黙秘ですか…」

○「…一つ聞いてもいいですか？」

七瀬「どうぞ」

○「姉は…白石麻衣はどうしてますか」

4‘

七瀬「捜査から外されました」

○「そうですか…自供します」

七瀬「っ！聞きましょう」

〇〇はこれまでの事を話し始めた。

5‘

ーーーーー

6‘

七瀬「と…いうことやな」

麻衣「っ…わかったわ…ありがとう」

沙友理「悪ぃんやけど、麻衣ちゃんと2人きりにしてくれる？」

七瀬「わかったで…2人ともいくで」

美波「はい！」

遥香「は、はい」

7‘

3人は会議室から出ていく。

沙友理「よく我慢したな…」

麻衣「沙友理ちゃん…ぐすんっ…」

沙友理に抱きつき泣く麻衣。

8‘

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9‘

沙友理「落ち着いた？」

麻衣「うん…ありがとう…」

沙友理「一応、報告書見返しとくか」

麻衣「そうね」

2人は報告書を見返す。

10‘

沙友理「…だめや！なんか腑に落ちん！」

麻衣「今日は帰るわ」

沙友理「そやね、今日は飛鳥さんと一緒にいてあげい」

麻衣「うん、ありがと」

会議室から出ていく麻衣。

11‘

＿＿＿＿＿

12‘

あれから〇〇が刑務所に移送された。

そして数日が経った。

飛鳥は正式に麻衣の養子になった。

でも飛鳥が〇〇の家に住みたいと言い

飛鳥と私は〇〇の家で暮らしている。

13‘

飛鳥「お姉ちゃん、まだ仕事行かないの？」

麻衣「人をニートみたいに言わないで、今は謹慎中なのよ」

かく言う私は〇〇の一件があり謹慎処分になった。

飛鳥「掃除するからどいて」

麻衣「あーい」

14‘

飛鳥「暇なら買い物に行ってきて」

麻衣「はーい、いってきます」

飛鳥「これを買ってきて」

麻衣「…これね！わかったよ」

15‘

買い物に出かける麻衣。

飛鳥は麻衣が出ていったあと少ししてから

どこかに出かける。

飛鳥「あそこに行ってみよ」

16‘

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17‘

飛鳥「おっ…あった…」

本屋さんにきていた飛鳥。

お目当ての本があったようだ。

飛鳥「近くの公園で読もう…」

18‘

飛鳥は近くの公園に行き、ベンチで本を読む事にした。

飛鳥「やっぱりこの先生の本は面白い…」

“ザっ…”

？「飛鳥ちゃん…？」

20‘

To be continued