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(2)異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました〜season2〜
1‘
“チュンチュン”
〇「おはよ」
マイ「おはよう!」
レンカ「おはようございます!」
2‘
〇「さてと…これからどうするか…」
レンカ「呪いのことですか?」
〇「あぁ…」
マイ「精霊の森に行ったらどう?」
〇「精霊の森?」
3‘
レンカ「ここから数十キロ先にある森です!!」
マイ「精霊はスキルと違った能力があるって言われてるから、そこなら呪いのこともわかるかも」
〇「そうか…地図はあるか?」
レンカ「持ってくる!」
隣の倉庫に地図を取りに行くレンカ。
4‘
〇「…それで君は何に怯えてる?」
マイ「え…」
〇「この村は異常だ…女子供しかいないのに野盗にも襲われない…それどころか布製品は新品だったり真新しい物が多い」
マイ「それは…」
〇「君は何を知ってる?何をしてる?」
5‘
レンカ「持ってきたよ!!」
話の途中でレンカが戻ってくる。
レンカ「どう…したの?」
2人の間に流れる空気に違和感を覚えるレンカ。
〇「なんでもない…精霊の森と村の場所にマークをつけてくれるか」
6‘
マイ「……」
レンカ「はい!ここが村で…」
地図上にマークをしていくレンカ。
〇「よし、明日になったら行くとしよう」
そういうと地図をしまう〇〇。
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
ー夜ー
マイ「はい…今は眠ってます…」
?「どうだ、奴隷として売れそうか?」
マイ「身長もありますし、顔も悪くありません…力もあるので労働奴隷でも性奴隷でも高く売れるかと…」
?「そうか…なら今回の金はその男で勘弁してやる…まぁお前の体でもよかったんだがな」
9‘
マイ「あ、ありがとうございます、そ、それで今回も…」
?「あぁ、後日荷物は置いておく…さぁ!お前ら!仕事にかかるぞ!」
?「「「「「「へい!!!お頭!!!」」」」」」
盗賊のお頭の命令で数人が〇〇の寝ている部屋に侵入する。
10‘
盗賊1「へへ、何もしらねぇで寝てやがるぜ」
盗賊2「さっさと運び出すぞ!」
かけているタオルを剥がす。
盗賊1「お、おい!いねぇぞ!!」
そこには丸められた藁があるだけだった。
11‘
盗賊1「おい!お頭に報告だ!」
後ろを向く盗賊1。
盗賊1「なぁ…!?」
床には盗賊2の死体が転がっている。
12‘
盗賊1「だ、大丈夫か!」
盗賊2に駆け寄ろうとするが、
〇〇が持つナイフが喉元に当てがわれており、動くことができない。
〇「お前たちは何者だ?」
盗賊1「お、俺達はこの辺を仕切ってる盗賊団だ!」
13‘
〇「その盗賊団がなぜ俺を攫おうとした?」
盗賊1「この村のマイって女が、お頭に収めるはずの金を収められねぇから代わりにお前が売られたんだ!」
〇「そうか…」
“ブシュッ…バタンッ”
〇「さてと…詳しい話を聞かないとな…」
14‘
〜〜〜〜〜
15‘
頭「あいつら遅いな…」
盗賊3「見てきましょうか?」
頭「いや、きたみたいだ」
部屋から盗賊?が出てくる。
16‘
盗賊3「おい!もう1人はどうした!」
盗賊?「あぁ…あいつ“ら”なら死んだよ」
盗賊3「あ゛ぁ?」
頭「…っ!!おい!そいつから離れろ!!」
盗賊3「へぇ?…ゴボッ!!」
17‘
頭が叫ぶと、後ろを向く盗賊3
しかしその瞬間口から大量の血を吐く。
頭「お前誰だ!!!」
〇「お前らが攫おうとした者だよ」
18‘
バンダナを取ると、顔が見える。
頭「ちっ!お前ら!やっちまえ!!」
周りにいた盗賊頭の手下達が〇〇に襲いかかる。
〇「20人か…これくらいなら余裕だな」
19‘
〜〜〜〜〜
20‘
ー20分後ー
〇「あとはお前だけだな」
頭「なっ!お前は何者だ!!」
〇「通りすがりの旅人さ」
頭「旅人?ふざけるな!」
21‘
〇「本当さ」
頭「舐めやがってぇ…うらぁああああ!!!!」
〇〇に斬りかかるお頭。
しかし最も簡単に躱されて、斬り殺される。
22‘
〇「ふぅ…」
レンカ「何事!!??」
騒動でレンカが起きてくる。
レンカ「はっ!これは!?」
23‘
〇「マイ…説明してくれるか?」
レンカ「マイ姉?」
マイ「はい…実はあの盗賊団にお金を収めるように言われていたんです…でもこの村に収められるほどのお金なんてない…だから私は体を差し出していたの」
レンカ「マイ姉…そんなことを…」
24‘
〇「そこに俺が現れて、俺を売ることにしたと?」
マイ「はい…」
レンカ「何それ!!」
マイ「仕方なかったの!!私だって体なんて売りたくない!」
レンカ「だからって!関係ない〇〇さんを売るなんて!!」
25‘
マイ「じゃあ私が我慢すればよかったの!?」
レンカ「関係ない人を売るくらいなら私を売ればよかったじゃない!!」
マイ「そんなことできるわけないでしょ!!!」
“パチン!!”
レンカ「なっ!?」
26‘
マイ「そんなこと言わないで!!」
涙を流すマイ。
レンカ「っ…〇〇さん行こう!!」
〇「お、おい!」
〇〇の手を引いて、部屋に戻るレンカ。
27‘
〇「レンカ?」
レンカ「今から森に向かいましょう!」
〇「マイはいいのか?」
レンカ「マイ姉は最低なことしたんです…」
〇「それは君たちを思って…」
28‘
レンカ「それでもです!!」
出かける準備をする。
〇「後悔しないか?」
レンカ「…しません!!」
〇「わかった」
29‘
To be continued
30‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
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