(1)ザンビ〜if〜
1‘
ー市街地ー
?「はぁはぁ、ここは何処だ?」
ザンビ「あ゛ぁぁぁぁ!!」
?「なんだ、こいつら!!」
俺の名は〇〇
2‘
ここは多分東京だ…
しかし俺の知っている東京とは違う
建物はボロボロ、地面もひび割れている
言うなれば荒廃しているということだ。
3‘
一番はゾンビ?みたいな奴らがいる!
あいつらに噛まれるとあいつらと同じになる。
⚪︎「はぁはぁ…ここまでくれば大丈夫かな」
息を切らしながら物陰に隠れている。
しかし、彼の後ろからザンビが襲ってくる。
4‘
⚪︎「っなぁ!くそっ!」
ザンビ「ああぁぁぁあ!」
取っ組み合いになる。
しかしザンビは通常の人間より力が強い。
5‘
⚪︎「うわぁ!」
取っ組み合ってるうちに力負けにより壁際に押される。
⚪︎「くそっ!(心:ここまでかぁ!)」
“パン!”
すると、どこからか銃声が聞こえるとザンビが倒れる。
6‘
?「こっち!!」
何が起こったかわからなく、立ち尽くす。
?「早く!こっちにきて!」
銃を構えながら叫ぶ少女
俺は言われるまま、彼女について行く。
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
ー乃木坂学園ー
?「ここなら誰も来ないから」
⚪︎「あ、ありがとう!」
?「別に…たまたま通りかかったから…助けただけ」
そういう彼女はポンチョを着ていてフードを深く被っている。
9‘
少女はフードをとる。
⚪︎「あれ?どっかで見たことあるような?」
?「ナンパ?」
銃口を向けてくる少女
10‘
⚪︎「違う!違う!ただ、どっかで見たことあるような顔だったから!!」
楓「そう…ならいいけど…私は… 山室楓《やまむろかえで》…あなたは?」
⚪︎「俺?俺は〇〇…それしか覚えてない」
楓「覚えていない?」カチャッ
するとまた、銃口を向けてくる
山室楓と名乗る少女。
11‘
⚪︎「ちょっ!本当なんだって!!本当に覚えてないんだ!何でこんな状況なのかも!あのゾンビみたいなやつのことも!」
そう伝えると眉間にシワを寄せながら銃を下げる。
楓「まぁ、いいや…」
⚪︎「出来れば説明してくれると助かる…」
楓「いいけど…」
12‘
そういうと彼女は今起きている現状を事細かく教えてくれた。
あの、ゾンビみたいな奴らは『残美《ザンビ》』と言うらしい
ザンビは生と死の間にある存在という
そしてザンビには種類があるらしく
ザンビは生半可のダメージでは死なないらしい
でも殺すことが出来る。
13‘
しかし、『神人《かみびと》』と言われる、
ザンビの成れの果ては殺す事が出来ないらしい
胸を刺しても首をおとしても、
時間が戻ったみたいに甦る。
14‘
そんな騒動が起きたのが一年前…
東京だけではなく日本全土がザンビ騒動らしい
この事態はウィルスではなく呪いから来るようだ。
正直言って信じられない…
15‘
だって、ウィルスなら分かるがこれが"呪い"なんて
でも、山室さんの目をみても嘘を言ってないのがわかる。
⚪︎「マジかぁ…」
楓「本当に何も覚えてないんだ…どうやって1年も無事だったの?」
⚪︎「俺が知りたいよ…」
16‘
楓「まぁ、そんな感じで海外にいた、日本の総理大臣が米国に要請して定期的に武器やら食料が入ったコンテナをドローンを使って落としていくの…」
⚪︎「あぁ、その銃もそれで」
楓「えぇ、そうよ…親切に銃の使い方やら説明書も入っていた」
⚪︎「見た感じ学生みたいだけど随分と銃の扱いが慣れていたね?」
17‘
楓「言ったでしょ?ザンビ騒動が起きてから1年が経っているの、今は銃が使えなきゃ生きていけない」
それはそうだよな…こんな世界
楓「私も詳しくないけどこの銃はAK-47って言うらしいの…」
⚪︎「それなら知っている…1949年にソビエト連邦軍が正式に採用した自動小銃で使いさすさや耐久性、そして量産性から全世界に普及された武器だ」
18‘
楓「記憶喪失の割に詳しいんだ…?」
⚪︎「自分の事は分からないがこう言った知識は残ってるらしい」
楓「ふーん…まぁ、今日はここに泊まっていってザンビ達は夜になると活発になるか
ら…でも明日の朝になったら出て行って…」
⚪︎「あぁ…わかった、助けてくれて本当にありがとう」
19‘
楓「気にしないで…たまたまって言ったでしょ?」
〇「これは僕の自己満足だ」
楓「そう…」
20‘
To be continued
21‘
この作品はフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品内での表現・行動なので実際に行っても、
一切の責任は取りかねますのでご了承ください。
ありがとう!