(11)ザンビ〜if〜
1‘
?「動かないで…」
⚪︎「っ!?」
入った途端にこめかみに拳銃を突きつけられる〇〇。
?「何者?人の家に無断で立ち入るなんて…」
〇「お、俺達はある人を探しに来ました!」
2‘
?「俺“達”?あなた以外にも誰かが?」
楓「待ってください!」
?と会話をしていると楓ちゃんが入ってくる。
?「あなたは…楓ちゃん」
楓「そうです!山室楓です!」
3‘
?「そう…」
銃を下ろす、?
〇「ふぅ…初めまして、俺は緋坂〇〇って言います」
?「私は藤崎美彩よ」
〇「やっぱり…」
4‘
美彩「それで?どうしてここに?」
〇「俺達はあなたを探しに来たんです」
美彩「私を?」
〇「俺達は現在、フリージア学園を拠点にしてます、そこの発電機や機器類などに詳しい人物がいないか考えていた所、あるメンバーから藤崎さんのことを知りました」
美彩「それで私を?」
5‘
〇「はい」
楓「おばさまなら設備関係や機器類の修理なども得意かと思いまして」
美彩「事情はわかったわ」
麻衣「話は終わった?」
リビングに麻衣ちゃんが入ってくる。
6‘
麻衣「って!美彩!?」
美彩「ん?あなただれ?」
〇「麻衣ちゃん、多分この人は麻衣ちゃんが知ってる人じゃないです」
美彩「?話が見えないわね?」
〇「詳しい話は後ほど」
〇〇達は美彩を連れて、学園に戻った。
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
美彩「この世界は私の世界じゃないと?」
〇「理解が早くて助かります」
美彩「あなたは最初から気づいていたのよね?」
楓「そうなんですか?」
〇「うん、聖ちゃんが名前を出した時点でそう思ったんだ」
9‘
聖「あっ!そっか!この世界は元々私達がいた世界じゃない!だから私達の世界の藤崎ママがいるはずがない!」
〇「そういうことだね」
楓「じゃあなんで最初から言わなかったんですか?」
〇「あの場で水を差すのも野暮だし、もしかしたらPW現象が起きてるかもしれないと思ったからね」
美彩「うん、あなたたちの仲間になるわ」
奈々未「助かるわ」
10‘
麻衣「これで乃木坂関係のメンバーも増えてきたね!」
一実「だけど食料問題もあるし、技術者が加わったと言っても、無から有を作り出す事はできない」
深川「そうだね、機材関係は集めなきゃね」
七瀬「気になったんですけど、藤崎さんはいつからこの世界に?」
美彩「う〜ん、そうね、私は多分2日前ね」
11‘
楓「え?どういうこと?ザンビ騒動は1年前から…」
〇「多分、今まではこの世界の衛藤美彩さんがいて、2日前に藤崎美彩さんに変わったんだと思う」
楓「……?」
聖「説明するね!」
12‘
ホワイトボードに書き出す聖。
聖「私達は元の世界のザンビ事件からすぐにこちらに飛んだけど、藤崎ママは2日前に飛んできたってことは飛んでくる瞬間は人それぞれってこと!」
楓「…わからない」
〇「ま、まぁ!藤崎さんが加わってくれたことで出来ることが増えました!引き続き、学園の強化と、人員の育成ですね」
13‘
〜〜〜〜〜
14‘
〇「はぁはぁ!走って!」
?「ふぅふぅ!」
〇「そこの瓦礫の裏に!」
?「はい!」
15‘
ザンビ達が通り過ぎていく。
?「はぁはぁ…ありがとうございました」
〇「無事でよかった」
?「それにしてもお仲間さんと逸れてしまいましたね」
〇「みんななら大丈夫だから、気にしないで」
16‘
?「あ、自己紹介しないとですね!私は先川柚月です!」
〇「俺は緋坂〇〇だよ」
柚月「〇〇さんって呼んで良いですか?私は柚月で良いです!」
〇「もちろんだよ!よろしくね?柚月ちゃん!」
自己紹介を終える2人。
17‘
〇「まずは近くの家に入って、物資を確保しよう」
柚月「お仲間さんと合流しなくていいんですか?」
〇「俺らの拠点はここから1日かかるし、みんなには、はぐれたら俺を置いて、拠点に戻るように言ってある、だから俺らは物資を確保して、拠点に戻ろう!」
柚月「わかりました!」
2人は近くの家に向かう。
18‘
〜〜〜〜〜
19‘
〇「まずは俺が中に入るから呼んだら中に入ってきてくれ」
柚月「わ、わかりました」
中に入る〇〇
〇「2階はクリア…1階は…クリア…よし!柚月ちゃん、入っていいよ」
柚月が入ってくる。
20‘
〇「この家は堀に囲まれているから外からは見えないし、大きな音を出さなければ見つからない、ここの家の中を物色した後、ここで一晩明かそう」
柚月「はい」
2人は手分けして、家を探索する。
ー2階ー
柚月「えっと…2階のトイレにはタンポンとトイレットペーパー、次は寝室…このピンクのやつはなに?〇〇さんに聞いてみようっと」
21‘
ー1階ー
〇「災害鞄に缶詰6個、水4本、ビスケット3袋、レトルトカレー4パック…まずまずだな、後は折り畳みナイフと携帯用のソーラーパネル式充電器、これは何かで使えようだな」
持ってきた鞄に物資を詰め込んでいると、2階から柚月が降りてくる。
柚月「〇〇さん〜、これってなんですか〜?」
そう言って、先ほどのピンク色の物出す。
22‘
〇「そ、それは!」
柚月「これ、なんですか?」
〇「柚月ちゃんは気にしなくていんだよ!?」
柚月「えー!教えてくださいよ〜!」
どうしたものか…女の子に教えていいものなのか?
23‘
〇「そ、それは…ゴニョゴニョ…」
柚月ちゃんの耳元で使用用途を教える。
柚月「っ!?///////」
用途を知った柚月は顔を赤くする。
24‘
〇「ま、まぁ!これは置いといて!他に何かあったかい?」
柚月「と、トイレットペーパーと生理用品とライトですね」
〇「そっか!こっちは食料を見つけたからそれを少し食べて、寝よっか?」
柚月「はい!」
2人は食事をして、眠りについた。
25‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。