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(11)弱さとは罪なのか?

1‘

〇「ここら辺だと思うんだけど…」

?「おーい!こっちやよ!」

〇「あ!久しぶりー!沙友理」

沙友理「ほんまやで!久々すぎるで!」

2‘

〇「ごめん、ごめん」

沙友理「何年ぶりや?」

〇「ん〜、3年ぶりくらいかな?」

沙友理「そやで!3年や!全然連絡くれへんし!」

〇〇に詰め寄る沙友理。

3‘

〇「ご、ごめん」

沙友理「今日はとことん遊ぶで!3年間の話も聞かせてもらうでー!!」

〇「さ、沙友理!」

沙友理に腕を引かれて、歩き出す〇〇達。

4‘

それから僕は沙友理に連れられて、色々な場所に向かった。

まずはゲームセンター

僕も沙友理もクレーンゲームをやったけど、全然取れない。

全然取れないから2人して、笑い合った。

5‘

ほどほどに遊んだら、今度は服屋さんに

沙友理は何度も何度も試着を繰り返す。

僕は感想を言う

これは学生の頃からの日常だった。

6‘

最後はいい感じにお腹が空いたので、

どこか料理店に入ることにした。

沙友理「あ!あそことかええんやない?」

指差す方向を見ると、ファミレスだった。

〇「あそこでいいの?」

7‘

沙友理「色々なもん頼めてええやろ?」

学生の頃から沙友理はこんな感じ。

〇「うん、そうだね」

お店に入る2人。

8‘

〇「ないん食べよっかなぁ〜」

沙友理「うちは決まったで?」

〇「え!もう?」

沙友理「先に頼んじゃな〜」

そう言った沙友理はたくさん頼む。

9‘

〇「いつ見てもすごいね…」

沙友理「ふぉお?」

〇「口に入ったまま喋らないで」

沙友理「ん…ぐっ…すまんすまん!〇〇は昔から少食やな〜」

〇「そうかな?」

10‘

沙友理「そやで!うちじゃ、全然たらへん!〇〇は食べへんからほっそこいしな」

〇「そうかな〜?」

沙友理「そやで!女の子みたいやで!」

〇「う〜ん…そうかな?」

沙友理「ええな〜」

11‘

〇「沙友理も細いし、可愛いよ?」

沙友理「〇〇〜、ありがとうなぁ〜」

〇「さぁ、食べよ!」

2人はゆったりとした時間を過ごした。

12‘

沙友理「美味しかったぁ〜!」

〇「僕は食べ過ぎたよ」

沙友理「いや、全然食べてへんやん!」

〇「いつもの2倍は食べてるよ」

沙友理「マジか!!」

13‘

驚く沙友理。

〇「ふふ」

沙友理「やっと笑ったなぁ?」

〇「え…」

沙友理「今日一回も笑ってへんかったからな」

14‘

〇「つまらなそうな顔してた?」

沙友理「ううん、楽しそうにはしてたよ?でも笑ってはなかった」

〇「…そっか」

沙友理「3年間、連絡なかったのと関係してるん?」

〇「違うよ」

15‘

沙友理「ほんまに?」

〇「うん」

沙友理「…ならええんやけど」

〇「連絡できなくてごめんね?」

沙友理「それはもうええ、でもなんかあったら相談してや?」

16‘

〇「うん!そうさせてもらうよ」

沙友理「そなら、そろそろ帰るで!家まで送ろうっか?」

〇「大丈夫だよ」

沙友理「また遊ぼうなぁ〜」

“ぎゅぅうう”

17‘

沙友理に抱きしめられる〇〇。

〇「うん、また遊ぼうね」

抱きしめ返す〇〇。

沙友理「ほな!さいなら!」

改札口に入っていく沙友理。

18‘

〇「バイバイ〜」

見えなくなるまで、見送る〇〇。

〇「僕も帰ろ」

別の改札に向かう〇〇。

玲香「……」

2人を見ていた玲香…

19‘

To be continued

20‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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にゃにゃみ@妄ツイ師
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