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(3)異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました〜season2〜
1‘
〇「ここか?」
レンカ「はい!」
〇「魔力が満ち溢れているな…」
レンカ「わかるんですか?」
2‘
〇「あぁ」
レンカ「すごい、私なんて微かにしか感じられないのに」
〇「魔力を微かにしか感じられない?それはどうしてだ?こんなにも魔素が濃いんだぞ?」
レンカ「う〜ん、スキルが発動しないのと関係あるのかもしれないです」
3‘
〇「そうかもな、とりあえず入るか」
レンカ「はい!あ、でも気をつけてください!中には精霊様達を守護してる森人族がいます」
〇「エルフのことか?」
レンカ「そうです!森人族は人族に対して、偏見を持ってるみたいなので!」
〇「肝に命じておこう」
4‘
2人は森の中に入る。
〇「…(心:それにしても俺のいた時代とこの時代の精霊の森は雰囲気が違うな…魔素が満ち溢れている)」
レンカ「精霊様はどこにいるんでしょうか」
〇「…止まれ」
5‘
レンカ「え?」
“ヒュンッ!ドッ!”
〇〇の静止で歩みを止めるレンカ、
その足元には一本の矢が地面に刺さっていた。
6‘
レンカ「わぁっ!?や、矢!?」
?「動くな!人間!」
どこからか声がする。
〇「レンカ、絶対動くなよ」
レンカ「は、はい!!」
7‘
?「何しにきた!人間!」
〇「俺の名前は黒石〇〇!ここに住まう“精霊“に聞きたいことがある!」
?「ファミリーネーム持ち…貴様は貴族か?それに精霊“様”に会いたいだと?」
〇「そうだな、あと俺は貴族ではない」
?「…それはできない!」
8‘
〇「どうしてか聞いてもいいか?」
?「…お前…他の人間と違うな…」
森の奥から女性が出てくる。
?「何を精霊様に聞きたい?」
〇「まずは名前を教えてくれないか?」
9‘
リサ「…私はリサよ」
〇「よろしく、リサ、俺はこの呪いについて聞きたいんだ」
洋服を捲り、腹部を見せる。
リサ「っ!?」
弓を構えるリサ。
10‘
レンカ「えっ!?」
リサ「なんだ!その禍々しい呪いは!?」
〇「君にはわかるんだな?この呪いは死の呪いでな、今は“この“時代の濃い魔力のおかげで呪いを抑えられている」
リサ「…お前何者だ」
〇「遠い国からきた異邦人さ」
11‘
リサ「答える気はないか…まぁいいだろう、まずは長老に会ってもらう!」
〇「わかった」
レンカ「は、はい!」
リサに案内されて、森の中を進む。
12‘
リサ「ここだ」
着いた先は小さな里だった。
?「珍しい気配だと思ったら客人かね?」
リサ「レナ長老!!」
13‘
〇「お初にお目にかかる、俺は黒石〇〇と申します」
レンカ「レンカです!」
レナ「私はこの里の長老であるレナじゃ」
リサ「この者達を森の入り口付近で見つけました」
レナ「はて、人族がこの森になんのようじゃ?人族にとってこの森になんの価値もないと思うが」
14‘
〇「俺はこの呪いの事を精霊に聞きにきた」
服を捲る。
レナ「ほうほう…死の呪いかのぉ」
〇「そうだ、この呪いの解き方を知ってるか?」
レナ「そうじゃのぉ〜…まぁ立ち話もなんじゃから私の家においで」
15‘
リサ「長老!?人族を住処に入れるのですか!?」
レナ「この者達に敵意も悪意もない、それにリサよ、そなたもそれがわかっておるからこの里に連れてきたのじゃろ?」
リサ「…はい」
レナ「黒石殿、レンカ殿、きなされ」
長老についていく。
16‘
〜〜〜〜〜
17‘
レナ「まぁ狭いところじゃが、くつろいでくれ」
〇「すまない」
レンカ「ありがとうございます!!」
レナ「それでその呪いの事じゃが…その前に黒石殿、そなたはこの国の出身じゃないじゃろ?」
〇「正解だ、かなり遠い国からこの呪いを解きに来た」
18‘
レナ「ならあてがあるのかの?」
〇「…治せると思っていた人物にその力がなかった」
レナ「そうか…その呪いを解く方法は3つある」
レンカ「3つも!?よかったですね!〇〇さん!」
〇「そんな単純な話じゃないだろ?」
19‘
レナ「まずは一つ目じゃが呪いを解ける人物を探す、二つ目・誰かに呪いを移す、最後は死ぬじゃな」
レンカ「死ぬって!!」
〇「最初の以外は却下だな…」
レナ「しかしじゃがのぉ…私は呪いを解ける人物は知らんのだよ」
20‘
〇「そうか…」
レンカ「〇〇さん…」
レナ「すまんのぉ」
“バタン!!”
21‘
?「長老!!ただいま!!」
いきなり家の扉が開くとそこにはフードを被った女性が立っていた。
?「っ!!人間!!」
急に〇〇に斬りかかる。
〇「くっ!」
22‘
レナ「やめるのじゃ!!」
?「っ!!」
レナ「彼らは客人じゃ」
?「客人〜?」
フードをとる女性。
〇「ミサ…?」
23‘
ミサ「なんで私の名前を知ってんのよ!」
〇「い、いや…知り合いに似てたもんで」
ミサ「…それにしても近くに来るとすごいわね、その呪い」
〇「やっぱりエルフにはわかるのか?」
ミサ「人族には気付けないかもね」
24‘
〇「収穫は無しか…はぁ」
ため息を吐く〇〇。
ミサ「なら花の魔術師に会いに行けば?」
〇「花の魔術師?この世界に魔術や魔法の類はないのでは?」
ミサ「魔法?ってのは知らないけど、魔術はスキルの大昔の言い方よ」
25‘
レナ「そうじゃな、“彼女“なら呪いのこともわかるかもしれんのぉ」
レンカ「その人はどこにいますか!?」
ミサ達に詰め寄るレンカ。
ミサ「も、森の奥の精霊の泉のさらに奥よ、たまにしかいないから今いるかわからないけど」
26‘
レナ「しかしのぉ…精霊の泉は精霊様か森人族しか辿り着けないんじゃよ」
〇「それなら大丈夫だ」
ミサ「はぁ…いいわ、私が案内してあげる」
〇「いいのか?」
27‘
ミサ「なんだか放って置けないわ」
〇「ありがとう、ミサ」
レンカ「ありがとうございます!」
ミサ「これから出発するわ!でもあなただけよ」
28‘
〇〇を指差す。
レンカ「わ、私も!」
レナ「それは無理じゃな、そなたは魔力量が少なすぎる。それでは森の魔素に耐えられんじゃろ」
〇「レンカ?少し行ってくる、これを預かっててくれるか?」
レンカに日本刀を渡す。
レンカ「…お気をつけて」
29‘
To be continued
30‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
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