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(終)人外にモテすぎる僕

1‘

あの襲撃の結末としては

僕は小百合さんを抱えて、一心不乱に飛び続けました。

高度が上がるにつれて、空気が薄くなり

体が凍り始める。

2‘

小百合「早く高度を下げないと、息ができなくなるよ?私は息をしなくても生きてられるから高度を上げても意味ないし」

〇「それは仲間に聞きました、でも凍りますよね?」

小百合「それが目的かぁ〜、確かに凍ったらそのまま地面に落ちて、死んじゃうね、でもそれは君もでしょ?」

〇「はい、でも僕を殺したら皆んなを見逃すならあなたとの約束も守られるでしょ?」

小百合「…あははははっ!!面白いね!あはははっ!降参するよ!」

3‘

小百合さんが降参したことにより、この戦いは終結した。

僕は凍傷したことにより入院することになった。

〇「僕は大丈夫ですから、毎日お見舞いに来なくても…」

蓮加「いえ、貴方は里の英雄ですから」

〇「僕は僕のできることをしただけですから」

4‘

蓮加「それでもです」

〇「気恥ずかしいですね…」

蓮加「ふふっ、私も代理里長になった際に同じことを感じました」

〇「岩本さん」

蓮加「蓮加でよろしいですよ」

5‘

〇「なら…蓮加さん」

蓮加「はい」

〇「他の皆さんにはお伝えしましたが、1週間後に僕の家に来たもらいたいんです」

蓮加「〇〇様のお家にですか?」

〇「はい」

6‘

蓮加「かしこまりました」

〇「あと!そんなにかしこまった喋り方をしないで、素で喋ってくれると嬉しいです」

蓮加「うん、わかったよ!」

〇「うん!その方がいいよ!

7‘

〜〜〜〜〜

8‘

ー1週間後ー

奈々未「結構な人数を呼んだのね?」

〇「はい、皆さんにも関係してますからね」

麻衣「それにしても〇〇に関係してる亜人ばっかり」

真夏「何〜?こんなにお客さんなんて〜」

〇「えー!まずは集まってくれてありがとうございます!今日は皆さんに報告があるので集まっていただきました!」

9‘

みんなが見える位置に立つ〇〇。

〇「今日は集まってくれてありがとうございます!!本日集まってもらったのはお伝えしたいことがあるからです!まずは先生方に」

沙友理「うちらに?」

七瀬「なんやろね?」

〇「僕は人族と鴉天狗族のハーフです!」

絵梨花「えっ!?」

10‘

真夏「そうなの?!」

美彩「思い出したのね?」

〇「はい」

七瀬「鴉天狗ってことは翼があるんやろ?」

〇「ありますよ」

11‘

沙友理「見せてや〜」

〇「いいですよ!」

“ばさっ!”

真夏「本当に亜人なんだ…しかも人族とのハーフ…」

絵梨花「それにしても白鴉なんて…」

12‘

〇「先生方は白鴉って知ってるんですね?」

真夏「あの学校の教員してるなら知ってるわよ」

〇「え?」

美彩「あの学校の理事長は亜人だからね?しかもかなりの年月を生きた」

〇「そうだったんだ…」

深川「それで、他には?」

13‘

〇「そうでした、僕は鴉天狗族の里に行こうと思います」

麻衣「うぇっ!?」

飛鳥「どういうこと!」

蓮加「ふぇえええええええ!?!?!?」

奈々未「蓮加ちゃんも知らなかったのね?」

14‘

〇「僕が里にいることで里のみんなが成長できるんです」

真夏「〇〇くんはそれでいいの?」

蓮加「そうだよ!〇〇くんは自分の人生を!」

〇「これが僕の人生なんです」

蓮加「いいの?」

15‘

〇「はい」

奈々未「そう…貴方が決めたならいいわ」

麻衣「奈々未!」

奈々未「流されやすい〇〇が決めたことよ?」

麻衣「でもぉ…」

16‘

〇「ごめんなさい…」

麻衣「はぁ…わかったよ」

蓮加「本当にいいの?」

〇「はい、でも」

全員「でも?」

17‘

〇「亜人は一夫多妻が可能なんですよね?」

全員「〇〇(くん)!!」

〇「僕と結婚してくれる人とはしたいと思っています、してくれますか?」

全員「もちろん(はい)(喜んで)!!!」

19‘

END

20‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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にゃにゃみ@妄ツイ師
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