そこは、だめだって!
1‘
〇「はぁ…」
美波「ため息なんて吐いて、どうしたの?」
〇「それがさ?毎日、毎日大変なわけよ」
美波「うん、話が見えないな」
2‘
〇「あ、いや、姉ちゃんのことだよ」
美波「あ〜、美月ね〜」
〇「そう!毎日大変なわけよ〜」
美波「美月の〇〇好きはやばいからねぇ〜」
3‘
美月とは山下美月(17)
俺、山下〇〇(17)の双子(二卵性)の姉だ。
姉ちゃんはものすごく、俺のことが大好きだ。
いわゆるブラコンってやつだ。
4‘
ただのブラコンではなくて、ド!が付くほどのブラコン。
何するにも、かっこいいだとか、可愛いだとか
大したことしてないのに、すごく褒められる。
それだけならいいんだけど
5‘
〇「毎日、お風呂に侵入してこようとするんだよ〜」
美波「マジか〜」
〇「俺らもう高校生じゃん?小学生ならまだしも、今はね?」
美波「確かに〜、でも気持ちはわかるかも?」
〇「…?どうして?」
6‘
美波「だって、〇〇ってすごく女の子みたいな体つきだし、肌だって綺麗だし」
〇「おまっ!俺が気にしていることを!」
美波「顔だって、可愛いし…」
〇「言ってはならんことを!」
7‘
美波「ごめんね?」
“なでなで”
〇「ぅっ…美波だから許す」
美波「ありがとう(心:ぁー、可愛い💕)」
8‘
美月「あー!!!!」
突如、クラス内に大きな声がこだまする。
〇「うわぁっ!?」
美波「美月!大きな声出さない!!」
美月「どうして、私の〇〇くんの頭を撫でているの!?」
9‘
美波「なんでって…別にいいでしょ?」
美月「いや、だめに決まってるでしょ!?」
美波「どうしてよ」
美月「私の〇〇くんだからよ!!!」
いや…俺は姉ちゃんのじゃない
10‘
毎回、こんな感じ
俺の事、好きすぎだろ
美月「〇〇くん!!」
〇「ひ、ひゃい!?」
美月「私と梅!どっちがいいの!?」
11‘
え?どうしてそうなった?
〇「え…っと…」
美月「〇〇くん!」
美波「はぁ…〇〇が困ってるでしょ?」
美月「うぅ…ごめん」
12‘
〇「ぁ、大丈夫だよ、でも皆もいるから程々にね?」
“なでなで”
美月の頭の撫でる〇〇。
美月「うんっ💕」
美波「よかったねぇ(心:〇〇も大概よね)」
13‘
〜〜〜〜〜
14‘
〇「ふぅ〜、帰るか〜」
美月「〇〇くん!」
〇「ん?」
美月「私、生徒会の仕事があるから先に帰ってて?」
〇「りょうか〜い」
15‘
美波「じゃあ、今日は私と帰ろっか?」
〇「そうだな!」
美月「ぐぬぬ!梅!ちゃんと〇〇くんを送り届けるのよ!!」
〇「俺は子供か!」
美月&美波「「1年前、ホテルに連れ込まれそうになったでしょ!!!!」」
16‘
〇「うっ!」
そう、俺は見た目のせいで、
男にホテルに無理やり連れ込まれそうになった。
美月「いい?家に帰ったら必ず鍵をかけるんだよ?」
〇「…わかってるよ」
17‘
美月「羨ましいけど、〇〇くんをお願いね?」
美波「任された」
そういうと美月が教室から出ていく。
美波「じゃあ帰ろっか?」
〇「うん」
18‘
〇〇は美波と帰宅する。
帰宅後、美月の言いつけ通り、家に鍵をかけて
家事をする。
両親は海外赴任してるため、美月と2人で暮らしてる。
19‘
〇「ふっふ〜ん♪」
帰宅してから2時間
〇〇はヘッドホンで歌を聴きながら
晩御飯の準備をしてる。
20‘
“ぎゅっ”
〇「うわぁっ!?」
美月「ただいま💕」
〇「なんだ、姉ちゃんか」
美月「鍵持ってるのは私しかいないでしょ?」
21‘
〇「そ、そうだけどさ〜、急にはびっくりするでしょ?」
美月「ふふっ💕」
“むにゅっ💕”
〇「ひゃっ!?お、お尻揉むなっ!」
美月「いいじゃ〜ん💕」
22‘
“むにゅむにゅ💕”
〇「だか、らっ…やめっ…」
美月「えへへへへへ💕」
〇「あ、そこは、だめっえぇぇぇえぇぇぇええ!!!!!!!!!!」
23‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
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