見出し画像

(9)弱さとは罪か?

1‘

絢音「ありがとうございました…」

〇「いえ…」

少し気まずい空気。

絢音「ま、また来てくださいね!」

〇「は、はい!」

2‘

絢音さんのお料理教室をでる。

“〇〇?“

後ろから名前を呼ぶ声がする。

〇「……」

この声はあの人しかいない

3‘

僕は何も答えずに歩き出そうとする。

“〇〇!”

〇「っ…美彩さん…」ピタッ

腕を掴まれる。

美彩「なんで無視するの?いや、無視するのもしょうがないよね…」

4‘

〇「離してください」

美彩「〇〇と話がしたいの!」

〇「僕は話すことはありません…」

美彩「お願い、話を聞いて?」

〇「離してください!」

5‘

少し大きな声を出してしまう。

絢音「大丈夫ですか?」

店の前なのでもちろん、中の絢音にも声が聞こえてしまう。

〇「ぁ…」

絢音「誰だかわかりませんけど、“〇〇“さんが困ってしますよ?」

美彩「誰だかわかりませんが、これは私と〇〇の問題なので」

6‘

〇「いっ…」

絢音「腕を離してください、痛がってます!」

美彩「ぁっ、ごめん」

腕を離す美彩。

絢音「こっちに!」

今度は絢音が〇〇の腕を掴み、自身の後ろにやる。

7‘

絢音「〇〇さんが怖がっています!帰ってください!」

美彩「っ…わかりました」

立ち去る美彩。

絢音「大丈夫ですか?」

〇「は、はい」

震えている〇〇。

8‘

絢音「一旦中に入るましょう」

〇「はい」

店の中に入る2人。

絢音「今、お茶入れますね」

〇「ありがとうございます」

9‘

絢音「あの人…さっき話した方ですよね?」

お茶を用意しながら聞く。

〇「…はい」

絢音「どうしますか?誰か呼べる方がいらっしゃるなら、その方が来るまでここで待って大丈夫なので」

〇「ありがとうございます」

10‘

〇〇はどこかに連絡する。

絢音「連絡つきましたか?」

〇「はい」

絢音「ではお話をして待っていましょう」

11‘

〜〜〜〜〜

12‘

玲香「〇〇くん!」

〇「玲香さん!」

玲香「どうしたの?迎えに来てなんて」

〇「実は…」

先ほどあったことを説明した。

13‘

玲香「そっか、大丈夫?」

絢音「初めまして、私は鈴木絢音といます、一応怪我がないかの確認はしましたのでご安心ください」

玲香「桜井玲香です、本当にありがとうございました!」

絢音「では“〇〇”さん、お気をつけて」

〇「ありがとうございました!」

14‘

お店を出る〇〇達。

玲香「本当に大丈夫?」

〇「はい、少し手首が痛いですけど、」

玲香「いえ帰ったらもう一回冷やそう?」

〇「そうですね」

15‘

To be continued

20‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。

いいなと思ったら応援しよう!

にゃにゃみ@妄ツイ師
ありがとう!