「教育と地域活性的活動は本質的に同じ」なのか。
地域おこし協力隊2年目後半。
先日お会いした方に、教員から地域おこし協力隊になったことを伝えると、
「あー、たしかに、本質的な部分では同じかもですね。」
という言葉をもらった。
うんうん、そうかもな、と思って、
しばらくしてから、なぜ、自分は同意したのかということを突き詰めていくことにした。
結論から行くと、地域おこし協力隊としての活動のビジョンを組み立てる時、授業を組み立てる時と同じような方法を使っているな、それは、ゴールが似ているからだろうな。
というのに至った。
ーー
私は、中学2年生の頃から教員になりたいと思っていた。
どうしたら教員になれるか、尊敬している先生に聞くと、「自分が教員になるという気持ちで、授業をしている先生を見なさい」という言葉をもらった。
勉強もせずに、先生の挙動、板書、目線などなどをみて、これは良いなとか良くないなというのを学んだ。
そして、授業には「限界」があることをなんとなく知った。だから、何のために授業するかという軸が大切で、受けた半分くらいの授業は、「やったという既成事実をつくる」ため。
私が目指すのは、「その教科と生徒をつなぐため」の授業だと思った。
だから、寝させるのはよくない。工夫が必要。
でも、疲れてたら寝る生徒の気持ちもわかるから、ノートをうつしたときに、ん?なにこれ?分かるし、面白いな、という板書が必要。
とかとか、中学生のくせに偉そうに考えていた。
大学生になって、中学生の時の気持ちをまだ覚えていて、「ユニークな授業を作りたい」というので動いていたら、教科教育法の授業で、もっとスタンダードな授業をやるべきだと注意された。
あとから考えると、守破離の守のことだとわかった。当時は、指導案のコピペ作業にうんざりだった。
教員になって3年目についてくれた指導の先生が素晴らしい授業づくりをしていて感銘を受けた。
1回の授業範囲の中で、1番の「山場」(心が揺さぶられる場面)を見つけること、
問いを設定してシミュレーションすること、
この2つ。
ーーー
授業づくりの方法として
どこに心を揺さぶられるか
どういった問いを作るか
が、大切だった。
この2つは、地域活性的な取り組みにも通じると思う。
ーーーアイデアーーー
1つのプロジェクトを考えた時に
さまざまな立場の人間がいて、
それぞれがどこで1番心ゆさぶられるかを
考える
山場を把握すると、するべきことがわかる。
できるだけこちら側の意思も反映させたいとなると、山場を作るとできる。
主体的な空間づくりをもとめるのであれば、
「何か足りない‼︎」と思ってもらう空間作りが必要なので、
「何か足りない‼︎」を山場にする。
補い、達成することが目的。
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