もっと見たいよイタリアン・ドラマ
マッテオ神父の事件簿
イギリスBBCの「ブラウン神父」にインスパイアされたのかな?というようなドラマだが、南イタリアの雰囲気と軍警察と国家警察があったりするのが他の国とは違っていて面白い。
聖職者探偵はみんな自転車をかっ飛ばすのは何故なのか。
ブラウン神父は割と男女のもつれの話が多いように思うが、
マッテオ神父は一貫して若者の問題を一緒に考えるスタイル。
犯罪に関わってしまった若者が留置されているところへ行っては
真相を聞き出し、自分を大切にするように諭すのだ。
ちょっとその理屈はわからないな? と思うこともある。
男女問題についてはブラウン神父のほうが公平な見方をしている。
マッテオ神父の言説はちょっと女性に負担が大きいな。
シチリアの人情刑事 モンタルバーノ
対してモンタルバーノは大人の番組だ。
しかも舞台はシチリア。1本2時間ある、いわゆるTV映画だ。
凝ったシナリオ、人情の機微、食へのこだわり(笑)
モンタルバーノはアサリのスパゲティに粉チーズはかけない。
とにかく景色が美しい。
ああ、次にイタリアに行く時はシチリアに行こう、
この町のモデルになったところへ絶対に行こう、と思わせる。
モンタルバーノが電話に出るとき
「il conmessario Montarbano sono」(スペルちがってたらすみません)
と毎回言うので覚えてしまう。
まあ、警視のモンタルバーノです というだけのことだけれども。
こちらはスピンオフの「ヤングモンタルバーノ」。
昔の話ながら、1990年当時でシチリアはこうだったのか!という
驚きがあった。
読み書きもできず、家政婦か娼婦しかできることがない女の子が
「割と普通にいる」存在として登場するなど、
イタリアの南北地域格差が描かれている。
この間みた、ローマの刑事「ZEN」は英語を喋っていた。
なんで全員ローマにいるのに英語なの。
BBCで作ったからなのね?
でもやっぱりイタリア語、ローマ弁で話してほしかった。
結局、何が言いたいかというと
イタリアが舞台のイタリア語のドラマがもっと見たいぞ!
とタイトルと全く同じ、単純なことだ。
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